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【J1:第8節 京都 vs 山形】プレビュー:堅守・山形に京都がサイドで勝機を創れるか。互いの底力が試される一戦(10.04.23)

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4月24日(土)J1 第8節 京都 vs 山形(13:00KICK OFF/西京極チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch180 12:50〜(解説:上田滋夢、実況:寺西裕一、リポーター:和田りつ子)
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J1第8節、西京極に山形を迎え撃つ。京都は第3節(3/20)仙台戦以来、西京極でサポーターと勝利の喜びを分かち合っていない。勝利を喜びたい。そんなシンプルな願いにチームは応えてくれるのか。京都、山形、互いに底力を試される一戦となる。

前節、京都はアウェーながらもF東京から勝点をもぎ取った。この試合に、右サイドでは西野泰正が今季初先発。加藤久監督は起用について「試合に飢えていたし、相手に対し攻守に圧力をかけられる力を持っている」と明かした。そして、その言葉通り攻守に渡り存在感を発揮。先制点は、柳沢敦のポストプレーに西野が裏へ抜けて生まれたもの。「まずは守備から入りました。相手の背後を狙うこと、ボールを引き出すことを意識していました」(西野)と、基本に忠実にプレーしようと意識した結果、チームの勝点獲得に見事貢献した。
裏へ抜ける、前へ出て行く。先制点を挙げた角田誠の飛び出しもまた、この基本に忠実にプレーした結果だった。先制点は、右サイドからの攻撃でボールが逆サイドにこぼれ、そこに走り込んだ角田が決めたもの。角田は後半にも裏に抜ける動きでF東京守備陣に圧力をかけていた。
西野と角田。前線の柳沢、中山博貴に対し、飛び出すことでチャンスを創造。まるで遊撃の様なアクセントを加えている。ここに増嶋竜也、森下俊の両サイドバックによる相手サイドをえぐるような勢いが出てくれば京都の攻撃は相手にとってさらに嫌なものになるだろう。

対戦相手の山形。前節、横浜FMに惜敗したものの、非常に組織的なプレーを随所に見せる。攻撃の中心は、チームにフィットしてきた田代有三。だが、この田代のポストに対して動く古橋達弥にも注意が必要だ。
ここは、京都の水本裕貴、郭泰輝のコンビとのマッチアップとなる。ここまで無失点試合はないが、名古屋戦、そして前節のF東京戦と水本は尋常ではないほどレベルの高い守備を見せている。2試合で3失点なので批判の対象になってしまうが、その能力の高さは特筆するものがあり、是非注目して欲しいプレーヤーの一人だ。今節こそ郭泰輝と共にチャレンジ&カバーで、山形の攻撃の核を封じ込めるか、注目だ。
そして、山形は2列目から秋葉勝も攻撃参加してくる。田代との連携、さらに右サイドの北村知隆と絡み出す様になれば山形は勢い付くので、ここを封じることもポイントの一つになるだろう。

組織的な山形を象徴するのが素早く帰陣しての守備ブロック。これに多くのチームが手を焼くことになる。だが、山形にとってもディエゴの強引なシュート、柳沢の動き出しは脅威として感じているはずで、京都としてはそこをちらつかせつつ、サイドに早く展開し、活路を開きたい。組織的な守備を敷く山形は、逆に言えば攻め残りがないということにもなる、京都はマイボールになれば、いつも通りサイドを上げて攻撃的に出たいところだ。
山形の中央は強固。だから中央からサイド、またはサイドから逆サイドと、シンプルに展開を早くできるかが勝負のポイントとなるだろう。シンプルであればある程、山形ディフェンスが中央でマークのずれを起こす可能性が高くなる。西野、増嶋でサイドをえぐれば、中央は柳沢、中山、ディエゴ、角田、森下と最大でこれだけの選手がゴールに迫ることができる、と言うよりもこんなゴール前を観たい。

本来ならば一直線でゴールを目指す、速く力強い攻撃を意識することを第一に訴えたいが、山形はまずそれを許さない。だからこそ、サイドをどう攻略するか、これが重要になるだろう。ゆっくりとサイドにボールを送っても山形の守備は崩せない。シンプルに、そして、選手が足を止めずにプレーできるか。J1通算100得点の期待もかかる柳沢は「タイミングやコンビネーションなど攻撃に工夫が必要」と話した。
堅守・山形に京都の攻撃がどこまで通用するか、その底力に期待したい。

以上

2010.04.23 Reported by 武田賢宗
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