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【J1:第8節 湘南 vs 仙台】プレビュー:前節惜敗の湘南、2連敗中の仙台ともに譲れぬ一戦。新たな歴史に勝点を刻むのは果たして(10.04.25)

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4月25日(日)J1 第8節 湘南 vs 仙台(14:00KICK OFF/平塚チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch181 13:50〜(解説:川本治、実況:八塚浩、リポーター:児玉美保)
--試合速報--
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J2で互いにしのぎを削った昨季の両者の対戦は、まだそう遠い記憶ではなかろう。

平塚で行なわれた第1クールの試合では、田原豊の移籍後初得点を湘南が最後まで守り抜き、1−0で仙台を降した。ユアスタで迎えた第2クールは、阿部吉朗のゴールで湘南が先制するも、後半早々のジャーンの退場劇もあり、中原貴之の終盤のヘッド2発によって仙台が逆転勝利を収めた。湘南にとっては、あの4連敗の渦中である。そして第3クール初戦、ふたたび阿部の先制弾によって湘南がホームを沸かせるが、すかさず仙台も中原のヘッドで追いついた。戦前、湘南GK野澤洋輔をして「鬼の身体能力」と言わしめた中原の、その言葉通りのパフォーマンスが印象深い。勝負は結局、ドローで決着した。

昨季の対戦成績は、したがって1勝1敗1分と、五分で終えた。ともにJ1に舞台を移した両者の戦いの新たな歴史が今節、平塚にて始まる。

開幕2連勝し、G大阪に引き分け、鹿島に勝利するなど、相手の状況もあったにせよ仙台は上々の滑り出しを見せた。清水に大敗して以来ここ2試合は勝点を積み上げられていないが、それでも中位に踏みとどまっている。裏を返せば、ここで連敗を食い止め、ふたたび上昇気流を掴みたい。

前節は動きの少ない展開のなかミドルをねじ込まれ、ホームで神戸に敗れた。プレイスキックを譲った梁勇基の怪我の状態が気になるところだ。かたや、中原の脅威的な空中戦の記憶がいまだ拭えない。両サイドバックを含めたクロス攻撃は仙台のひとつのポイントとなろう。加えて、攻撃を活性化させる太田吉彰にも注目したい。

一方、迎え撃つ湘南は、けっして悪い内容ではないながらも勝利に繋げられない状況が続いている。これがJ1の壁と言えるかもしれない。

C大阪と相まみえた前節は土壇場で追いつくも、しかし決勝点を奪われ黒星を喫した。安定した守備で危険な場面を許していなかっただけに、PKで献上した先制点は痛かった。

「GKをやってきたなかで、いちばん悔しかったプレーと言えるかもしれない」振り返る野澤は唇を噛んだ。
「スタッフの分析があり、自分自身の予測もあったなかで、ほぼ読みどおりのボールが来たんだ。ただ、厳密に言えばもうすこし速いボールを予測していた。2点目も防げないボールではなかった。いずれもしっかり弾く技術がまだ足りない。……だから、悔しかったね」

鋭い反応で窮地を救った場面は、このC大阪戦にかぎらず数知れない。だが野澤は、「いくら防いでも、1点目を取られちゃいけないんだよ」と背負い込んだ。だが反面、振り返れば同点ゴールは野澤を起点に生まれたものである。取り戻しつつある田原の力強いキープ力、また昨季何度もスタジアムを沸かせたロスタイム弾の再現とあわせて、今後の糧となる要素は小さくない。加えて、怪我で離脱したジャーンに代わり先発した阪田章裕をはじめ、DF陣の奮闘は目を引いた。となればやはり、先制点が欲しい。

「自分を含め、攻撃陣が奮起しないといけない」そう語ったのは、野澤の盟友でもある寺川能人だ。
「サッカーではすべてがうまくいくわけではないけど、攻撃がフィニッシュまで行き切れていない。――ただ、もちろん反省は大事だけど、アレが悪いコレが悪いと考えすぎるのもよくない。ゴールに向かう途中まではボールを持てるようになってきているし、ディフェンスも締まっている。トップリーグで戦うなかで、苦しみが多い分、得るものも大きいと思う。つねに相手に向かっていくうちの姿勢は変わらない。勝たないとね」
前節黒星の両チームにとって、ともに譲れぬ一戦であることは言うまでもない。こと湘南は地の利を生かし、内容を結果に繋げたい週末だ。新しい歴史に勝点3を刻みたい。

以上


2010.04.24 Reported by 隈元大吾
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