スカパー！生中継 Ch184 18:50〜（解説：小野信義、実況：櫻井浩二、リポーター：麻倉ももこ）
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勝敗予想ゲーム！29日13:00締切り！|皆の投稿で作るスタジアム情報
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連休中は一息つく暇もない連戦。調子が良いとそのまま勝点を積み重ねられるが、その逆だとずるずると後退してしまう。悪い流れは早く断ち切りたい。今節の北九州vs岐阜はまさにその「流れ」を変える力が試される一戦になりそうだ。
北九州に乗り込んでくる岐阜は前節千葉に完敗。倉田安治監督は「悪い試合ではなかった」としながらも、失点後に「何か引いてしまったような感じがあった」と指摘した。立ち上がりにリズムを掴みかけながらも先制点を許し、その後は千葉にペースを握られてしまった。攻撃の場面でパスが繋がらずチャンスを逃す場面があり、終わってみれば2戦続けての無得点での敗戦。第7節の東京Ｖ戦とともにパス精度に精細を欠いたのが響いた。
連敗と連勝を繰り返している岐阜にとって、連敗からの脱出は至上命題。個々のプレーの精度を向上させ、悪い空気を早く追いやりたい。
一方の北九州は前節・大分戦を引き分けて、2試合連続で勝点を挙げた。まだ1勝しかしてはいないが、良い流れを確実に引き込めそうではある。
北九州の重光貴葵は前節大分戦を振り返りつつ「フィニッシュの形をいかに作れるか。決定的なチャンスを演出するのが仕事だ」と話した。前節では右サイドからクロスを何本も上げチャンスは作ったが得点には至らなかった。それでも重光の攻撃参加機会は増えてきており、チームは中央突破に加えてサイド攻撃も成熟してきたような印象を受ける。攻撃にバリエーションが出てきただけでなく、開幕後の数試合に比べてボールも格段に良く繋がるようになった。
しかし得点は伸び悩んでいる。DFの河端和哉が「前に人数を増やすようにしないと」と話すように、ゴール前でプレーする人数はまだ少ない。シュートまでは行けるが、そのあとのセカンドボールへの対応は不十分。カウンターも途中で足が止まることもある。「きつい時間帯に何をするのか。チームで合わせないと」。河端は長野聡らDFとコミュニケーションをとりながら、ラインを高くするタイミングを見計らう。
ディフェンスは安定してきた。前節では開幕から得点を量産してきた大分を0点に抑えることができた。試合後に与那城ジョージ監督が「強い大分と引き分けたのは、いい経験にも、自信にもなった」と話したように、チームにとって強豪との引き分けは意味のあるものだった。危ない場面もあったが、スペースを埋める対応や、攻撃的な選手へのマークは着実に改善。上下に左右に動いてチャンスをつくったりプレスを掛けたりしていた佐野裕哉も「自分たちは勉強している段階。まだまだ進化できると思う」と話し、悔しさが滲んだコメントの中にも自信が覗いた。
守備の安定によって、攻撃陣に安心感が生まれたのは間違いない。最終ラインからの組み立てもできるようになった。あとは、得点。FWにプレッシャーはかかるが池元友樹は「いい時間を増やし、結果にこだわりたい」と力強く話した。
連休真っ直中の29日（木・祝）の一戦。北九州としてはＪリーグ初のナイトゲームだ。
夕暮れの本城陸上競技場はうっとりするほど美しい。四方から照らす照明に緑のピッチが映え、周辺の木立は洞海湾からの風にそよそよと揺れてはやる気持ちを癒す。その美しい眺めに見合う、いやそれ以上の好ゲームを期待したい。
以上
2010.04.28 Reported by 上田真之介
