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【J2:第12節 東京V vs 草津】プレビュー:「結果」の欲しい東京Vは、今度こそホーム初勝利をサポーターに!「内容」の欲しい草津は、目指すべき道しるべを見つけられるか。(10.05.07)

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5月8日(土)J2 第12節 東京V vs 草津(16:00KICK OFF/味スタチケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch183 15:50〜(解説:遠藤雅大、実況:山下末則、リポーター:高木聖佳)
--試合速報--
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16位・東京Vと17位・草津の勝点差は1だが、チーム状況には大きな差があるようだ。

東京Vが今節迎える相手・草津は、第8節で初勝利を挙げると連勝。うまく勢いに乗ったかと思われたが、前々節・岐阜戦、前節・北九州戦と勝利を逃している。
「勝っていても、『ただ何となく勝っているだけ』だったし、負けていても『何となく』。毎試合“行き当たりばったり”という感じ」が、草津選手たちの心情だ。毎試合、先発メンバーが入れ替わるというところにも、いまのチームの迷いは表れているのではないだろうか。まず、急がれるのは、“目指す方向性の確立”か。
「結果も欲しいけど、それ以上に内容が欲しい」(松下裕樹)
中2日で迎える試合のため、前節からの急変を求めるのは難しいところだが、少なくともこの試合で、次につながる何かを見出したい。

副島博志監督は前節、軸となっていた高田保則、廣山望に代え、菊池大介、山田晃平というドリブルを得意とする選手を先発起用した。そこには、つないで中盤を組織して展開する戦い方から、少ないパスで縦に速いサッカーへの転換の意図が見て取れた。

初先発となった菊池は見事な先制ゴールを決め、采配が功を奏したかに見えたが、試合後に副島監督が菊池について語ったのは「シュートだけよかった」の一言。戦術的な評価には触れなかった。満足度はいかほどだったのか。どのような布陣でスタートするのかに、今後目指したい方向性の一端は見られそうだ。注目したい。

また、草津といえば、東京Vのサポーターにとっては廣山との再会が楽しみではないだろうか。当然、廣山も同じ思いだという。「実は、草津好調じゃん!と思われるような、目立った活躍をしたい」と、内心燃えていた。敵に回すと非常に厄介な相手である。逆に東京Vは、彼の存在をいかに消せるかが勝利へのポイントとなろう。

さて。東京Vだが、方向性という意味では、こちらは始動当初から何一つ変わっていない。先発メンバーも、基本的には毎試合ほとんど変わらず、安定している。川勝良一監督の揺ぎ無さの証明といえよう。

それを支えている大きな要素の1つが、「サポーターの声援」だと、監督・選手は口々に話す。開幕から続いた敗戦はもとより、前々節・鳥栖戦、前節・札幌戦と、結果が出始めた中での連続ドローに対しても、「温かく声をかけてくれた。たぶん、同じ引き分けでも、楽しさがプラスアルファされてなかったら、間違いなくブーイングだったはず。内容を見て、みんなも可能性を感じてくれていると思う」と、吉田正樹は語る。自身も、サポーターから送られる声援から、自分たちのサッカーに確かな手応えを感じているようだ。

だからこそ、とにかく、とにかくホーム初勝利が欲しい。この試合は、勝利こそ至上命題といえよう。そこで、川勝監督が最も重要視するのが、繰り返し言い続けている「どんな相手でも手を抜くな」の部分だ。

決して相手を軽視しているという意味ではない。ただ、「若い選手が多いだけに、例えば昨年の順位や対戦成績などによって、相手を判断してしまう恐れがある」と指摘する。実際、結果は別として柏、福岡、甲府など、上位チームとの対戦では90分間高い集中力を持った戦いができているのに対し、昨季分の良かった熊本、愛媛、今季からJ2参入した北九州戦などは、内容の乏しくなる傾向があった。

川勝監督は常々「絶対(試合に出られる保証)はない」と言っているだけに、例え連戦だとはいえ、少しでも気を抜く選手は即刻ピッチから去れ、といった内容の喝が入るに違いない。第7節・岐阜戦以降、以前のような大きな好不調差がなくなっている。疲労感は否めないが、相手も条件は変わらない。最大限の力で自分たちのサッカーをやりきり、勝利を勝ち取りたい。

自分たちが主導でゲームを運ぶためには、やはり先制点が欲しい。シュートの意識は確実に増しているだけに、そこにつながるクロスやパスの精度をより高めることも重要だろう。また、終盤でのゲーム運びもポイントとなりそうだ。交代選手が求められる役割は、点差、流れによっても変わる。それらも含めた状況判断を、チームで統一させたい。

「当然守るべき規律はある。その上では、常識よりも可能性が大事」だと川勝監督は力説する。
“チームプレー”の名の下に、セーフティ範囲内に自分を小さく抑えてしまうのではなく、自分の長所がその範囲を突き破れる可能性があるなら、どんどんトライしろ。それでこそ、チーム全体の輪も大きく広がっていく、という意味だという。
アイデア溢れる、思い切ったプレーが随所で見られることを期待したい。

以上

2010.05.07 Reported by 上岡真里江
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