5月2日(日)J2 第10節 富山 vs 水戸(19:00KICK OFF/富山)
スカパー!生中継 Ch183 18:50〜(解説安井孝志実況牧内直哉リポーター豊田麻衣)
--試合速報--
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富山は正念場を迎えた。前節に今季2度目の3連敗を喫して再び最下位に転落した。思わぬ失点が重なって勝点を伸ばせず、暗中模索が続いている。クラブワーストの4連敗ともなれば、1年目に積み上げた自信さえも手放しかねない。水戸も前節は0−4の完敗で立て直しを図る一戦。浮上のきっかけをつかむのはどちらか。
富山の8戦21失点はリーグワースト。開幕3連敗後の2連勝で勢いに乗ったようにみえたが、近3戦で10点を失ってまたトンネルに入った。そのつど持ち直して、第8節徳島戦の前半などは「ほぼパーフェクトの出来だった」(DF濱野勇気)。だが、相手ミドルシュートからの失点をきっかけに3点を連取されて逆転を許してしまった。
「内容は悪くない。守備組織が崩されているわけではないが…」。敗戦のたびに繰り返す楚輪博監督や選手たち。感触と結果が一致せず、はがゆさが募っているようだ。
それぞれの失点理由を検証したうえで楚輪監督は「問題は精神面」と総括。前節の草津戦は急きょ、フォーメーションを守備重視の3‐5‐2に変え、無失点に抑えることで悪循環を断ち切ろうとした。だが、そのプランも草津MF松下裕樹の「練習でもできないような弾道だった」というFKからのファインゴールによって開始早々に打ち破られた。
今節の楚輪監督は真っ向勝負に活路を見いだそうとしている。「ホームゲームは勝負にいく。戦う姿勢をみせてほしい」と話す。「ホームでの勝利」は今季の主要テーマのひとつ。そこに集中することで、選手がアグレッシブなプレーを取り戻してくれると考えている。
前節後、DF中田洋平は「危ないシーンはあったが、流れの中からの失点はなかった。3バックへのフォーメーション変更にも柔軟に対応でき、新たなオプションになる。収穫はあったので、次は勝ちにこだわる」と話した。リードされて一時でも追い付いた試合は今季初めてだった。プロ入り初めてプレースキッカーを任されたFW苔口卓也の好キックによって、今季初めてCKによって得点した。決めたのが、自身Jリーグ初ゴールとなったベテランのDF堤健吾であったことも、チームのムードを高めている。
対戦した前ヘッドコーチの草津・副島博志監督は「富山の選手たちは予想以上に落ち着いていて、自信をもってプレーしているように見えた」。ボランチで奮闘している2年目のMF舩津徹也について印象を尋ねると、「わたしの知っている舩津よりも数段うまくなっていた」と成長を認めていた。
GK中川雄二は「攻撃で良い形がつくれていることで分るように、チーム全体のベースは昨年よりも間違いなく上がっている」と言う。結果は遅かれ早かれついてくる。
水戸は富山に対して昨季2勝1分。38歳の木山隆之監督は、大卒ルーキーのMF西岡謙太、MF村田翔、DF作田裕次、DF藤川祐司らを積極的に起用してチームづくりを進める。
今季は堅い守りが特長で、前節こそ4失点したが、それまでの8戦で複数失点がなかった。素早くゴール前を固めて粘り強く対応し、1試合平均の被シュート数はリーグワースト1位の16.8本(同2位は富山の13.3本)だが、1試合平均失点は水戸1.00点(富山2.63点)と抑えている。セットプレーからの得点力が高く、第7節はFKにDF大和田真史、第8節はCKに作田が合わせて決勝点を挙げて連勝した。発展途上にあっても勝点を積み重ねるすべを心得ており、11位で上位を追走できている。
富山は現時点でのチーム力を知るうえで水戸は格好の相手だ。試合ごとに進歩をみせている攻撃陣が、堅守を崩せるか。セットプレーからの失点が多い守備が、そこを得点源とする攻めをはね返せるか。5月初戦の攻防から目が離せない。
以上
2010.05.01 Reported by 赤壁逸朗
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