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【J2:第8節 福岡 vs 鳥栖】鳥栖側レポート:気持ちもシュート数も運動量も福岡を上回った内容。『バトル オブ 九州』初戦は鳥栖の勝利。(10.04.26)

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4月25日(日) 2010 J2リーグ戦 第8節
福岡 0 - 1 鳥栖 (13:04/レベスタ/8,715人)
得点者:23' 木谷公亮(鳥栖)
スカパー!再放送 Ch181 4/26(月)10:30〜(解説:吉村寿洋、実況:南鉄平、リポーター:森田みき、プレーヤー解説:中払大介)
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☆福岡側レポートはこちら

『ダービーマッチは内容よりも勝つことが大事』
今日の試合については、この言葉で始めてこの言葉で締めてもいいだろう。
鳥栖が、1−0で『バトル オブ 九州』の初戦を終えた。
決勝点は、23分木谷公亮のヘディングから生まれた。この決勝点の予兆は、キックオフ直後からあった。前半2分のFKは、福岡ゴールから30mの地点だった。藤田直之の蹴ったボールは、木谷公亮のヘディングを経由したが、わずかにゴールマウスを外れた。3分後の40mFKもわずかに合わなかったが、木谷公亮がゴール前に飛び込んだ。そして、3回目が決勝点となった。
「2本目のFKは、本当は僕のところではなかったし、3本目は蹴ってくれたミヌ(金民友)に感謝しないといけない」と本人は素っ気ないが、その目は確かに緩んでいた。

ダービーマッチには色々なドラマがあるが、今節の木谷公亮のゴールにもドラマがある。
彼のゴールは、2008年5月31日の対湘南戦以来のもの。約2年ぶりのゴールなのだが、鳥栖のサポーターは、この日を忘れてはいないだろう。
2008年5月31日の鳥栖は、ホームに福岡を迎えて戦っていた
先制はされたが、26分に谷口堅三のゴールで追いついた。しかし、41分と89分に失点し1−3と敗れてしまった。この試合を最後に、GK赤星拓はそのシーズンの出場は止まり、2009年のシーズン出場記録はない。
「ダービーで失ってしまったものはとても大きかった」と今節を終えて赤星拓は振り返ってくれた。あれから今季の第5節甲府戦までの赤星拓の出場記録はカウントされていない。約2年ぶりに果たした出場では2−0と無失点に抑え勝利した。続く第6節水戸戦でも無失点だったが、前節では2失点と彼自身としての苦悩は続いていた。それが、今節の無失点勝利で晴れたかもしれない。

『赤星よ やられたもんはやり返せ』
ゴール裏に陣取ったサポーターが掲げた横断幕にかかれた言葉である。これを見た赤星拓は「グッと来た」と気持ちを引き締めたとは本人の弁である。「ダービーだからこそ得られるものもあるし、得た自信は大きい」とも語ってくれた。今節の勝利は、赤星拓自信にとっても単なる1勝ではないに違いない。今後の赤星拓の活躍に期待がかかる1勝でもある。
決勝点をあげた木谷公亮も、今季先発した試合では初勝利であり、彼自身も遡ること一昨年以来の先発出場での勝利であった。
今節のダービーマッチのゴールには、さまざまなドラマが詰まったゴールだった。

バトル オブ 九州』は始まったばかり。北九州・福岡・大分・鳥栖・熊本の5チームが、それぞれホーム&アウェイで戦って順位を決定する。
鳥栖は、次節((4月29日)に熊本とホームで『バトル オブ 九州』を戦うことになる。さらに5月9日(日曜日)は、大分銀行ドームで大分とのアウェイ試合が待っている。長いリーグ戦の中でも、今季は『バトル オブ 九州』を楽しむことができる。九州にJリーグチームが5チームあることでの恩恵でもある。
できれば、早くJ1で『バトル オブ 九州』を見てみたいものだが・・・。

単なる一試合で終わらないのがダービーマッチ。様々なドラマを生んでくれる。
そのドラマを楽しめるのもサッカーだし、サッカーだからこそ生まれるドラマもある。
プロならば、見る人をうならせるプレーも見せないといけないだろうが、素直に結果だけを喜んでいい時もあるだろう。
今日の試合は、見る人によって色々な見方ができる試合だった。
結果や得点、それに伴うドラマなどなど。
あらためて、サッカーには色々なネタが詰まっていると感じた次第である。
そして、『ダービーマッチは内容よりも勝つことが大事』だとも感じた。
サッカーは、選手もボールも動くが、見ている人の心も動くスポーツである。

以上

2010.04.25 Reported by サカクラゲン
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