![チケット販売はこちら チケット販売はこちら](/jsgoal_archive/images/icon_news_ticket.gif)
★ヤマザキナビスコカップ特集ページ
----------
現在のヤマザキナビスコカップの予選方式は、7チームによる総当たり戦だが、ホーム&アウェーではない。つまり、3チームとはホームだけで戦い、残り3チームとはアウェーだけで戦うことになる。そう考えると、その組合せも微妙に影響を及ぼすことになるが、いずれにしても予選突破のためには、ホームでいかに勝点を稼ぐかが重要になる。
その意味では、磐田にとって明日の横浜FM戦は、予選6試合の中でも大きなポイントになる一戦と言える。初戦に埼玉スタジアム2002で浦和と1-1で引き分け、勝点1をつかんだことを踏まえると、このホーム初戦で横浜FMを破れば、予選突破に向けてかなり前進することができるからだ。
そのため、この試合でも浦和戦と同様、メンバーを大きく変えることはなさそうだ。膝の状態が万全ではない西紀寛は休ませる可能性が高いが、右太もも裏の痛みで2試合を休んだ駒野友一が、この試合で復帰する見込みなのはプラス要素。FWは、新加入の荒田智之が起用される可能性もあるが、前田遼一とイ・グノの日韓コンビもしっかりと試合に備えている。
試合内容に関しても、リーグ戦第5節のG大阪戦では中盤でのゲームメイクや決定力という部分で良い面が出て、待望の今季初勝利。土曜日の第6節・湘南戦は、勝ちきれなかったものの守備陣が踏ん張って、今季初の無失点ゲーム。まだまだ課題は多いが、試合を重ねるごとにチームは何かしらの進歩を見せている。
その流れを継続していくことが、今の磐田にはリーグ戦、ヤマザキナビスコカップという違いを問わず重要なことだ。とくに前節の前半は、湘南の厳しいプレスを受けて「ほとんど何もさせてもらえなかった」(柳下正明監督)という状況だっただけに、このゲームではプレッシャーを受けてもしっかりとパスをつないでボールを保持していくという部分を、ホームで見せてほしいところだ。
一方、横浜FMのほうは、ケガを抱えている選手や疲労の目立つ選手を休ませる可能性はあるが、前回の予選リーグ第1節・山形戦でも、それほど大きくメンバーを変えてはいなかった。ただ、磐田サポーターにとっても少々残念かもしれないが、中村俊輔は左足首と左足甲に痛みがあるため欠場濃厚と見られている。ただし横浜FMとしても、予選突破は最低限の目標となるし、リーグ戦で2試合勝てていないことを考えても、アウェイといえども勝ちたいゲームであることは間違いない。とくに、この試合で出番を得た選手たちは、思いきり自分の力をアピールしてくるはずだ。
また、中盤の支配力という意味では、横浜FMはかなり高いレベルにあるチーム。したがって、中盤の主導権争いで磐田が優位に立てるかどうかというのは、大きな見どころのひとつとなる。もちろん、90分の中では横浜FMに押しこまれる時間帯も出てくるだろうが、その際には、守備陣が最後まで踏ん張りきれるか。そこも注目点のひとつと言える。
磐田がホームで自分たちが目指すサッカーができれば、得点力は十分に期待できる。そして、その得点を粘り強く守りきって勝点3をつかむという勝利の方程式。好選手が揃う横浜FMを相手にそれができれば、今後に向けても大きな自信となるはずだ。
以上