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【J2日記】福岡:小さなお友達(10.04.15)

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(C)中倉一志

あどけない笑顔を振りまく伊織くんは雁の巣球技場の人気者。初めて会ったときは女の子と間違ってしまい、ごめんなさい

(C)中倉一志

左足から繰り出されるキックの精度は天下一品。アビスパの将来のエースの座は約束されている(?)

(C)中倉一志

この日は撮影助手として大活躍。初めての撮影ではレンズをのぞきながら、「おーっ!ナカジや」と大興奮でした

雁の巣球技場には様々な人たちがやってくる。メディアの人間はもちろん、目当ての選手を追いかけているサポーターもいれば、たまの休みを利用して選手たちの様子を見に来るサポーターもいる。そして、記念にサインをもらったり、写真を撮ってもらうためにやってくる人もいる。見学の仕方も様々で、物静かに1人で練習を見つめている人もいれば、グループでやってきて談笑しながら雁の巣球技場の空気を楽しむ人たちもいる。そのスタイルは違っても、地元のチームを愛し、地元のチームをサポートしようというのは誰にも共通する想い。何度も顔を合わせているうちに、互いの間に仲間意識が生まれる。

そして、写真は私の小さなお友達。名前は伊織(いおり)くん。今年幼稚園に入園したばかりの3歳の男の子だ。まだ言葉もはっきりせず、よちよち歩きの頃から、お母さんに連れられて雁の巣球技場に毎日のように通っている筋金入りの常連サポーター。もちろんホームゲームは皆勤。アウェイゲームにもサポートに行くこともある。ファッションにもこだわりを持ち(?)、雁の巣球技場にやってくるときは必ずお気に入りのものを身に付けて登場。去年までのお気に入りは、大好きな中島崇典と鈴木惇のサインの入った黄色い靴。この日は一番のお気に入りのパンツを履いてやって来た。

友達になったきっかけは、ある時、練習取材後にボールを蹴り合ったこと。まだ、言葉がはっきりしていない頃だったが、その実力は驚くばかり。大きく振りかぶったフォームから放たれる左足のトーキックは、何度蹴っても私の足下にピタリと返ってくる。さすがは毎日のようにプロの練習を目の前で見ているだけのことはあると感心。早速、アビスパに加入した暁には、真っ先にインタビューさせてもらうことを約束した。それ以来のお友達付き合い。そして、時々、私の取材ノートは伊織くんの落書き帳となる。
けれど、高校卒業後にプロ入りするとして15年後。私の歳は…(汗)。大丈夫、定年がないのがフリーランスのいいところだ。

この日は、練習終了後に自主練習をしている選手たちの撮影助手を買って出てくれた。大きな望遠レンズを両手でしっかり抱え、ピントを合わせながら「おーっ、ナカジや」と声を上げながらパチリ。綺麗に撮れたかどうかは私と伊織くんの秘密です(笑)。
今年から幼稚園に入園したため、いままでのように毎日会えないのが残念。でも、アビスパの練習は今シーズンから午後にシフトしており、全く会えないということはないだろう。その時は、またボールを蹴り合おう。それと、アビスパの選手として日本一になったら祝杯を上げよう。もちろん私の奢りでだ。それが出来るのは17年後。そして私の歳は…。大丈夫。平均寿命までは、まだまだたっぷりある(でもないか…汗)。

以上

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2010.04.15 Reported by 中倉一志
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