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【J1:第10節 新潟 vs 横浜FM】レポート:新潟が2年半ぶりの逆転勝ちで今季ホーム初勝利。横浜FMは先制点を生かせず(10.05.06)

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5月5日(水) 2010 J1リーグ戦 第10節
新潟 2 - 1 横浜FM (16:04/東北電ス/41,002人)
得点者:7' 渡邉千真(横浜FM)、38' 曹永哲(新潟)、65' マルシオリシャルデス(新潟)
スカパー!再放送 Ch183 5/6(木)14:00〜(解説梅山修実況内田拓志リポーター鈴木英門)
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新潟が横浜FMを2-1で下し、今季ホーム戦初勝利を挙げた。前半7分に先制されるが、曹永哲の3試合連続ゴールで追いついた。1-1で迎えた後半20分、マルシオ・リシャルデスが逆転のゴール。新潟のホーム戦の白星は、昨年6月28日の第15節名古屋戦以来になる。
横浜FMは前半7分に渡邉千真のゴールで先制するが、勢いは続かなかった。

4万人の観衆で埋まったビッグスワンが、この日一番の歓声に包まれた。5分のロスタイムを経て終了のホイッスル。ピッチ上の新潟の選手たちは雄たけびを上げながら抱き合い、黒崎久志監督らベンチのスタッフは代わる代わる握手を交わした。

ホーム戦は11か月ぶりの勝利。逆転勝ちは2007年11月10日の第31節F東京戦以来、約2年半ぶり。「今までの悔しい試合を思い出した。その分、終わった瞬間は喜びが大きかった」。普段は冷静なキャプテンの本間勲は表情を緩めた。
前節のアウェイ神戸戦で、今季のリーグ戦初勝利。勢いはあった。ただ、前回のホーム戦、第8節広島戦では後半の最後に追いつかれて2-2の引き分けだった。それだけに「ロスタイムが長く感じた」(本間)。
当然、集中もしていた。ロスタイムは、ほぼハーフウェイから自陣に引いた状態だった。奪ったボールは迷わずに遠くへクリアするなど、守り方は意思統一されていた。

難産の末の1勝。立ち上がり、横浜FM・渡邉千真にゴール前へ飛び出され、先制点を奪われる。ただ、その後は慌てなかった。ボールを奪ってすぐにカウンター、押し込んでからもしつこくボールをつなぐ。前半38分の曹永哲の同点ゴールはその流れで生まれた。後半20分、三門雄大が左サイドを抜けてクロスを入れると、ファーに走り込んだマルシオ・リシャルデスがぴったりのタイミングで逆転ゴール。「監督からサイドから攻めるように求められていた。狙い通りだった」。マルシオ・リシャルデスが言うように、自分たちの戦い方を粘り強く貫いた結果が逆転勝利だった。

チームリーダーの内田潤が腰痛で戦線離脱。本間も目を負傷してこの試合は途中出場、マルシオ・リシャルデスも前節神戸戦で肩を痛めるなどチーム状態は万全ではない。そんな中、3試合連続ゴールの曹永哲、内田に代わって右サイドバックに入った西大伍、ボランチの小林慶行、FWでスタメン出場を続けるミシェウら若手の成長、今季新加入組のフィットが目に見えてきた。
「競争がいいほうに効いてきた」。黒崎監督は歯車がかみ合った状態を実感した。

横浜FMは先制点を生かせなかった。前半7分、右サイドで起点を作ると、水沼宏太がラストパス。タイミングよく抜け出した渡邉が難なく押し込んだ。ただ、そこまでだった。
「先制点を取ってから、まったくサッカーができていなかった」。木村和司監督の口調は厳しい。
ボールを1度下げてロングボールを入れるが、新潟の守備にきっちりと芽を摘まれた。後半は中盤でボールを失い、カウンターに持ち込まれた。ボールをつないだ時は、相手守備を簡単に突破するが、ゴール前での精度を欠いた。リードされてから中村俊輔を起点にサイドから崩しかける場面が増えただけに、先制してからの失速が悔やまれる内容だった。

連勝した新潟だが、開始直後に失点するなど、不安定な要素も。次節はここまで無傷の清水が相手(5/8@アウスタ)。結果に内容が伴う試合をすることで、連勝が意味のあるものになる。連勝を逃した横浜FMは、要所で個の力をスムーズにつなげることが課題に。どちらも次節につながる要素は多く見られた。

以上


2010.05.06 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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