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【J1:第7節 名古屋 vs 新潟】プレビュー:美しくもあり、堅実でもある攻撃で勝利を重ねる名古屋。今季初勝利を挙げたばかりの新潟にも勝負強さを発揮し、連勝を伸ばせるか。(10.04.16)

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4月17日(土)J1 第7節 名古屋 vs 新潟(14:00KICK OFF/瑞穂陸チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch180 13:50〜(解説:森山泰行、実況:尾原秀三、リポーター:吉田太一)
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現在リーグ戦では3連勝中と好調の名古屋だが、その内容は昨季までのチームとは大きく違う。ここまで全ての公式戦で2得点を挙げていることは攻撃の充実ぶりを物語っているが、得点の多くはセットプレーからのもの。ケネディや田中マルクス闘莉王、増川隆洋ら長身の選手たちを時にはおとりに使い、効率よく得点を重ねている。反面で代名詞でもあるサイド攻撃からの得点は少なく、流れの中から歓喜の輪はあまり生まれていない。華麗な一面をちらつかせながら、堅実な方法で勝負を決める。連勝を支えているのは、勝負どころを抑えた巧みな勝ち方にあるわけだ。

今回の一戦でも、その傾向は大きく変わることはないだろう。水曜日のヤマザキナビスコカップでようやく今季公式戦初勝利を挙げた新潟だが、リーグ6試合で7失点と守備陣が大崩れしているわけではない。アウェイゲームということもあり、堅い守備は昨季同様に名古屋を苦しめることになりそうだ。新潟の問題はここまで不振を極めている攻撃陣にある。公式戦8試合でわずか3得点のみ。大島秀夫と矢野貴章ら前線のストライカーが思うように活躍できておらず、チームはまさかの最下位低迷を味わっている。

したがって、試合展開は名古屋のホームゲームの大半を占める“名古屋が攻め、相手が守る”となることが濃厚だ。しかし、昨季までなら得意のサイド攻撃を繰り出すスペースを消され、身動きが取れなくなっていたところだが、今季は違う。先にも述べたセットプレーに加え、金崎夢生やマギヌンらを中心にしたサイドの1対1が大きな効果を挙げているのだ。その秘訣は逆転の発想によるもの。サイドバックや中盤センターの選手が加わる分厚い攻撃が名古屋の売りだったが、それは一方でサイドの“人口過多”を生み出してもいた。攻撃の人数が増えれば、守備の人数も必然的に増える。相手が引いた守備をしけば、サイドで選手が動き回るスペースはほとんどなくなっていたのである。そこで今季は特に金崎がそうであるように、ウイングの選手が単独で1対1を仕掛ける場面が多く見られる。狙いはスペースの有効活用だ。サイドへの手厚いフォローをクロスに詰める人数に回すことで、中央での怖さも増すことに成功している。

注意すべきは相手のカウンターに対するケアだが、そこも大きな心配はいらない。ここまでのリーグ5試合で4失点は、1試合未消化とはいえリーグ2位タイの数字。しかも3連勝はすべて完封しており、守備面の充実ぶりも特筆すべきものだ。その中心に闘莉王がいることは言うまでもない。名古屋のゾーンディフェンスをこなしながらも、危ない局面ではボールホルダーへと厳しいチェックを仕掛ける勘の良さが光る。マルシオ・リシャルデスやミシェウなど、新潟が誇る良質のパサーたちとどのような駆け引きを見せるかも、注目しておきたい部分だ。

ここ数試合でローテーションを繰り返すこの日の布陣は読めないが、今季移籍してきた千代反田充にとっては古巣との対戦となる。新潟の選手のプレーを知り尽くした頭脳派のプレーにも、興味が沸くところ。その他のポジションにも前節からの入れ替わりがあることは必至で、好循環に入った巨大戦力の強さはまたも誇示されることだろう。昨季は一度もなかった4連勝への視界には、一遍の曇りも見当たらない。

以上

2010.04.16 Reported by 今井雄一朗
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