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【J2:第7節 徳島 vs 愛媛】愛媛側プレビュー:勝利のために忘れてはならない積極性と粘り強さ。愛媛は四国ダービーの流れを変えられるか。(10.04.16)

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4月17日(土)J2 第7節 徳島 vs 愛媛(14:00KICK OFF/鳴門大塚チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch185 13:50〜(解説:大西貴、実況:小玉晋平、リポーター:奥田麻衣、リポーター:重橋秀香)
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徳島側プレビューはこちら

「勝ったことは重要で、それはポジティブな作用を与える」と前節の東京V戦を振り返ったバルバリッチ監督。その初勝利によって愛媛の戦績は2勝1分2敗の五分の星に復帰、今季初の勝ち越しをかけた今節は、鳴門大塚での四国ダービーという大一番になった。

「地域間のダービーは私もこれまでに経験してきたし、モチベーションが高くなるもの」とダービーについて語ってくれたバルバリッチ監督。自身としては初の四国ダービーに臨むにあたり「強くなる気持ちを、適切な形でピッチで体現しなければならない」と続けた。そして、指揮官がコントロールするように、静かにテンションを高めているかのような愛媛の選手たち。「初の経験」というキャプテン福田健二を含め、今季の愛媛にはまだ四国ダービーを実感したことがない選手も少なくない。そのことも、ダービーを前にしたチームの穏やかな雰囲気に影響しているのかもしれない。東京V戦のスタメンで言えばDF小原章吾の他、MF渡邊一仁や越智亮介も四国ダービーのピッチは未体験。FW石井謙伍は「色々なダービーをテレビで見たりして、熱いものだとは分かっているけど札幌には無かったもの」と、ダービーそのものが初体験だ。

しかし、目下は愛媛の4連敗中というダービーの結果を知らない選手は当然いない。だからこそ、赤井秀一が「昔からやっている選手としては内容よりも今回は結果。何とか勝ちたい」と今回のダービーでの勝利を信じる気持ちを、選手全員が共有している。そして愛媛の選手たちはもちろん、サポーターも2008年の7月30日、ニンスタで行われたダービー以来の勝利に飢えている。

そのダービーで勝利を奪うには、東京V戦で「20〜25分頃まではよくやっていた」とバルバリッチ監督がいう愛媛のサッカーをやるしかない。「フク(福田)さんから追いかけて、奪えているときはよかった」と渡邊が語るように、ファーストディフェンダーから連動した守備で徳島を追い込みたい。そして、目指すはゴール。「ミスは多いので直したいけど、チャレンジしてのミスならまだいいと思う。その姿勢を忘れないようにしないと」と、越智は自らのプレーを分析し、ダービーでも積極的なプレーを貫くことを誓う。ダービー4連敗中、得点もゼロ。この流れを断ち切るためにも、必要なものがゴールであることは明確だ。

しかし、対する今季の徳島は開幕4連勝と好スタートを切った。「今季は最後まで昇格争いをするチーム。自分の中で評価は高いし、リスペクトしている」とバルバリッチ監督もその強さを認める。ただ、「そういうチームだからこそ、より付加的なモチベーションを与えてくれる」と、難敵が相手のアウェイ戦でも勝点奪取に対して意欲的な顔を見せる。「アクティブに来る相手を逆に上手く使うこと」と、東京V戦での課題についても言及したが、それは徳島戦にも当てはまること。昨季以上に高い戦力を誇る徳島、その相手に対して押し込まれる時間帯をいかにしのぐか。「受け渡しを上手くして、スピードに乗った攻撃をさせないこと。それは東京V戦でもできていた」と渡邊。若く、勢いとスピードがある徳島の攻撃陣をイライラさせるくらい、粘り強い守備を90分間、我慢強く続けることも必須だ。

不安や野心、期待や恐れ。選手や監督から伝わってくる心理状況はおそらく、決戦を待つサポーターにとっても同じようなものがあるだろう。しかし、どんなに思いを巡らせても、刻一刻と運命の時は近づく。愛媛は徳島の勢いを食い止められるか。そして、四国ダービーの歴史を再び動かせるか。愛媛のサポーターもその当事者として、ひとりでも多く徳島へと足を運んで欲しい。

以上

2010.04.16 Reported by 近藤義博
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