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【J2:第12節 熊本 vs 愛媛】プレビュー:GWシリーズの締めくくり。5試合ぶりの勝利を目指す熊本が、勝点差1の愛媛を迎える。(10.05.07)

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5月8日(土)J2 第12節 熊本 vs 愛媛(13:00KICK OFF/水前寺チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch183 12:50〜(解説:池ノ上俊一、実況:山崎雄樹、リポーター:風戸直子)
--試合速報--
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ゴールデンウィークの連戦も今節でひと区切り。この3試合を2分1敗できた熊本にとっては、前節の大敗のショックを払拭する上でも勝点3を取りたい一戦。背後に迫って来た愛媛を、ホームの熊本市水前寺競技場に迎える。

順位表を見ると千葉県勢2チームがやや抜け出た感もあるが、3位の甲府から11位の栃木まで勝点差は6しかなく、まだまだ順位は混沌としている。短いスパンでの連戦でいかに勝点を積み上げられるかがシーズン中盤の趨勢にかかってくるが、なかなか勝点差が開かない流れは、中位にいるチームにはありがたい状況。熊本はこの3試合で勝点2を加えたに留まり、順位も8位となったが、まだ上位にも手が届く位置にいる。確かに、鳥栖戦も札幌戦も「勝てた試合」だったというイメージがあるが、高木琢也監督は「戦力面などを考えたら、よくやっていると思う」と前向きに捉えている。

さて、前節の結果は精神的にも大きなダメージを与えるものとなったが、7日の練習を見たかぎり、その敗戦をひきずっている選手はいないようで、トレーニングの雰囲気も決して暗くなかった。だが屈辱的な敗戦だからこそ忘れ去ってしまうのもダメで、しっかりと胸に刻んでおくことは必要。6日の練習は会場の都合で非公開ということになったが、トレーニングを始める前のミーティングで、熊本は福岡戦の映像を全員で見たという。普通はいくつかのシーンに編集して時間を短くするのかもしれないが、今回は90分まるまる、キックオフから試合終了までを見たそうだ。
「皆でいろいろ話しながら見ました。取られた場面は全部、クロスもシュートもフリーにしてる。声を出してコミュニケーションを取るとか、1人1人がやるべきことをやれてなかった。でも十分反省しました」と、キャプテンの原田拓は言う。

対する愛媛は、現在勝点差1の9位。首位の柏に次ぐ5という失点の少なさが特徴で、ここまで10試合を戦って、熊本が前節の1試合で割られたゴール数より少ないということになる。負傷で離脱していたアライールが前節から復帰しているが、不在だった9節、10節も急造のDFラインで乗り切ったように、愛媛の堅守は個の強さというよりも組織。最終ラインと中盤でしっかりと2ラインを作った守備から網にかけてボールを奪い、中盤からサイドを経由して攻撃に転じるが、攻撃に関してはここまで7点と、チャンスを作りながらも決めきれていない印象もあり、ゴール前の精度もひとつの課題となっている。

熊本は前節6失点しているため当然ながら守備の部分は意識せざるを得ないが、勝つためにはやはり得点が必要とあって、この堅い守備をいかにこじ開けるかがひとつのポイント。愛媛にとっても中2日というハードなスケジュールの中、前から勢い良くプレッシャーをかけてくるとは考えにくく、中盤も含めしっかりとしたブロックを形成するとなれば、そのギャップを狙って受けに入る動きや、そこからさらに引き出す動きが必要となる。7日の練習ではDFをつけずにボールの動かし方を確認していたが、ゾーンを敷いたディフェンスを崩すにはどこかでクサビを打ち込んでスピードアップしなければならず、そのタイミングを共有し、有機的に連動できるかに注目したい。

守備に関しては、前節できなかった事を徹底することが最低限のミッションとなる。愛媛でチーム内最多3ゴールを挙げている福田健二は、今までに対戦したチームの中心的なFWと若干違い、1人でも勝負できるだけでなく周りを生かす働きもできるタイプ。フリーになるための動きにも優れ前線で起点となるので常に視界に捉えておく必要があるが、福田ばかりに気を取られ、サイドへのはたきや2列めへの落としに対して飛び込んでくる選手をフリーにしないよう、しっかりとコミュニケーションをとってケアしたいところだ。

連戦と暑さなどが選手に与える影響は大きく、「我慢比べになると思う」と高木監督も話すように、攻守において焦れることなくチャンスを窺えるか。今節はFWの松橋章太とDF福王忠世が出場停止と苦しい状況にある熊本だが、そこは代わりに出場する選手の思いの強さも問われるところ。「前節の負けを取り返せるのはグラウンドしかない」と、市村篤司は言う。厳しい日程の締めくくり、全員で戦って、5試合ぶりの勝利を手にしたい。

以上

2010.05.07 Reported by 井芹貴志
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