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【J1:第8節 新潟 vs 広島】レポート:ドローの明暗。敗北に近い新潟と、必要最低限の結果を残した広島。(10.04.25)

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4月24日(土) 2010 J1リーグ戦 第8節
新潟 2 - 2 広島 (19:04/東北電ス/24,146人)
得点者:5' 佐藤寿人(広島)、13' 曹永哲(新潟)、68' マルシオリシャルデス(新潟)、90' 山岸智(広島)
スカパー!再放送 Ch185 4/26(月)12:00〜(解説:梅山修、実況:鈴木英門、リポーター:内田拓志)
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新潟と広島は2-2で引き分けた。1-1で迎えた後半23分、新潟はマルシオ・リシャルデスの今季初得点で勝ち越す。だが、ロスタイム寸前、広島は山岸智のゴールで追いついた。

明暗がはっきりと分かれた。後半45分、同点ゴールを決めた山岸を中心に歓喜の輪を作る広島のメンバー。その脇で、新潟のメンバーは肩を落として立ち尽くした。
「勝点2を失った」。つかみかけていた白星が逃げていった。リーグ戦8試合を終えて未勝利が続く。新潟のキャプテン本間勲は悔しさをあらわにした。

流れは新潟のものだった。前半5分に先制を許すが、13分には?永哲の今季2得点目で追いついた。後半23分、マルシオ・リシャルデスがこじ開けるように逆転弾を決めた。

ただ、詰めが甘かった。後半40分付近から広島に攻め込まれるシーンが増える。ベンチの指示は引き気味にしてブロックを作ること。それまでは広島・森崎浩司をターゲットに、相手のパスの出どころにプレッシャーをかけボールを奪っていた。そこをあえて緩め、ゴール前を固める安全策に出た。

それが裏目に。プレッシャーがなくなった広島に自由にボールをつながれ、再三ピンチを招く。山岸のゴールも、マークがあいまいなまま簡単にサイドを突破されたもの。広島のペトロヴィッチ監督が「最後の場面は、14日間で5試合を戦ったのは新潟のように見えた」と皮肉を言われるほど、新潟の守備は足が止まっていた。

大島秀夫は「逃げ切りになれていない」と言い、本間は「ベンチからの指示とピッチ上の状態を考えながら、はっきりとしたプレーをしければならなかった」。守るのか、攻めきるのか。整理がつかないまま時間が流れた。

今季、追いつかれての引き分けは第2節磐田戦に続いて2試合目。しかも開始から5分、終了5分前と、「もっとも失点してはならない」(本間)時間帯で得点を許した。「こんな試合はこれで最後」。はき捨てるような本間の言葉が失った「勝点2」の重さを表していた。

広島は最低限の結果を手にした。新潟の守備の甘さを逃さずに、山岸が同点弾。その前の流れでも、李忠成がボール奪取から1対1を作るなど、勢いに乗りかけていた。

ACL絡みの過密日程。21日の名古屋戦から中2日で、アウェイの新潟に移動してのゲームと疲労はピークに達していた。「(疲労が)濃いのが普通」。ペトロヴィッチ監督がかばうように、時間が経つにつれて運動量は目に見えて落ちた。それでも、ボールに対する集中力は失わなかった。後半31分に大崎淳矢を投入して4バックにし、サイドからの押し上げを厚くする。反撃のテンポは着々と上がっていった。

アウェイで追いついての勝点1。「成績不振のチームを相手にきちんと勝点3を取らないと。優勝争いするチームとの差はこういうところに出てくる」。佐藤寿人は自分たちの対して厳しい言葉を投げかけた。それはチームの充実度の裏返しでもあった。

ともに分け合った勝点1。マイナスから立て直さなければならない雰囲気がある新潟と、次につなげやすい広島とでは、受け止め方に開きがあった。

以上

2010.04.25 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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