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スカパー!生中継 Ch185 13:50〜(解説:大西貴、実況:小玉晋平、リポーター:奥田麻衣、リポーター:重橋秀香)
勝敗予想ゲーム17日13時締切! | 皆の投稿で作るスタジアム情報
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完敗を喫した(5節・大分戦/0-3)後の、しかも2週間のインターバルを置いて迎えるゲームだけに徳島にとって今節は非常に重要。言うまでもなくチームには苦い経験をしっかり糧に出来ているかがシビアに問われる。
そして、このようなタイミングで顔を合わせるのはやはり宿命付けられた巡り会わせなのだろうか。そう、今節は四国ダービー。言わずと知れた意地と意地、プライドとプライドが激しく火花を散らす決戦だ。それだけにこの一戦は内容と結果の両方が求められる戦いと表して間違いない。大分戦の反省を活かした成長あるプレーを披露することと、一昨シーズンの第3戦(2008/9/27)から保持し続けている『四国ダービー ウィナーズフラッグ』を守ることのどちらもが徳島に課せられる使命となる。
そこでその使命達成のためのポイントを考えたなら、素早い攻守の切り替えと狙いを持った守備の復活がそれではないか─。事実、完敗した大分戦を振り返ってみると、徳島は多くの場面で後手を踏んでしまい、その結果として攻撃の有効打を出せなかった。さらに言うならチームには守備の狙いがなかなか見られず、大分の選手たちの少ないタッチによるボール回しを分断出来なかったと認めざるを得ないだろう。いずれにしても、明らかにその2つを欠いたことが主導権を握れない状況へと陥り敗戦を招く大きな要因となってしまったのだ。
だからこそ、実際にチームも今週末へ向けての準備ではそれらを取り戻すことに力を尽くしている。フォーメーションメニューやミニゲームでも必ず選手たちは「切り替えろっ!」「行けっ、行けっ!」といった声を絶え間なく響かせ、本来の自分たちをもう一度呼び起こそうと懸命な姿勢を見せているのである。あの敗戦で学んだことをしっかりチームのプラスに変えていざ特別な戦いへ臨もうと。
また、これは今節だけに対してというわけではないが、指揮官としては「様々なオプションも考えている(美濃部直彦監督)」ようだ。これまでは好調故ほとんどチームに手を入れていなかったが、津田知宏のケガもあったことからシステムやスタメンの変更も今は選択肢として持っており、そのカードを今節いきなり切ってくるかも知れないというところは選手たちのパフォーマンス同様注目すべき点となろう。
二兎追う者は…とは誰もが知っている諺だが、この土曜日の徳島はそれを完全否定しなければならない。内容も結果も絶対に得なくてはならないのだ。もちろんそれは決して容易いことでないし、しかも四国ダービーというメンタル面もが大きく作用するシチュエーションを加味したならその難易度はよりいっそう高いものとなるはず。しかし、今の徳島なら期待を掛けるに十分値する。チームはきっとスタジアムを埋め尽くすであろう地元ファン・サポーターに2つの成果を掲げて見せてくれるに違いない。
以上
2010.04.16 Reported by 松下英樹