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【J2:第10節 東京V vs 鳥栖】プレビュー:ようやく歯車の噛み合いだした東京Vはホーム初勝利を飾れるか。鳥栖は、先制点を与えないことが勝利への鍵。(10.05.02)

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5月2日(日)J2 第10節 東京V vs 鳥栖(19:00KICK OFF/味スタチケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch182 18:50〜(解説関塚隆実況野村明弘リポーター大竹七未)
--試合速報--
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前節、東京Vは堅守を自慢とする水戸に対し、0-4の大差で勝利した。それまで1試合1点以上をとれたことがなく、深刻な得点力不足状態だっただけに、大量・4得点は非常に大きな価値があった。
試合後、筆者は水戸の選手から「ヴェルディって、本当に勝てていなかったんですか?」と、逆質問を受けた。相手にこうした強いインパクトを与えられただけでも、東京Vが着実に進歩している証ではないだろうか。
もちろん、わずか1試合で得点力不足が解消されたと判断するのは尚早だろう。だが、「これを良いきっかけに、もっともっと点をとれると思います」と柴崎晃誠が言うように、選手たちも確かな手応えを掴んだことは間違いない。初勝利後に迎えた前回のホームゲーム(第8節vs甲府戦)以上に良いムードが漂っている。今節こそ、結果が出ずとも信じて応援を続けてくれるサポーターのために勝利をプレゼントしたい。

水戸戦では、川勝良一監督が試合前、「エリア付近ではとにかくシュートを打て、という指示をしていた」ため、ボランチ柴崎晃誠、佐伯直哉のミドルシュートも含めて、全体的にシュート意識が高かった。さらに意識を高め、より多くのチャンスメイクをしたい。
注目は、何といっても河野広貴である。4点中3点をアシストした前節をみてもわかるように、抜群のキープ力と独特なリズムをもつ彼が意のままにボールを扱えれば、多彩な攻撃パターンが生まれる。平本一樹や菊岡とのワンツーで崩すのか、自らドリブルで勝負を挑むのか。実力は抜きんでているだけに、ボールを持った河野が存在感を発揮できる展開に持ち込めるかがポイントだろう。前節は「僕もめちゃくちゃ点が取りたかった」と残念がっており、積極的なシュート、そして得点にも大いに期待したいところだ。

守備面は、安定感がさらに増した。前々節vs甲府戦、試合終了間際に失点した反省を活かし、前節は無失点。「中盤、何回か相手に押し込まれたけど、絶対に失点はイヤだったからみんなで集中し直した」大量リードでも最後まで集中を切らさず、全員で苦しい時間を耐えきったことを土屋征夫は成長と捉える。
ただ、一方で「前半の入り方の悪さは、(前々節の)甲府戦から変わらず、また出てしまった」と、課題も口にする。立ち上がりのプレーが最後までパフォーマンスに影響を及ぼす選手もいることだろう。序盤から、しっかりと自分たちの戦い方ができるかも重要ポイントとなる。

対する鳥栖は、前々節vs福岡戦、前節vs熊本戦と続いた『バトル オブ 九州』を1勝1分と不敗で乗り切った。福岡には2004年9月以来の完封勝利、熊本には9分弱にも及んだロスタイム中に追いついたことは、大いにプラスとして捉えていいだろう。

だが、試合内容に対して、監督や選手たちが納得できていないことも確かなようだ。
特に、第7節vs柏戦(0−2●)で早坂良太、萬代宏樹らが口にした「先に失点した後の立て直しが課題」という言葉は、熊本戦後にも聞かれた。
まずは守備、が今季の鳥栖のベースと言えよう。特に前半は失点せずに凌ぎ切り、徐々に自分たちのペースへと持ち込みたい。

「しっかりとした守備から、相手のミスを誘い、チャンスを狙う」のが攻撃スタイルだと萬代は話す。その中で、大きなサイドチェンジも含め、両サイドを使って崩しながら中央の狭いところにパスを通して抜け出るなどの展開が見せられれば、より鳥栖らしさを発揮できるに違いない。

みどころの1つは、両チームの身長差か。特に、185cmの高さに加え、強さ・上手さの揃ったFW豊田陽平と東京Vの土屋征夫、富澤清太郎の両センターバックとのマッチアップは必見だ。また、他にも池田圭(178cm)、萬代(184cm)ら、鳥栖の攻撃陣には高さのある選手が多いだけに、空中戦では負けたくないだろう。逆に、高さはなくても、東京Vには素早く、技術に長けた選手が揃う。どのように相手の守備網を切り崩していくか。互いに違ったストロングポイントでの勝負は楽しみだ。

この試合は今季初の週2回の試合となるが、「良い勝ち方をしてチーム状態が良いから、連戦はラッキー」と、菊岡は歓迎する。この先も週2試合ペースが続く。疲労を最も癒してくれるのも勝利だろう。

勝ちたい。

以上

2010.05.01 Reported by 上岡真里江
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