４月25日の岡山戦で初勝利を挙げた草津だが、試合の前々日（23日）の夜に。副島博志監督をはじめチーム全員がお好み焼き店に集まり、決起集会を開いた。発起人は副島監督で、ホーム開幕戦の冠スポンサーとなったお好み焼きもんじゃ専門店「KANSAI」の協力により実施されたという。

開幕７戦未勝利。勝利の味に飢えた草津の選手たちは、熱々のお好み焼きを次々とたいらげ、エネルギーを満タンにした。各テーブルは練習場に勝るとも劣らない活気が溢れていたらしい（笑）。

お好み焼きは基本的に専門店スタッフが焼いてくれたというが元日本代表・戸田和幸のテーブルでは、戸田が直々にお好み焼きを焼いてチームメイトに振舞ったと言う。戸田は「お好み焼きの決起大会というのは珍しいけど（笑）、監督の配慮によってチームが一つになれて、結果的に初勝利を挙げることができました」と冗談交じりに話した。

鉄板という名のピッチに食材を配置しサッカーの戦術論を語り合った・・・とは到底思えないが、お好み焼きを食すことで選手たちはコミュニケーションを深め、チームの結束を強めた。草津の初勝利の裏には、「お好み焼きの鉄板ミーティング」があったのだ。

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2010.04.28 Reported by 伊藤寿学