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【J2:第8節 千葉 vs 岐阜】レポート:岐阜の攻守のミスにも助けられ、千葉が個人技を生かした2ゴールでの勝利で、昨季の天皇杯のリベンジを果たす。(10.04.26)

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4月25日(日) 2010 J2リーグ戦 第8節
千葉 2 - 0 岐阜 (16:03/フクアリ/10,333人)
得点者:21' アレックス(千葉)、49' ネット(千葉)
スカパー!再放送 Ch183 4/26(月)17:00〜(解説:関塚隆、実況:西達彦、リポーター:飯田留美)
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21分に千葉の先制点が生まれるまで、自分たちのペースで試合をしていたのは岐阜だった。千葉は岐阜の前線からのプレスに手こずり、序盤は思うようにペナルティエリアまでボールを運べなかった。千葉は6分には今季初出場のMF中後雅喜がこぼれ球を拾って豪快なミドルシュートを打つが、ボールはクロスバーの上。一方、プレスをかけてボールを奪ったあとに速い攻めを見せる岐阜も、パスの出し手と受け手の呼吸が合わない場面が目立った。それでも岐阜は、16分にスペースへうまく飛び出してロングパスを受けたFW嶋田正吾がシュート。これを千葉のGK櫛野亮が弾いたところにFW佐藤洸一が詰めるものの、ボールはゴールマウスから外れてしまった。この2つの決定機のうちどちらかが得点になり、岐阜が先制していれば、試合展開はまったく違ったものになっていたはずだ。

そして21分、千葉はMF倉田秋が左サイドから細かいステップワークのドリブルで岐阜のMF田中秀人をかわして突破し、ゴール前の中央にグラウンダー気味のパス。これにMFアレックスが走りこんでダイレクトシュートでうまく合わせて、千葉に流れを引き寄せる先制ゴールを奪った。すると、このゴールでスイッチが入ったかのように、千葉は岐阜のプレスをかいくぐり、序盤よりもボールを保持する時間が増える。それでもミスもあって追加点までは取れない。岐阜もMF菅和範がミドルシュートを2本打つ(いずれもGK櫛野の正面)など隙を突いた攻撃を仕掛けるが、同点ゴールにはいたらずに前半を終えた。
「次の1点がどちらに入るかが重要だった」と試合後に両チームの選手が言った、その『1点』を取ったのは千葉だった。立ち上がりから岐阜が果敢にプレスをかけに行くが、なかなかボールが取れない。そんな矢先に倉田へのファウルで得た千葉のFKのチャンス。ボールのそばには、中後、アレックス、ネットが立ったが、FKを蹴ったのはネットだった。49分、強烈なシュートは岐阜のGK野田恭平の両手を弾いてゴールイン。このあと、千葉は反撃を狙う岐阜の隙を突く形でカウンター攻撃を再三仕掛け、何度も決定的チャンスを作るが、GK野田の好セーブ、そしてシュートミスもあって追加点は1点どまりだった。
岐阜は、前節同様に攻撃時のパスやシュートの精度不足が大きく響いた。そして、防ぐのは難しかった直接FKによる2失点目はともかく、1失点目は千葉のラストパスの出し手にも受け手にもマークしている選手はいたものの防ぎきれなかったというミスが痛かった。チームとしての攻守のやり方には大きな問題はなく、個の部分での質の向上が急務だ。
この試合では、千葉側のゴール裏には、昨季、第89回天皇杯で岐阜に敗れたことから『09・11.15あの日の悔しさをぶつけろ!!』という手書きの横断幕があった。結果は、確かにあの日の悔しさを晴らす勝利だった。だが、2得点は組織的に岐阜の守備網を破ったわけではなく、選手個人の技術や判断といった能力の高さゆえのものだった。特に後半は14本ものシュートを打ちながらも直接FKによる1点のみで、1年でJ1に復帰し、さらにJ1で上位争いをしていこうというチームとしては物足りなさが残る。試合後、選手たちが試合内容に対する反省を語っていたことが、今後の改善につながるものと期待したい。

以上

2010.04.26 Reported by 赤沼圭子
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