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【J1:第6節 大宮 vs G大阪】レポート:前半のチャンスを活かしきれず。大宮がG大阪に逆転負け。(10.04.11)

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4月10日(土) 2010 J1リーグ戦 第6節
大宮 1 - 3 G大阪 (14:05/NACK/12,074人)
得点者:8' 藤田祥史(大宮)、44' 平井将生(G大阪)、49' 平井将生(G大阪)、52' 明神智和(G大阪)
スカパー!再放送 Ch181 4/13(火)21:00〜(解説:小倉隆史、実況:土井敏之、リポーター:石川葉子)
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前半と後半とで、まったく違うチームのように見えたし、まったく違う試合のようにも見えた。前半は完全に大宮が主導権を握りセカンドボールもなにもかもものにし、G大阪にチャンスらしいチャンスはないように見えた。逆に、双方一人ずつ交代をして迎えた後半はG大阪がさすがのパス回しや、セットプレーからの強さに沈黙した。後手に回り焦ってボールを追いかけるようになった大宮をあざ笑うかのようにG大阪はペースを取り戻した。終わってみれば1−3と、大差での敗戦。「今いる選手がやるべきこと」をできていないからこその敗戦、と張外龍監督は苦笑いのような表情を見せた。

前半は、開始3分のCK深谷友基がヘディングであわせたことに始まり大宮には多くのチャンスが訪れた。続く7分、左サイドで内田智也が放ったフリーキックはGKを直撃する。全体的に相手の守備陣の連携が悪かったこともあるが、前線からのプレッシャーが機能し高い位置で奪って、シンプルにタテパスからゴールを目指すことが徹底できた。そして8分、前線と中盤での激しいプレッシャーに耐えかねたディフェンダーがバックパスをミスしてしまうと、見逃さなかった藤田祥史がそのままゴール前に運び左足でGKとの1対1を落ち着いて制して先制点をもぎ取った。藤田の今季初ゴールにスタジアムは沸いた。

この後も大宮とは対照的に、相手のプレーは低調。G大阪は4−3−3の布陣を取るが両サイドは押し込められて高い位置を取れずFWが孤立したような状態が続いていた。それだけに、1−0で折り返すことがノルマであったし選手たちの胸には「このまま折り返せるだろう」という気持ちがよぎったのだという。
17分、市川雅彦がフリーで抜け出しGKとの1対1の場面を作る。26分には藤田が前線でおとし、橋本早十、市川でサイドを崩して最後は内田がシュート。32分にも右CKからファーサイドで深谷が折り返すと中央で藤田が左足であわせる。直後のCKもアンヨンハがヘディングであわせ、あわやゴールというシーンに。

ただ、決められそうで決められなかったことがこの日の敗因だろうか。前半終了間際の44分には山口智の自陣からのタテパスに、この日初先発の宇佐美貴史が左サイドで運び、ディフェンダーのウラをとった平井将生にスルーパス。平井がこれを左足で流し込んだ瞬間、試合の流れはG大阪に傾いたかに見えた。それまでは、チャンスを量産していた大宮といわばワンチャンスをものにしたG大阪。ハーフタイムでピッチに引き上げる彼らの姿はスコア的に並んでいるとは思えないものだった。

後半に入ると、G大阪は布陣を変更する。中盤の右サイドでそれまで起用されていた安田理大を左サイドバックに戻し、前線に大塚翔平を投入。すると前半のぎこちなさがうそのようにスムーズに流れ出す。49分に平井がディフェンダーのクリアを押し込むと、52分には明神智和が安田のクロスに合わせて右足で決める。この立て続けの失点で大宮は一気にペースを失う。「焦りから追いかけると、G大阪のペースで回されてしまい全てが後手に」と市川。「前半をリードして終えられていれば、逆に相手のパス回しもこっちがブロックを作ればいいだけだから怖くなかった」と藤田。奮闘を見せながらも両フォワードが反省点を合わせて口にしていたのが印象的だ。

この試合で、G大阪は一気に11位まで上昇。ただ、平井を始め橋本英郎、山口と負傷者が相次いだことに西野監督は「喜びより不安がよぎる」と暗い表情を見せていた。一方の大宮は、望んだ先制点をとることには成功したものの、追いつかれた後のメンタルをハーフタイムをはさんだにも関わらず立て直せなかったことは大きな課題だ。「精神的支柱である藤本主税さんがいないのは大きいといえば大きい。でもそれじゃだめ」と話したのは市川。支柱が離脱中なのであれば、チーム力で立て直していくしかないのだ。厳しい戦いが続く時こそが、チーム力を問われるときなのだ。

以上
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