5月5日(水)J1 第10節 C大阪 vs 鹿島(14:00KICK OFF/長居)
スカパー!生中継 Ch183 13:50〜(解説:長谷川治久、実況:小澤昭博、リポーター:森田純史)
--試合速報--
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香川真司、乾貴士、キムジンヒョンら若手を中心にチームを作り上げて2009年シーズンのJ2リーグ戦を勝ち上がり、今季4年ぶりにJ1へ復帰。さらに新戦力には茂庭照幸、家長昭博、播戸竜二ら即戦力を大量補強して新シーズンに臨んでいる11位・C大阪。一方、小笠原満男、曽ヶ端準、新井場徹、本山雅志、中田浩二の1979年生まれ組や、マルキーニョスといった経験豊富な選手を軸に、バランスのとれた戦力で3連覇の偉業を成し遂げ、今季も成熟した戦いを見せる4位・鹿島。ゴールデンウィーク後半戦の5日、この両者が、C大阪のホーム、大阪長居スタジアムで対戦する。
「時間をかけて、スピリッツを持って、チームを作り上げている。選手たちには勝者のメンタリティーがある。日本でナンバー1のチームだ」。C大阪のレヴィークルピ監督もそう讃える鹿島は、まだ無冠のC大阪にとって、大きな目標である。この鹿島という存在は、特に近年、C大阪に大きな影響を与えてきた。
それを象徴していたのが、昨シーズンJ1昇格の立役者となった3選手の働き。2007年からC大阪に加わって09年から主将に就任した羽田憲司、09年に加入後すぐに開幕からレギュラーを勝ち取って左サイドを縦横無尽に走り回った石神直哉、そして昨年途中加入ながら第3クールでマルチネスの穴を埋める大活躍を見せた船山祐二(今季は鹿島に復帰)の存在は、香川、乾らに隠れがちだが、見落とすことはできない。ともにプロ生活を鹿島でスタートし、「鹿島イズム」を持った選手たちだが、彼らの勝利へのこだわり、練習から見せてきた球際への激しさ、献身的な姿勢、「プロは試合に出てこそ」という熱い気持ちなど、そういった「勝者のメンタリティー」がC大阪に加わったことで、チームが逞しく成長できたといっても、過言ではない。
そして今季、その鹿島と、C大阪はいよいよ対決する日がやってきた。古巣相手との試合に「楽しみというのが一番」という羽田を筆頭に、「J1で戦っていて、3連覇しているのは、すごいこと。学べるものはたくさんある。チャレンジャー精神で戦う必要がある」(香川)、「Jで一番強い鹿島に勝てば、大きな自信になる」(尾亦弘友希)、「今のJで抜けた存在で、成熟している。ディフェンスも堅いし、(FWとして)やりがいがある」(小松塁)など、間接的にでも「鹿島イズム」を知った各選手たちも合わせて、C大阪全体に鹿島戦への気合はみなぎっている。
「鹿島に勝つには、鹿島以上の勝負強さと、勝ちにこだわる姿勢を持たないといけない」(レヴィークルピ監督)、「1つ1つすべてのプレーに集中してやらないと」(播戸)、「個人が100%以上の力を出さないと勝てない」(羽田)と、王者に勝つことの厳しさも分かっている。司令塔・マルチネスの負傷による戦線離脱は確かに痛い。でも、この一戦はC大阪にとって「挑戦」の舞台。4月以降の家長を加えた4-2-3-1のシステムも機能し始めた今、今節は「攻めきる」をチームスローガンにする今季のC大阪の力を図る格好の試金石。今季の総失点が7と、相変わらず堅守の鹿島守備陣を、若きC大阪の侍たちが、どう崩していくか注目だ。
一方の鹿島は、4月24日のJ1第8節横浜FM戦から、中3日でAFCチャンピオンズリーグ第6節全北現代戦、中2日でJ1第9節G大阪戦、そして中3日で今節というハードスケジュールだが、最近3試合を全勝。首位・清水に勝点3差と肉迫している。強さの一因は、この3試合とも先制点をセットプレーでモノにしたこと。特に高さという部分では、マルキーニョスに加えて、岩政大樹、イジョンス、中田と、ヘッドの強い選手が揃っている。さらに、野沢拓也、小笠原という、直接ゴールも狙える精度の高さを持つキッカーもいる。対照的に、C大阪がここ2試合セットプレーで失点していることをみても、このプレースキックからの攻防、そして先制点の行方も、見どころと言えるだろう。点を取ってからの駆け引きという面では鹿島は1枚も2枚も上手。C大阪が勝つには、先行することが絶対条件だ。
日本代表メンバー選考という部分で注目を集める試合になるだろうが、純粋に、勝負という点で個性的なタレント揃いの両者の決戦は見逃せない。当日はスキマスイッチの常田真太郎さん率いるサッカーチーム「スワーブス」と森島寛晃アンバサダー率いる「C大阪OBチーム」とのスペシャルマッチが行われるほか、ウルトラマン&ウルトラマンマックスや、Jリーグ特命PR部女子マネの足立梨花さんもやってくる、2010年こどもの日の、大阪長居スタジアム。最高の演出と、最高の舞台のもとで行われる今節、「勝者のメンタリティー」を持つ選手たちが、少年少女サポーターに夢を与えるような、スペクタクルな試合を見せてくれることを期待せずにはいられない。
以上
2010.05.04 Reported by 前田敏勝
J’s GOALニュース
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