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【J2:第11節 甲府 vs 柏】プレビュー:首位・柏に3位・甲府が挑む因縁の対決。スペースの作り合いと埋め合いを制するのはどっちだ(10.05.04)

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5月5日(水)J2 第11節 甲府 vs 柏(14:00KICK OFF/小瀬チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch171 13:50〜(解説:外池大亮、実況:吉岡秀樹、リポーター:石河茉美、プレーヤー解説:林健太郎)
--試合速報--
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勝っていると気がつかない内にあやふやになるものがある。しょっちゅう負けて嫌というほどそれを気づかされるのは嫌だが、負けないと気がつかないことも少なくない。でも、出来れば勝っている内に修正したい。FCバルセロナはごく稀にしかリーグ戦では負けないけれど、負ける前に修正しているはず。リーグのレベルは違うけれど、甲府がそれに少しでも近づくためにも、前節の横浜FC戦で勝って勉強させてもらったことを今節に活かして欲しい。

マークや守備の連携が雑になる傾向は5−0で勝った富山戦(第7節)からあった。横浜FC戦の大逆転勝利でJ1昇格が決まるのなら来年のことは佐久間悟GMと内田一夫監督に任せて、一週間飲み続けて酒の妖精になってもいいけれど、シーズンはまだまだ続くし、4位以下は鼻息を感じるほど近いところにいる。勝ちながらの修正が出来るかどうかが今節の甲府の課題。

その課題について津田琢磨は「(横浜FC戦の)最初の失点は100%の力で守備に戻ってないから」と具体的に指摘する。藤田健は「ふわっとゲームに入っていた」と言い、養父雄仁は「小瀬なら最初からガツガツ行けるのに、アウェイの立ち上がりは鈍いところがある。今の甲府は点が取れているから点を取ってリズムを作っている。(今節)点が入らないときにどうなるか。点が入るときはマークが雑になることがあるけれど、1点勝負になったときにそこで集中してやっていけるか。アウェイでも凄く応援してもらっているけれど、ホームは圧倒的な後押しがあるし、相手が首位のチームなので連勝を意識しないで柏に向き合えると思う」と話す。

内田監督は「やるべきことが出来るようになってくる中での安心感やメンタルの部分で緩さが出てきたかなぁという感じ。横浜FC戦は0−3になってお尻に火がついて気づかせてもらった。横浜FCが引いて甲府が思うようにボールを回せるようになったときに、どうやれば相手が下がらざるを得なくなるのか学ばせてもらった。ラッキーな部分もあったと思う」と、進化ゆえの課題と認識している。

柏に対しては「一人ひとりの技術がしっかりしていてゲームの主導権を取っている。DFラインは人に強く、よく守れている。柏の実力を考えると守備にエネルギーを使わないといけない時間があると思う。負けないことも重要な要素。ただ、失点しないことは大事だが、守備的に戦うのではなく、ボールを簡単に失わないことが重要。お互いにボールを動かしながらの消耗戦になるかもしれない。スペースの作り合いと埋め合いの勝負。そのなかで強かさと貪欲さが欲しい」とマッチアップで甲府の選手がどれだけやってくれるのか楽しみにしているようにも感じるコメントを残した。

確かに首位の柏はJ2のリッチマンで強い。ゴール数はそれほどでもないけれど、失点の少なさは尊重すべき数字。柏の試合をスタジアムで見たのが今節初めて(愛媛戦)だから他の節と比べようがないが、甲府が主導権を取ったとしても負ける可能性が十分にある相手だと感じた。クロスやセンタリングの精度が高く、それに入ってくる選手のタイミングがいいから少ないチャンスでも決めることが出来る。ここ数節の甲府は点を取れているが今節は難しいだろうし、少ないチャンスでも与えてしまえば失点する可能性がある。これまでは相手のラストパスの精度不足や決定力不足に助けてもらったこともあったが、柏は勘弁してくれない。

甲府と柏は節目で当たる因縁があるように思う。憎しみ合うような因縁ではないが、歴史と伝統と実績がある柏と因縁があることは、甲府にとって幸せだ。こういうことを積み重ねて甲府の歴史も作られる。そして、柏U-18出身の選手が甲府で活躍している繋がりもある。今のメンバーでは畑田真輝がその選手で、明日はベンチ入りの可能性が高い。現在は本職の中盤だけでなく、サイドバックでもプレーしてチャンスを掴もうとしている。

柏とは関係ないが「柏」という姓を持つ柏好文(山梨県出身・フォルトゥナSC→韮崎高→国士舘大)もベンチ入りの可能性があり、「柏U-18出身の畑田のパスを受けた柏が柏のゴールネットを揺らした〜。柏は嬉しいプロ初ゴールだが、柏にとって痛い失点」なんてアナウンサーが混乱する展開になれば面白い。「柏」という姓を意識せざるを得ない対戦だが、裏に抜けるタイミングとスピードでアピールしたくてウズウズしている。柏にもU-18出身の山崎正登や比嘉厚平ら出たくてウズウズしている選手もいる。ボールを動かしながらの消耗戦がどんなマッチアップになり、チャンスを貰う若手がどんなプレーを見せるのか非常に楽しみだ。

以上

2010.05.04 Reported by 松尾潤
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