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【J2:第8節 福岡 vs 鳥栖】鳥栖側プレビュー:2010年『バトル オブ 九州』の初戦は、歴史ある福岡対鳥栖で開幕。福岡の激しさに鳥栖がどこまで迫れるか。勝点も勝利数も同じとダービーマッチにふさわしい舞台は整った。(10.04.25)

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4月25日(日)J2 第8節 福岡 vs 鳥栖(13:00KICK OFF/レベスタチケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch185 12:50〜(解説:吉村寿洋、実況:南鉄平、リポーター:森田みき、プレーヤー解説:中払大介)
--試合速報--
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☆福岡側プレビューはこちら

まず、私的なことを述べることをお許しいただきたい。

今季の日程が発表になった時に、真っ先に探した組み合わせがこの福岡対鳥栖(鳥栖対福岡)のカードである。
柏や千葉、横浜FCとの組み合わせよりも、どうしても気になるのがこの組み合わせで、鳥栖担当になって以来さまざまな形で情報を提供してきた組み合わせでもある。
そして、私情を挟まずに観戦し取材をしないといけないのだが、ツイツイ・・・。

忘れもしない2007年の開幕戦、ホームゲーム(当時は鳥栖スタジアム)にもかかわらず、0−5という惨敗の結果でこの年のダービー戦は始まった。第16節(5月19日)では、当時の博多の森球技場(現レベルファイブスタジアム)で初めて福岡に勝利した。33分に先制はされたものの、60分に藤田祥史(現大宮)、69分に高地系治(現横浜FC)がゴールを決めて、逆転勝ちを収めたのだった。この時は、立場を忘れて選手と抱き合い涙した。スタンドでは鳴り止まない拍手が響いていた。
また、この年の最終戦では、引退が決まっていたメグさん(吉田恵選手・現サガン鳥栖コーチ)が終了間際にJ2初ゴールを決めて引退に華を添えた。このゴールにも多くの涙を流したものだった。
それでも、シーズンを終了したときに上位には福岡がいた。(7位福岡、8位鳥栖)忘れられない試合が多かったにもかかわらず、終わってみれば福岡の後塵を拝していたのである。
2008年は、順位こそ鳥栖がはじめて福岡を上回ったにもかかわらず、1分2敗と福岡に勝つことができなかった。
2007年も2008年も心のどこかでは、福岡が優位に立っていたことを認めざるを得なかった。

しかし、2009年は担当として胸を張って『福岡より強かった』と言えた。
たかが一年だけである。福岡のファンやサポーター諸兄は、チョット偉そうな物言いをお許し願いたい。
2勝1分と福岡には一度も負けず、順位も上回り、数字のうえからは文句なしで福岡を上回ることができたのだ。
筆者よりも古い鳥栖のサポーターにとっては、忘れられないシーズンだったに違いない。
戦績だけではない。総得点や総失点、警告数や退場者数、反則数も福岡より良い結果を出すことができ、全てにおいて胸を張れたシーズンだった。

そして、今季のダービーマッチが始まる。
前節を終了して勝点10で並ぶ。3勝1分でともに中位につけている。得失点の差で6位と8位につけてはいるが、今節の結果次第では勝点差が3も開くことになる。文字通り、勝った方が上位に位置するわけで、残りのシーズンを戦ううえでも、ここで弾みをつけたいのが本音である。まさに、ダービーマッチには最高の舞台が整ったと言える。

松本育夫監督も、「前節の柏戦では、戦う気持ちを出せなかった。福岡戦では、戦術や技術よりも戦う気持ちを出す方が大事」と闘魂を選手に求めた。ミーティングでは、クラブ間の歴史から、昨季までの"因縁"を選手たちに叩き込んだ。そのうえで、「当たりの強い福岡に対して、まずは気持ちで負けないこと。そして、今季の鳥栖らしく11人で戦うサッカーをする」ことを求めている。
今季の鳥栖は、相手の早いプレスにやや手こずっている感があるので、福岡に当たられる前にボールをうまく散らしたい。
ボランチに入る衛藤裕と藤田直之も、福岡対策は十分に練っている。ともに福岡出身だけに、このダービーマッチにかける思いはことさら強いだろう。
特に衛藤裕は、一昨年負った怪我のリハビリを神山竜一(GK・福岡)とともに行った仲であり、互いに「ダービーで会おう」と誓ったそうである。ここにもダービーマッチのドラマがある。
他にも、FW豊田陽平対丹羽大輝(DF・福岡)や木谷公亮・呂成海のCBコンビ対高橋泰(FW・福岡)と大久保哲哉(FW・福岡)のマッチアップなども見所が多い。
何を語るにも、ダービーマッチではネタは尽きない。そして、新しいネタを見つけに、4月25日のレベルファイブスタジアムに駆けつけよう。

今季の九州で行われるダービーマッチは、『バトル・オブ・九州』と銘打ってさまざまなイベントが行われる。
試合を挟んで、各スタジアムでのグルメやイベントを楽しむことは、スタジアムに訪れた人の特権でもある。
どうか、ホームサポーターはアウェイサポーターを温かく迎えて欲しい。それもサッカーだからである。
90分間という時間だけでなく、アウェイに乗り込む準備時間から帰宅するまでもがサッカーである。
互いにスタジアムですれ違ったら会釈だけで良い。相手をリスペクトして、ともに戦えることを喜び合おう。
相手がいないとサッカーはできないからである。
レフェリーの腕には、リスペクトワッペンが張ってある。選手たちは、リスペクトフラッグを先頭に入場する。
我々サポーターは、リスペクトマインドを誇らしげに掲げよう。それもサッカーだからである。
サッカーの歴史は、リスペクトの精神とともに築かれて来ている事を忘れてはならない。

以上

2010.04.24 Reported by サカクラゲン
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