4月14日(水)ヤマザキナビスコカップ 山形 vs 清水(19:30KICK OFF/NDスタ)
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「あの2点がもったいなかった」
山形・小林伸二監督がそう悔やんだのは、J1第2節・清水戦を終えた直後のこと。1点のビハインドを追った山形は後半、攻撃的にカードを切っていったが、終盤に岡崎慎司、伊東輝悦のゴールで2失点し0-3とされた。得失点差にもことの外こだわる小林監督にしてみれば、バランスも考えたなかで選手交代をしたはずだった。「まさかそこまで考えてなかったなあって。去年だったらそういう失点の食らい方はなかったんだけど…」。
ただし、チームはこの敗戦から多くのものを学び、実戦に落とし込んできた。初勝利まではヤマザキナビスコカップも併せてそこから4試合を要したが、無失点時間がしだいに長くなるとともに得点が取れるようになり、現在2連勝中。前節では見事なモビリティで神戸のブロックを崩してみせた秋葉勝は、リベンジの思いも込めてこう話す。「清水と前回当たったときよりも戦えるようになったということを比べられるゲームだと思う。成長しているチームだということを、前のゲームよりも出していきたい」
迎えるのは、暫定ながら現在リーグ戦首位の清水。攻守の安定したバランスと卓越したパスワークで、ひとり無敗街道を進んでいる。特に守備の安定感は抜群で、今季ここまでの公式戦で4試合の無失点試合を達成している。
リーグ戦の前節は好調の昇格組・仙台戦をホームのアウトソーシングスタジアム日本平に迎えた。序盤こそ激しい鍔迫り合いもあったが、26分のヨンセンに始まり、終わってみれば5人で5得点のゴールショー。89分にクロスから中原貴之をフリーにし、無失点こそならなかったが、ゲームとしては上々の出来。「ハーフタイムでも、前節は横浜FM戦で2-0で勝っていた中で後半は受けに回ってしまったが、それを繰り返さないようにということを、選手同士が口々に話をしていた」。そう話す長谷川健太監督のエピソードには、選手同士でセルフコントロールが機能している充実感に満ちている。
ヤマザキナビスコカップ初戦の湘南戦では、武田洋平、伊東輝悦、永井雄一郎を先発で起用するとともに、多少のポジション変更も行っている。序盤こそ湘南の勢いを受ける時間もあったが、じわじわとペースを取り返し、終盤の藤本淳吾、原一樹のゴールで2-0と勝利。一昨年、決勝で逃したタイトル奪取への第一歩を踏み出している。今週末に控えているのは万博でのG大阪戦。そこへできる限りコンディションを落とさずに持っていくことと、それ以前にチームの層の厚さを考えれば、こちらも積極的にメンバーを入れ替えてきても不思議ではない。
両チームは昨年も同じ予選グループでヤマザキナビスコカップを戦っている。山形が廣瀬智靖が挙げた1点を守りきり、清水を下している。山形、清水ともスタイルはそれぞれ有しているが、メンバーの変動がどのように行われ、それがどのような影響を試合に与えるのか。そして、ニューヒーローの誕生はあるのか。キックオフは19時30分だ。
以上
2010.04.13 Reported by 佐藤円
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