4月25日(日) 2010 J2リーグ戦 第8節
大分 0 - 0 北九州 (13:04/大銀ド/10,864人)
スカパー!再放送 Ch181 4/26(月)13:00〜(解説:増田忠俊、実況:君崎滋、リポーター:岡村麻衣)
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青空が広がり、初夏を思わせるような陽射しの下、『バトル オブ 九州』が開幕した。絶好のお出かけ日和ということもあり、両チームのサポーターでスタジアムは埋め尽くされダービー熱に包まれている、はずだったが入場者数は1万864人。ダービーにしては少し寂しい数字ではあった。ならば試合は打ち合いのシーソーゲームで派手に、と願ったがスコアレスドローで終焉した。
ただ、スコアレスドローだって面白い試合はある。今日の試合も互いに持ち味を出せたのではないかと思っている。大分はチェ・ジョンハンと東慶悟の2トップがGKと守備ラインの間のスペースに走りこみ、縦への早いパスでフィニッシュに持ち込む狙い通りの攻撃の形が随所に出た。北九州は立ち上がりこそ押し込まれはしたが、佐野裕哉を経由してボールが回りはじめると、サイドを絡めた攻撃で反撃。守備では「個の力が強い相手の攻撃には、守備をコンパクトに保ち、カバーリングで対処できた」と与那城ジョージ監督が振り返ったように、DF4枚とボランチのバランスが良く、スペースを埋め、組織的な守備を披露した。後半訪れた3度の決定機も水原大樹のファインセーブを含め、リーグNo.1の得点を誇る大分をシャットアウトした。北九州にとっては格上の大分と勝点1を分け合ったのは御の字。「いい経験になったし、自信になった」(与那城監督)ようだ。
一方、大分は4連勝を逃しはしたが、「長いシーズンのうち勝ちきれないこともある。負けなくて良かったと思っている」と東が発した言葉は、偽らざる思いだろう。試合内容は1対1の技術で上回り、相手のプレスに対しても焦ることなくパスを回しポゼッションも高かった。「チャンスをつくれた。やろうとしているサッカーもできた」と皇甫官監督も及第点の出来と認めているように、何らかの欠点があったわけではない。「決めるべきところで決め切れなかった。それが結果となった」だけのこと。65分、85分にチェが、74分に森島康仁が決定機を決めていれば“貫禄勝ち”と評されたに違いない試合であった。ここで決定機を外した2選手を責める気にもなれない。彼らは果敢にゴールを狙い、必死にボールを追いかけていたのだから。それはチームメイトも分かっている。「入らない時はこんなもの。僕自身も何本かチャンスはあったのに決めることができなかった。練習して改善するしかない」と東。「得点は個の力ではあるが、フリーになったときに、もう一人並走できる選手がいればパスかシュートの選択ができゴールの確率は高くなる。だから、ひとりの選手のせいにするのではなく、もっとみんなで助ける必要がある」とは菊地直哉の言葉である。
この勝点1を本当に価値あるものとできるかどうかは、失った勝点2の要因をどれだけ修正し、糧にできるかに懸かっている。
以上
2010.04.26 Reported by 柚野真也
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