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【J2:第11節 福岡 vs 熊本】福岡側プレビュー:苦しい時に何が出来るか。バトル・オブ・九州第2戦は福岡の真価が問われる試合(10.05.04)

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5月5日(水)J2 第11節 福岡 vs 熊本(14:00KICK OFF/レベスタチケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch173 13:50〜(解説:吉村寿洋、実況:南鉄平、リポーター:森田みき、プレーヤー解説:中払大介)
--試合速報--
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「リーグ戦は1年間の戦い。いつかは苦しい時期が来ると思っていた。それが今だということ。苦しい時に何が出来るかがチームに問われている。どんなチームであっても、苦しい時期を乗り越えてこそ良い時期がやってくる。今はピンチというよりも、むしろチームがレベルアップするための必要な時期と捉え、自分たちの力が試されていると思って毎日を過ごしている」(丹羽大輝)。
今チームに必要なことは、過去5戦(1分4敗)の結果を真摯に受け止めて、そして自分たちを見つめ直して前へ進むことだけ。やるべきことのひとつ、ひとつを試合の中で100%発揮すべくプレーするだけ。その先に勝利がある。福岡はピンチをチャンスに変えるべく「バトル・オブ・九州」第2戦を迎える。

「バトル・オブ・九州」第2戦に迎えるのは熊本。新たなダービーとしてスタートした2008年シーズンは1勝1分1敗と五分の星だったが、昨シーズンは福岡が2勝1分。ここまでは、福岡がJリーグの先輩としての意地を見せていると言っていいだろう。しかし、今シーズンの熊本は新たに高木琢也監督を迎えてチーム強化に着手。昨年までとは全く違うチームになっている。第10節を終えての成績は4勝4分2敗の6位。直近の5試合では1勝2分2敗と、数字の上では開幕当時に比較して勢いがなくなってきたようにも見えるが、試合ごとに変化の跡を見せるチームは確実に成長を続けており、堅守をベースにシンプルなサッカーを展開する熊本との九州ダービーは、新たな様相を見せる気配を漂わせている。

その熊本との対戦を迎えるにあたって、福岡に求められているのはチャレンジャーとしてぶつかる姿勢だ。ピッチの上で表現しなければならないのはアグレッシブでスピーディーなサッカー。それは今シーズンを迎えるにあたってチームが掲げていたテーマでもある。
福岡が好スタートを切ったのは、その姿勢をピッチの上で貫いたからこそ。そこには、自分たちの力の全てを相手にぶつけて勝利をもぎ取る気迫があった。しかし、現在は無難にゲームを進めようという意識が高くなってアグレッシブさに陰りが見え、結果が出ないことで更に無難にプレーするという悪循環に陥っている。ほとんどの試合でボールを支配し、チャンスも作っているにもかかわらず躍動感が感じられないのは、そういった理由によるものだ。

2007年に2度目のJ2降格を経験してからの成績は7位、8位、11位。客観的に見れば、福岡はJ2中位のチームでしかなく、決してJ1昇格の有力候補ではない。失うものはひとつもなく、むしろ、目標である3位以内に入っての昇格を達成するためには、常に全力で何かを奪い続けなければいけない立場にある。敗戦が続けば臆病になることもあるだろうが、思い出すべきは自分たちはチャレンジャーであるということ。掲げる目標は、リスクを冒さず、無難な戦いを続けて手に入れられるものではない。

さりとて、それは戦う上での基本的な部分。勝利を掴むためには、具体的な戦い方の修正も必要だ。過去5試合で2得点しか上げられない攻撃をどうやって活性させるか。それ抜きでは勝利は得られない。
素早く相手の裏を突くのが今シーズンの福岡の攻撃の形だが、福岡の決定機のほとんどは、高い位置にボールを収めて、そこへ2列目から斜めに長い距離を走って裏へ出て行くことで生まれている。それは勝星から見放されている過去5試合でも変わりはない。ただし、得点力不足に悩むようになってからは、直接ラインの裏へボールを供給する場面が増え、あるいはロングボールを前線に送るために、前線の選手が50−50の状態で相手と競り合わなければならず、うまくボールを収められない状況が続いており、福岡が得意とする形がなかなか生まれない。この部分について、篠田善之監督がどのような修正を施したのか。そこも熊本戦では重要な要素になる。

そして、勝利への最大のポイントはやはり先制点。開幕当初は大量得点を奪う試合が続いたが、福岡の基本は守備。大久保哲哉にも、高橋泰にも、まずは求められるのは前線からの守備で、無失点で試合を続けて、相手に隙が見えたところで一気にゴールを奪うのが福岡のスタイルだ。まして、熊本も含めて、J2は堅守をベースにするチームがほとんどで、先制点が持つ意味合いは非常に大きい。我慢比べの時間帯を凌いで、ここぞというところに一気に力を集中させる。それが6試合ぶりの勝利を手にするための鍵になる。

以上



2010.05.04 Reported by 中倉一志
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