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【J2:第8節 岡山 vs 草津】プレビュー:7戦未勝利の草津は、手ごわい相手。「勝敗は紙一重」(影山監督)のゲームを、強い気持ちで凌ぎ、チャンスをものにしたチームに勝利は訪れる(10.04.25)

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4月25日(日)J2 第8節 岡山 vs 草津(16:00KICK OFF/カンスタチケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch185 15:50〜(解説:佐藤慶明、実況:川崎祐一、リポーター:守口香織)
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「下位にいるべきチームじゃない」。草津について岡山・影山雅永監督はこう話す。「ゲームの勝敗は紙一重。上昇のきっかけ、可能性を与えないことが大切」。開幕から草津は、何度もチャンスを引き寄せながら、自分たちの手から勝利がこぼれ落ちていくのを、どうにもできないでいた。もっとも大きな要因は、強い気持ちを維持できなかったことだ。前々節から布陣を4-2-3-1に戻し、前節・大分戦では、トップのブラジル人ストライカー・ラフィーニャが立ち上がり早々ゴールを決めた。その後、ゲームを優位に進めながらも、後半に入って失点したことで、主導権を大分に譲り、そのまま敗れてしまった。

岡山も、前半の早い時間に先制しながら、セットプレーから2失点した後、どうしても追いつくことの出来なかった第5節ホーム・栃木戦の記憶が生々しい。影山監督は続ける。「サッカーは、気持ちが身体を動かすスポーツ。メンタルが保たれなければ、普通に出来ていたことが、出来なくなる」。岡山の選手のメンタルはどうだろうか。今週、行なわれた大阪学院大学との練習試合では、新加入の李東明、トップ下の臼井仁志、ケガから復帰した新中剛史がゴールを決め勝利した。前節・千葉戦でも裏に抜ける動きでチャンスを作った臼井は、J加入初年だった昨季序盤にトップチームでプレーした後、セカンドチームに登録された経験がある。再び、レギュラー争いに参加するに至った彼の強さには、がむしゃらさがある。同じことが岸田裕樹にも言える。様々な舞台を経て、鍛えられた精神力を備えた選手が、岡山の2列目を構成する。

もうひとりの岡山の2列目、小林優希は、「求められているのは、守備です」ときっぱり、言い放つ。小林といえば左サイドのチャンスメーカーであり、正確なキックの名手だが、「以前だったら左サイドにいる選手、でしたが、今季は中にも右にも動いて、守備をすることが絶対条件。相手攻撃の芽を摘んで、そのうえで、攻撃で貢献できれば」。岡山が目指すところは、いわば「攻め」の守備。小林はまた、「前線は誰が出ても、同じ絵が描けるようになっている」と話す。

草津は組織だった守備をベースに、パスを丁寧につないで攻撃に入る、という理想形を手に入れつつある。そのカギを握る中盤に、ボランチ・戸田和幸、左サイドハーフ・廣山望の元日本代表の2人をはじめ、トップ下でパスを散らす櫻田和樹、状況に応じてミドルシュートを放つ松下裕樹が揃う。いかに無失点で抑え、いかにチャンスをものにするかは、中盤での攻防にかかっていると言っていいだろう。

7戦未勝利の草津は、そのストレスをどのように抱えて、もしくは忘れて、目の前の試合で集中したパフォーマンスを発揮できるか。ここまで2勝1分4敗の岡山も、いまだ満足のいくゲーム内容が出来ていない点では同様だ。ここ2試合はシュート数もそれぞれ5本前後と伸びない両チームだが、どちらも「自分たちのやり方」の完成は間近。それだけに、選手のメンタルを管理する監督の采配にも期待がかかる。

以上

2010.04.23 Reported by 尾原千明
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