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【J1:第9節 神戸 vs 新潟】レポート:神戸が最下位に転落。新潟はリーグ戦初白星を挙げる。(10.05.02)

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5月1日(土) 2010 J1リーグ戦 第9節
神戸 1 - 2 新潟 (13:05/ホームズ/12,305人)
得点者:37' 曹永哲(新潟)、65' 都倉賢(神戸)、69' ファグネル(新潟)
スカパー!再放送 Ch183 5/3(月)08:00〜(解説本並健治実況三宅きみひとリポーター林智美)
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前半、立ち上がり直後から積極的にゴールを獲りにかかったのは神戸だった。リーグ戦では5試合ぶりの先発となったFW大久保嘉人にボールを集めた神戸は、そのFW大久保が立ち上がりから果敢にシュートを放ち、『ゴール』の予感を漂わせる。実際、FW大久保が前半だけで放ったシュートは実に8本。やや距離のあるシュートが多かったとはいえ、決定的と思えるチャンスも幾度かあり、決まるのは時間の問題だと思われた。

だが、先に奪ったのは新潟だった。37分。それまで殆ど好機を見出せていなかった中で、フリーキックのチャンスを得た新潟は、リスタートからMF曹永哲(チョヨンチョル)がうまくDFラインの裏をとってゴール前に抜け出し、フリーの状況でうまくゴールに流し込む。神戸にとっては悔やまれる失点。逆に新潟にとってはアウェイでの待望の先制点となる。しかもこのプレーで、神戸のGK榎本達也が以前にも痛めた首を痛めて途中交代となり、ピッチにはGK紀氏隆秀が立つ。その後も41分には神戸FW大久保が、45分には新潟MFミシェウが決定機を得るが、ともに決め切れないまま後半に突入する。

後半、体調不良を訴えていたMFポポに代えてMF朴を投入した神戸。ビハインドを追いかける展開の中、相手も守勢に回った中で前がかりに試合を進めるが、相手の守備も堅く拮抗した展開が続く。そんな中、待望の同点弾は神戸のFW都倉賢。ペナルティエリア内、ゴール前中央の位置でMFエジミウソン、MF吉田孝行との連携から相手DFを切り裂き、最後は左足で豪快に決める。これで勢いづいた神戸は、より前がかりの姿勢を強めるが、逆に攻守のバランスが崩れたところを新潟に突かれ、69分にMF曹永哲から絶妙なパスが前線に送り込まれると、それを途中出場のFWファグネルにフリーで難なく決められて逆転を許してしまう。神戸にとっては、この日2つ目となる、優勢に試合を運んでいる時間帯での悔やまれる失点。前半に食らった失点と同様の流れでの失点に、神戸が意気消沈しているのは明らかだった。

その状況に手を打つべく、三浦俊也監督が動き、DF石櫃洋祐に代えてMF小川慶治朗を投入。これにより、左サイドバックにボランチのMF松岡を下げるなど、ポジションを動かしたが、逆にバランスを崩す結果に。再三にわたって神戸の左サイドを攻め込まれるなど、新潟の攻撃が勢いを増す。75分に新潟に与えたPKについては、キッカーMFマルシオ・リシャルデスが右下を狙ったボールをGK紀氏隆秀がしっかりとセーブして追加点を与えなかったが、流れを取り戻す勢いにはならなかった、というのが正直なところ。実際、その後も、追加点を奪ったことで攻守に落ち着きをみせた新潟が、積極性を欠いた神戸を尻目に攻勢に試合を運び、76分にはMFマルシオ・リシャルデス、81分にはFWファグネルが決定的な場面を作る。ここは二人の決定力不足もあり事なきを得たが、「いつものことだけど、失点するとチーム全体がガクッときてしまう(FW大久保嘉人)』という今の神戸の現状を如実に示す時間帯だったと言えるだろう。実際、逆転された後、神戸が『ゴール』の匂いを感じるような反撃に出たのは、4分のロスタイムに入ってからの試合終了間際のこと。FKのリスタートからFW吉田孝行が、FW大久保からの縦パスをMF小川慶治朗がシュートを放つが、枠をとらえられず。結局、このMF小川のシュートがラストプレーになり、試合終了のホイッスルがホームズスタジアムに鳴り響いた。

この結果、下位に低迷する同士の正念場の一戦は、黒崎監督体制が敷かれてから、リーグ戦では一度も白星のなかった新潟が初白星をものにし、最下位から脱出。逆に神戸は最下位に順位を下げた。

以上

2010.05.02 Reported by 高村美砂
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