本文へ移動

今日の試合速報

ブルーロックLP
ブルーロックLP

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第6節 京都 vs 名古屋】プレビュー:西京極に名古屋を迎えて、過去のデータを一掃する白星が欲しい京都。攻撃的な名古屋を相手にメリハリの利いたサッカーができるか注目だ!(10.04.09)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
4月10日(土)J1 第6節 京都 vs 名古屋(13:00KICK OFF/西京極チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch180 12:50〜(解説:本並健治、実況:寺西裕一、リポーター:和田りつ子)
勝敗予想ゲーム10日13時締切! | 皆の投稿で作るスタジアム情報
----------
J1第6節、西京極に名古屋を迎える。京都は、名古屋を相手にリーグでは8試合連続で勝ちを逃している(2003年・1stステージ11節以来 4敗4分)。今季第4節の磐田戦で、ヤマハスタジアム未勝利という忌まわしきデータにピリオドを打ったように、今節、西京極で新たな一歩を記したい。

前節、京都はC大阪に苦杯をなめた。後半は積極的に出る様になったものの、前半は「京都のやりたいサッカー」がほぼ出来なかった。
第2節の鹿島戦からヤマザキナビスコカップ予選の大宮戦まで、京都の戦い方は去年のそれより本当にシンプルになった。表現するなら、「京都ボール・攻撃・どんどん前に出てゴールを目指す。相手ボール・守備・全力で戻る」と、とても単純なサッカーを展開しているのだ。昨年の西京極最終戦、第33節浦和戦。京都ボールになってもなかなかボールが前に出ない場面ばかりだった。だが、そんなサッカーからの脱却へ、選手の意識が随分伝わってくる様になっている。

全てがいい攻撃だとは、もちろん言えない。前節のC大阪戦の後半では、前に出ていったはいいが、足を止めて足元でボールを受けようとしたため、そこを狙われてパスの出し手が怖くてパスを出せない、というシーンが何度かあった。逆に前半は、柳沢敦がいい飛び出しを見せたが、2列目との距離が遠くなって攻撃がつながらなかった。ポストプレーも増やすべきだったろう。

こうした拙攻も確かにあるのだが、選手たちの「攻撃しよう」「前に出て行こう」とする意識は十分伝わってくる。京都サポーターの方には、京都のサッカーに対する判断の片隅にでも、「去年の西京極での鹿島戦、浦和戦と比べ、京都が攻撃的になっているかどうか」という視点も入れて頂ければと思う。
と同時に、今節、西京極で繰り広げられるサッカーこそが全てである、というのも事実。そこは厳しく、又は熱く、時には温かく、選手を観てもらえればとも感じる。

対戦相手の名古屋。フォーメーションを4−3−3にして前線の枚数を多くした戦いを演じる。攻撃の中心は高さが武器のFWケネディ。ここに金崎夢生、玉田圭司、小川佳純と攻撃陣が絡んでいくパターンが目を引く。この高さの対策とセカンドボールを如何に拾うかがポイントとなるだろう。ゲームプランなら、名古屋のインサイドハーフの小川、ブルザノビッチに対し、京都がどう守備隊形を整えるのかが注目点だろう。

その名古屋に対しての京都の攻撃。注目は2点、中山博貴と増嶋竜也。今や京都の攻撃の鍵を握る選手となった両名。中山は左サイドというよりも攻撃で自由に動いてボールをもらい攻撃にアクセント加える。もともと攻撃意識が強く、それが、京都の前へ出ようとする攻撃とピタリと一致。ディエゴ、柳沢が前を向いて勝負できる様に、そして自身もゴールを狙える位置にどんどん入っていく。名古屋の守備的MFは1枚(吉村圭司、中村直志ら)のため、上手く相手の両側のスペースを突きたいところだ。

そして、増嶋。マッチアップが玉田となるが、両足首に痛みを抱えており、マギヌン起用の可能性も高い。そして、増嶋のサイドの中盤がブルザノビッチ。前節にブレ球FKを見せ、名古屋サポーターの期待も高まるだろうが、守備意識は低い。増嶋にとっては攻撃に出ることで名古屋の左サイド攻撃陣を守備に回す、或いは数的優位を生かした攻撃の起点の役割が必要になるだろう。攻撃時にフリーになることが予想されるだけに、そこでどう攻めるのか、楽しみなポイントではないだろうか。

中山は「前半から自分たちのサッカーをしないと上には行けない。(自分たちのサッカーは前半から)出来ると思うし、自分たちの気持ち次第だと思います」と、京都のサッカーにこだわった。そして、「ボールを動かしてスペースを作らせてチャンスを作る。ボールを持った選手が怖がらずに縦に出すか、(それとも)横に出すかで違ってくる。くさびを入れて相手の嫌がることをやらないといけない」と付け加えた。カウンターを恐れては攻撃できない、ということだろう。「どんな相手でもチャレンジが必要。やらないといけないと思います」。まさに今の京都のサッカーと同じ意識なのである。

名古屋相手に、自分たちのサッカーを貫こうとする京都。「京都ボール・攻撃・どんどん前に出てゴールを目指す。相手ボール・守備・全力で戻る」という単純ながら力強いサッカーが観られるようになった京都。
サポ―ターの皆さん、是非一度、去年とは明らかに変わったという京都の姿を西京極でご覧下さい!

以上

2010.04.09 Reported by 武田賢宗
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第30節
2024年9月14日(土)19:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/09/12(木) 00:00 ハイライト:長野vs大宮【明治安田J3 第25節】