4月18日(日)J2 第7節 北九州 vs 栃木(13:00KICK OFF/本城)
スカパー!生中継 Ch184 12:50〜(解説:小野信義、実況:石田一洋、リポーター:麻倉ももこ)
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「勝たなければという意識は高い」。千葉と富山に連敗し17位に後退したものの、北九州の与那城ジョージ監督はチームの士気は保てていると話す。だが連敗中のチームに降りかかる課題は容易に解けるものではない。
ここまで6試合を戦って得点はわずかに2点。「組み立てはできている」(与那城監督)が、クロスやシュートの精度、僅かな判断の遅れが響き、得点チャンスをものにできていない。高いラインを売りにしてきたが最近は引き気味。FWが孤立して攻撃に人数を割けず、セカンドボールも拾えていない。
DFの選手起用にも頭が痛い。センターバックの川鍋良祐が今節出場停止。冨士祐樹を欠く左サイドバックも前節に続いてMFの日高智樹の起用が濃厚だ。しかし、DFの相次ぐ欠場が新たな変化をもたらしつつある。センターバックは川鍋に代わって河端和哉の出場が予想される。河端は今季サイドバックに入ったが、移籍前の熊本では長らくセンターバックでプレーしてきた。慣れ親しんだポジションでの起用になるが、取材に応える河端の表情は険しい。「センターバックは喋り、選手を操るポジション」と役割を自認、「強いチームは攻守の切り替えが早い。チームに意識させないと」と話し、先輩Jリーガーとしてプレーの中でチームの手本になると誓う。
河端とセンターバックを組む長野聡も「バタさん(河端)とはやりやすいと思う。相手のFWを僕とバタさんのところで潰して、素早い攻撃に結びつけたい」と話している。
何より得点が求められる攻撃陣では宮川大輔が調子を上げてきている。14日の徳山大との練習試合では持ち前の強烈なシュートをゴールに突き刺した。練習では左サイドハーフでプレーしているが、キーパーの手を弾いてなお真っ直ぐ進む宮川のシュートは指揮官への好アピールになった。与那城監督も「宮川が調子が良い」と太鼓判。
ゴール前までボールが運べずミドルレンジからシュートを打つことが多い北九州にとっては、宮川の強烈なミドルシュートは重要な選択肢になる。前戦からのプレスにも宮川は積極的だ。
成績が振るわない中で選手の組み替えは現状を打開する契機になるかもしれない。得点を取るために誰をどう使い、失点を防ぐために誰をどう使うのか。オプションは多くはないが、調子の良い選手を適所に使って、難場を乗り越えたい。
一方の栃木は、前節の草津戦でチャンスを作りながら得点を挙げることができなかった。引き気味の草津を崩しきれず、松田浩監督は「ああいう状況でも点を取っていく姿勢が大事」と振り返った。
ただ第4節の大分戦では4点、第5節・岡山戦でも2点を挙げた。ボランチの佐藤悠介と米山篤志が好調で、攻撃の組み立てはスムース。リカルド・ロボの決定力も相まって、長い目で見ると得点力は向上している。前節がスコアレスだったとはいえ、悲観することはないだろう。
だが、個々の選手の活躍が引き立つと、抑えられるポイントは明瞭になってしまう。北九州も当然にロボや佐藤をマークしてくるはずで、単調な攻撃では相手の「思うつぼ」にはまりかねない。視野を広く持ってボールを運んでいきたい。
ゴールが遠い北九州と、得点力を向上させつつある栃木の対戦。それぞれの課題や自信を胸に、新しいイエローダービーが幕を開ける。
以上
2010.04.16 Reported by 上田真之介
J’s GOALニュース
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