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【J1:第9節 清水 vs 浦和】プレビュー:5連休初日で大注目の上位対決。ガチンコ勝負の中で、清水はホームの優位を生かせるか(10.04.30)

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5月1日(土)J1 第9節 清水 vs 浦和(16:00KICK OFF/エコパチケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch183 15:50〜(解説:澤登正朗、実況:桑原学、リポーター:小野響子)
--試合速報--
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今季は開幕から公式戦10試合無敗(チーム記録更新中)、勝点18で首位を走る清水。対するは、それを勝点2差で追う3位の浦和。5連休の初日で、さっそく大注目の一戦が実現した。どちらのサポーターがゴールデンウィークを気持ち良く過ごすことができるか。それは、選手たちの頑張りにかかっている。

ここまでリーグ戦で5勝3分、得点15、失点5と、どの項目でもトップに立っている清水。すでに11人の選手がゴールを決めている(公式戦では12人)ことも、もちろんリーグ最多だ。そうした数字からみれば、まさに絶好調でスタートダッシュに成功したと言えるが、長谷川健太監督はもう少し慎重な見方をしている。
「練習でのボールコントロールやクロス、シュートの精度を見ても、まだまだやらなければいけないことは多い」。実際、前節の大宮戦でも、山本真希の幸運なスーパーシュートが入っていなければ、違った結果に終わっていた可能性も高い。シーズンを通して継続できる安定した強さが身についているとは、まだ指揮官も考えていない。
だが、守るべきところを守り、決めるべきところを決めるという勝負強さが、今年は出始めていることも間違いない。だからこそ、中断前12試合の山場ととらえているホームでの浦和戦に勝てるかどうかは、本当に大きな意味を持ってくる。

選手たちも、「とくにいつもと(意識が)変わることはない」(岡崎慎司)と、いつも通りを心がけてはいるが、練習を見ても自然に意識が高まっていることは実感できる。中でも好調さが目立つのは、初めて公式戦で浦和と戦うことになる小野伸二だ。ミニゲームの中でもゴールに絡むプレーを数多く見せており、見ている者に期待感を抱かせてくれる。
本人は「ワクワクというか不思議な感じ。レッズは力強いチームだけど、ここは絶対に譲れないゲームだし、チーム全体が集中して良い準備ができている」と語っており、とくに意識しなくても自然に集中力が高まっているという状況だろう。また、リーグ戦に出場した中盤の選手の中で、彼だけまだ点が取れていないので、そこもサポーターとしては大いに期待している部分だ。
大宮戦で左太ももを打撲した兵働昭弘も、出場には問題なさそうで、こうしたビッグゲームでは頼もしい存在。児玉新の復帰は間に合いそうもないが、前節と同じスタメンを組むことは可能になっている。

一方、浦和のほうは、前節ホームで磐田にうまく対応されて敗れているが、この試合で勝てば清水と順位を逆転できるだけに、その敗戦を引きずることはないだろう。こちらも、5勝1分2敗と好調で、攻守のバランスがとれたチームという点でも共通する。
ただ、スタイルは清水とは異なる。とくにボールを保持しながら前に運んでいく力は、Jのトップクラス。各種のデータでもボールポゼッションの高さが示されている。また、その中でボールを奪われても、素早い攻守の切り換えですぐに奪い返してショートカウンターにつなげるという部分も、大きな武器のひとつだ。

したがって清水の側としても、押しこまれる時間帯がある程度出てくることは覚悟のうえ。そこで守備組織を崩されることなく、ゴール前でも身体を張って守りきれるかどうかが、まず大きなポイントになる。浦和は最後のところを個の力で突破する能力も高いが、昨年の対戦時とはDFラインの4人が全員入れ替わっているので、彼らの頑張りにかかる部分も大きくなるだろう。
また、後ろでボールを奪っても、浦和の狙い通りにすぐに奪い返されてしまえば、自分たちのリズムは出てこない。素早いプレッシャーを冷静に外し、ボールをしっかりつないでいけるかどうかという部分が、第2の注目点だ。
もちろん、逆に清水が押しこむ時間帯もあるだろう。今度はそこできっちりと攻めきってチャンスを作り、先制点を奪えるかどうかが第3の注目点。そこは選手たちも今のチーム状態に自信を持っており、長谷川監督も相手の突きどころを見出しているようなので、ぜひ楽しみにしたいところだ。

いずれにしてもはっきりしているのは、「浦和も自分たちのやり方は変えないだろうし、ホームでエスパルスのサッカーを貫くだけ。ガチンコ勝負でどちらが多く点を取るかという勝負になるだろう」(長谷川監督)という部分だ。
となると、サポーターがどれだけ熱い応援で選手たちの背中を押せるかという点も、勝敗に大きく影響してくるだろう。その意味でも、清水の選手とサポーターには、ぜひホームの優位を見せつけてほしい。

以上

2010.04.30 Reported by 前島芳雄
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