5月1日(土)J1 第9節 仙台 vs C大阪(15:00KICK OFF/ユアスタ)
スカパー!生中継 Ch181 14:50〜(解説:鈴木武一、実況:松尾武史、リポーター:村林いづみ)
--試合速報--
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昨年のJ2最終節まで、J2優勝のタイトルを争った2クラブである、仙台とC大阪。最終的には仙台が戴冠を果たしたが、その前に仙台が首位に立ったシーズンの分岐点が、昨年11月22日、後半ロスタイム、朴柱成の決勝ヘッドで仙台が勝利した、ユアテックスタジアム仙台での直接対決だった。あれから約5カ月、両雄はステージも新たに、J1の舞台で再び相まみえる。
仙台はシーズンのスタートダッシュにこそ成功したが、ここ最近は、第6節清水戦1−5の大敗を皮切りに3連敗中。内容を振り返ると、大量失点でゲームにならなかった清水戦を経て、第7節の神戸戦はルーズボールをほとんど拾えず試合展開としては完敗だったものの、スコアは0−1。そして前節湘南戦は、セットプレーからの1発に沈み2試合連続の0−1負けだったが、スタメンに起用された鎌田次郎が安定したカバーリングを見せ守備は安定を取り戻し、また攻撃でも決定機がいくつか生まれるなど、内容面で改善の兆しが見られた。
強烈ではないものの、にわかに感じられる上昇気流を結果につなげたい仙台にとって、今節の鍵となりそうなのは、前節の湘南戦で課題として感じられた「判断の速さ」か。
湘南戦では中盤でボールを奪うまではいくものの、湘南の素早いプレスでボール保持者が狙われ、その結果攻撃のスピードは低下。効果的な攻めを多く繰り出すことはできなかった。
一方で、チャンスとなった場面は、守から攻への切り替えが素早かったものが大半。最終ラインの鎌田が、タイミング良く相手DFライン裏へ動き出した中島裕希へ縦パスを通したシーンなどは、今後に向けてヒントとなるものだった。
これを受けて、C大阪戦に挑む仙台はチームに修正を試みた。奪った球を前線がうまく引き出せれば、自ずと攻めのスピードとリズムは上がるとばかりに、紅白戦では主にボールを奪うことになるであろうボランチ、DFラインのメンバーは前節からそのまま引き継ぎ、「受け手」である攻撃的MFとFWの組み合わせを、短い時間で頻繁に変更する姿があった。
「ボールを奪った後で、受け手が素早くサポートポジションを取ることの必要性を、トレーニングや映像での振り返りで説いた。受け手がどういうアイデアを持っているかや、受け手個人の癖を、チームに上手く融合したい」と手倉森誠監督は試合に向けた準備の意図を語ったが、「出し手」の立場であるボランチの富田晋伍(湘南戦でプレスに苦しんだ一人である)も「奪ってから、いつもは近くの攻撃的MFばかりしか見られなかったところ、今日は(前線が)良い動き出しをしてくれることで、FWまで見ることができた」と、手応えを感じている様子。2試合連続無得点中の仙台は、果たして攻撃において改善を見せることができるだろうか。
その仙台と対戦するべく、ユアテックスタジアム仙台にやって来るC大阪。こちらは開幕から大きく戦い方の変わっていない仙台とは対照的に、昨年までの3−4−2−1から、ここ数節は4−2−3−1へとシステムを変更している。
前節は名古屋相手に無得点に終わったが、仙台の選手も警戒を隠そうとしないのが、4−2−3−1の「3」の部分、右から家長昭博、乾貴士、香川真司が居並ぶ3人の攻撃的MF陣だ。昨年からJ2でC大阪と対戦している仙台としては、乾、香川の2シャドーだけでも十分に怖いところに、プレースタイルも、それからポテンシャルも同列に並べて良い存在である家長が加わったのだから、それは嫌でも意識してしまうというものだ。さらに1トップに入るアドリアーノも、日に日にC大阪の攻撃システムに順応を高めており、前目の4人はこれから当たる対戦相手に、毎試合脅威を与えていく存在となるだろう。
仙台はこの4人に対して「ガツガツ行くだけ」と手倉森監督は言うが、監督は続けて「4人は『攻め残り』(攻撃が終わっても前線に残ること)することが多い。こちらが簡単にボールを失うと、一気に前線へつなげられピンチになることも考えられるから、そこは気をつけたい」とも。今季で言えば仙台はヤマザキナビスコカップ第2節の京都戦でも、前の5人が攻め残る京都に対し、攻守に慌ただしい試合展開のおつきあいをしてしまったが、今節は相手のペースに飲まれずに試合を進めたい。
昨年のJ2からの昇格組は3クラブともに、J1で洗礼とも言うべき苦しい戦いを続けているが、そんな中で迎えていた、3クラブ間の直接対決3連戦。昨日の敵は結局今日も敵、今節仙台の勝利となれば、ちょうど全クラブがホーム戦を勝利しての1勝1敗で並ぶことになるのだが、果たして結果は。
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