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【J2:第11節 徳島 vs 岐阜】プレビュー:リスクを恐れないダイナミックな動きと早い球離れで岐阜を攻め切りたい徳島。攻撃の活性を取り戻すことが復調へのカギ(10.05.04)

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5月5日(水)J2 第11節 徳島 vs 岐阜(13:00KICK OFF/鳴門大塚チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch185 12:50〜(解説:北野誠、実況:未定、リポーター:未定)
--試合速報--
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今、ある言葉が頭の中に蘇っている。シーズン開幕前、イヤーブック用の取材の際に美濃部直彦監督から聞いた言葉。「より攻撃的になることで、もしかすると今年は失点数が増えるかもしれませんね」─。もちろんその可能性があることは承知していたが、まさかそれがこれほどまでハッキリ現実のものになろうとは。

徳島は前節でも複数失点を喫してしまった。これで3試合連続(8節/富山に2失点・9節/岡山に3失点・10節/栃木に2失点)。間違いなくチームは守備の改善を迫られていると言えるだろう。特に最近の失点場面で何度も見られたカウンターへの対処のマズさと自らのミスはなくすことが絶対。選手間の密なコーチングによるリスクマネジメントといっそう集中力を高めたプレーで、それらを消し去らなくてはならない。そうして守りの安定を取り戻すことが今節の徳島には必要となる。

しかし、今季目指し貫いているのは攻撃的な戦い。また4連勝と好調にあった開幕直後を思い返したなら、攻撃を積極的に仕掛けてスコア上の優位を取ることでゲームの主導権を握り結果に結び付けてきた。そう考えれば、徳島が連敗という苦しい現状を抜け出すためのより大きなポイントは、やはり攻撃にあるのではないだろうか。5節の大分戦以降何かギアが上がり切らないそれに、以前の活性を取り戻すことこそがきっと最重要のカギとなるはずだ。
そして具体的なところで言えば、ピッチ上に復活させるべきものは、まずこの2つのように思われる。MF陣やサイドバックのダイナミックな動きと、全体の早い球離れ。

まず前者についてだが、最近の徳島には残念ながらトライするプレーが多くは見られない。事実、前節終了後に美濃部監督が「勇気のない戦いをした」と振り返れば、ボランチ濱田武も「なかなかリスクを冒して前に出ていくことがなかった」とコメントし、その点を反省に挙げた。が、それは攻撃的スタイルへの進化を図っている徳島にとって失ってはならないもの。しかも実際前節ではそれが出た時に可能性を感じるシーンが作れていた。倉貫一毅がダイアゴナルランにより逆サイド裏スペースを突こうとした時、濱田が最前線を追い越して飛び出しチャンスメイクの仕上げに加わった時には、確かに栃木守備陣にマークのズレを生じさせ好機の芽を広げていたと言えよう。それだけに少々のリスクを冒すことになろうとも、中盤の選手たちや両サイドバックにはトライする意欲に満ちたダイナミックな動きが求められる。
またもうひとつ、こちらは当然状況に応じてながら、チーム全体としてもう1テンポ球離れを早くする方が効果的なように思われてならない。と言うのも、ここ数試合の徳島はそこに時間をかけてしまうことによって相手のブロック形成を許すことに。その結果として得意とするショートカウンターも影を潜め、ポゼッションでは勝りながら攻めあぐねたと言えよう。だからこそ今節はその教訓を活かした球離れの早さが不可欠。それによって時間をかけ過ぎず攻め切りたい。

対して岐阜は2連勝を果たした前節までの戦いを続けてくることが予想される。そして、そこで得点を挙げた、相手ゴールへシンプルに早く向かう形を今節も狙いとするであろう。となれば注目すべきは広い視野と素早い判断で前線へグッドボールを送り込む菅和範。前節の先制点は彼の長いスルーパスから生まれたが、徳島守備陣がカウンターへの脆さを出しているというスカウティングから、おそらくそれは今節も背番号7の意識するところに違いない。

2連敗中の徳島と、逆に2連勝中の岐阜。4節までは全く異なる位置にいた両者(徳島は4連勝で首位、岐阜は1勝3敗で16位)も、気が付けば今節順位の上下が入れ替わるかもしれない。それだけ今季のJ2は混線模様ということだろう。
ここで勝利を挙げ上位に食らいつくのは果たしてどちらか!? 激戦必死の非常に興味深いカードである。

以上



2010.05.04 Reported by 松下英樹
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