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【J1:第9節 名古屋 vs 山形】プレビュー:変幻自在の戦いを見せる名古屋にさらなる朗報。2試合ぶりの主砲の復帰で、曲者・山形を返り討ちにできるか。(10.04.30)

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5月1日(土)J1 第9節 名古屋 vs 山形(14:00KICK OFF/瑞穂陸チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch308 13:55〜(解説:未定、実況:八塚浩)
--試合速報--
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分厚い選手層を前面に押し出し、まるで日替わりのようなメンバー構成で勝利を重ねている名古屋だが、前週のC大阪戦ではさらに布陣の面でもその柔軟性を見せつけた。今季の基本布陣となってきた4-3-3のシステムから一転、玉田圭司を頂点に置く4-2-3-1を採用。ケネディの不在が響いた4節広島戦での敗戦を踏まえたスクランブルの布陣ではあったが、それでもきっちりと機能させ、土壇場で勝点3を奪うあたりは見事なもの。逆境に対する底力がついたことを、改めて認識させるに十分な戦いぶりだった。

そして今節、3試合ぶりに最前線のエースが帰ってくる。腰痛の悪化から練習も別メニュー調整を続けてきたケネディが、水曜日から全体練習に合流。前線のターゲットマンとして攻撃の最重要人物となっていた長身FWの復帰は、名古屋にとって何よりの朗報といえるだろう。これにより布陣は基本の4-3-3に回帰することが濃厚。前節で負傷したマギヌンは欠場が決定的だが、代わりに玉田が戦列に復帰しており大きな影響はない。山形を迎えての一戦は、普段どおりの名古屋のスタイルで望むことができそうだ。

対する山形もここ5試合で3勝2敗とまずまずの成績。うちアウェイで2勝と敵地での戦いにも良いイメージを持っているはずだ。要注意人物はやはり、鹿島から移籍し早くもエースとして活躍している田代有三である。滞空時間が長く、J屈指の空中戦の強さを誇るストライカーは今季すでに4得点。しかもほぼ全てが試合を決める得点であり、勝負強さも発揮している。カウンター主体となることが予想される名古屋との戦いでは、その決定力に大きな期待がかけられるところだ。

昨季終盤での対戦では、4-3-3の布陣が見事にはまった名古屋が完璧に近い内容で勝利した。特にポゼッションの面で完全に試合を支配し、山形に反撃の余地をほとんど与えなかった。今季の名古屋は縦に速い傾向があるものの、ほぼスタイルは変わっていない。山形のディフェンス陣にとっては、まず学習能力が試される戦いとなるだろう。そこで注目されるのが、名古屋の3トップと山形守備陣の局地戦だ。昨季対戦では「ボールの取りどころがはっきりできなかった」と小林伸二監督が振り返った名古屋の攻撃だが、今季は非常にはっきりしている。今季の名古屋の狙いはいかに3トップに勝負をさせるか。その分突破力は高いわけだが、守備側からすれば準備はしやすいともいえる。中央ではケネディと石井秀典、西河翔吾が激しく競り合い、サイドでは石川竜也、宮本卓也が金崎夢生や玉田のドリブルに対峙する。この攻防戦の行方は、そのまま試合結果に反映されることになるだろう。

逆に名古屋としてはサイド攻撃だけではない多彩な攻撃を実現したいところ。鍵を握るのはインサイドハーフの選手である。それほどポゼッションに執着しない今季、彼らの仕事はゲームメイクではなくボールの中継点となることにある。あらゆる局面でマイボールに対するフォローを繰り返すことで、時にボランチとなりストライカーにもなる。しかしまだその効果を挙げきれているとは言い難いのが現状だ。その意味で小川佳純やブルザノビッチ、中村直志あたりが得点もしくはアシストを記録することは、今後に向けても大きな好材料を手にすることになる。サイド攻撃、セットプレーに続く3つ目の攻め手を確立できるか。ケネディが戻ってきた今、彼らの動きには特に注目しておきたい。

J1リーグ戦はここから1週間で3試合をこなす過密日程に突入する。その初戦を勝利で飾れるか否かはその後の2試合にも大きく影響することになるだろう。GWの連戦を良い形で入れるのはどちらか。双方の気迫あふれる試合に期待したい。

以上

2010.04.29 Reported by 今井雄一朗
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