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【J2:第11節 福岡 vs 熊本】熊本側プレビュー:3試合勝ちなしの熊本に必要なのは、たくさんのゴール、よりも勝利。辛抱強く戦って確実に決め、勝点3をもぎ取れ!(10.05.04)

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5月5日(水)J2 第11節 福岡 vs 熊本(14:00KICK OFF/レベスタチケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch173 13:50〜(解説:吉村寿洋、実況:南鉄平、リポーター:森田みき、プレーヤー解説:中払大介)
--試合速報--
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「結果を出すことを優先して、この時期を乗り越えないといけない」
前節の札幌戦前、高木琢也監督はこう話していた。もちろん、この4試合で12ポイント稼げれば大きなアドバンテージになることは明らかだが、事はそう簡単に運ばない。9節の鳥栖戦も10節の札幌戦も、勝てた試合だったという印象はあるにせよ、前節は大分、徳島がそれぞれ敗れるなど、連戦の影響で上位チームでも容易には勝点を積み上げられない時期にあって、わずかずつでも勝点を加えたことは小さくない成果だ。少なくとも歩みは止まっていない。

ただ前節、数多くのチャンスを作りながらもネットを揺らす事ができなかった熊本にとって、ここ2試合で得た2ポイントを意味のあるものにするためにも、今節の福岡との「バトル・オブ・九州」第2戦は非常に重要な意味を持つ。求められるのは何より結果だ。
「“引き分けて良かった”と思っていたような試合も、やっぱり勝ちたいという気持ちに変わってきてます。3試合勝ってないですからね。福岡戦はサポーターもたくさん来てくれると思うし、いつも以上に気合も入る試合。しっかり勝点3を取って、一緒に喜びたい」と、前節、出場停止を受けてスタンドから試合を見ていたキャプテンの原田拓は言う。
10試合を終えて4勝4分2敗で勝点16の6位と、熊本は数字的にも過去2シーズンと比べステップアップしていると言えるが、何よりの成長はこの気持ちの変化。勝ちを先行させてきた事で、勝利への欲求がより高まっているのだ。

だがもちろん、気持ちだけでは勝利は手に入らない。最後まで走り抜く運動量、連動したアプローチと球際へのハードな寄せ、そして早い切り替えと、ここまで取り組んできたエッセンスをピッチ上で確実に表現することが必須条件であることは確か。前線のターゲットマンとしての働きも徐々に安定して来た井畑翔太郎も「暑い中での試合になると思うけど、走り負けないように、もっと身体を張って高い位置でプレーしたい」と口元を引き締める。

対する福岡は、現在14位と開幕当初の好調ぶりにかげりが見えているが、個々の能力の高さはJ2の中でも屈指。4連敗中とあってこの一戦にかける意気込みは今まで以上に大きいと思われ、さらに前節は試合がなく、コンディション的にも熊本よりいい状態で迎えることは想像に難くない。ここ4試合で1得点と点が取れていないものの、高さ、スピード、決定力と特徴のあるタレントが揃った攻撃陣は爆発力を秘めており、熊本はこれまで通りの集中した守備が求められる。特に前線とサイドへの供給源となる両ボランチのケアも怠ってはならない。
しかしながら、福岡のベースとなっているのもやはり守備。前線から連動したプレスでボールを奪い、タテ、あるいは斜めに入り込む形につなげていることから、熊本がペースを掴む上では、そうしたプレスをはがし、いかに中盤で優位に立てるかという点もポイントになろう。試合を重ねるに連れ、テンポよくボールを動かしながらポゼッションする時間帯も徐々に増えている熊本。だが、「最初は様子を見て、落ち着いて来たら動かすのが理想」と原田も話し、タイミングを見落とさずシンプルに裏を狙うことも含め、状況に応じた的確な判断で緩急をつけた攻撃を展開したい。
福岡の失点9は熊本と同じで、球際の強さもある。札幌戦後に高木監督も話しているように、ゴール前でのラストパスやシュートの精度、そこへ至るまでの崩しが課題。お互いに守備を意識した戦いになれば堅い展開になることも予想されるが、だとすれば尚の事、先制点が鍵になる。もちろん早い時間帯に取って優位にゲームを進めるに越した事はないが、決して焦る必要はない。辛抱強くチャンスをうかがい、ここぞという時に——例え89分だろうが——確実に決める。それができれば、この試合で必要な3ポイントをぐっと引き寄せることができるだろう。

福岡との対戦成績は08年が1勝1分1敗、そして09年が1分2敗と、過去6度対戦して1勝2分3敗と負け越している。その貴重な1勝は、初めて対戦した08年5月6日のもの。あの日から2年、熊本はもう、初々しいJリーグの新入生ではなくなり、戦う自信も身につけた。熱い気持ちと冷静な思考で、2勝目を挙げる準備はできている。

以上



2010.05.04 Reported by 井芹貴志
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