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スカパー!生中継 Ch363 14:00〜(解説:金田喜稔、実況:清原正博、リポーター:新井麻希)
勝敗予想ゲーム27日13時締切! | 皆の投稿で作るスタジアム情報
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24日にAFCチャンピオンズリーグ ペルシプラ・ジャヤプラ戦を戦ったばかりの鹿島は、中二日でホームに山形を迎え撃つ。ただ、鹿島は現在5連戦という過密日程のまっただなか。山形戦のあとにも中二日でインドネシアでの試合に臨まなければならず、インドネシアの試合のあとは仙台でのアウェイが待っている。この日程と付き合いながらどうコンディションを維持していくのか、対戦相手とは別の大きな問題を抱えながら戦うことが必要だ。
26日に前日練習を行った鹿島は、内田篤人が練習を回避。少し違和感があったため監督から大事をとって休むよう指示を受けたようだ。代わりに左SBの位置にジウトンが入って練習を行ったが、試合当日にどういう布陣になるのか未知数のままだった。
選手に少しずつ疲労が溜まり、フェリペ・ガブリエルが負傷離脱している状況のなかで遠藤康、小谷野顕治といった若手選手が試合に出始めてきたことは朗報だ。
「若い奴らが試合に絡んできているのは良いこと。そういう選手が出てこないと勝てないわけではないけども、ヤス(遠藤)みたいにラッキーボーイ的なのが出てくると大きい」
先日のACLで貴重な先制点をあげた新井場徹はいまの状況を「総力戦」と表現し、若手の台頭を喜んでいた。確かに、インドネシアは気温30度を超えるなかで試合をしなければならない。いまいる選手で力を出し合って乗り切る必要がある。山形とは昨年終盤に相対し、シュート0本に抑える完勝をおさめているが、あそこまで圧倒的な差を見せつける試合をするのは難しいかもしれない。しかし、しぶとく勝点3を拾っていくことが求められている。
また、この試合からイ・ジョンスが戦列に復帰する模様。今季開幕してから公式戦無敗を続けてきているだけに「無敗記録に水を差さないようにしたい」と意気込んでいた。
一方、山形は2分1敗とリーグ戦未勝利。3試合で奪った得点は2。ひとつはオウンゴールのため自らの力で奪った得点は1に留まっている。勝てない原因は明らかな得点力不足と言えるだろう。その中心にいるのが、今季から山形に移籍した田代有三だ。攻撃の中心として期待されながら3戦不発。長谷川悠が怪我でチームを離れているいま、その期待は益々大きくなっている。
それだけに、古巣相手に移籍後初ゴールをあげられれば、周囲に与えるインパクトも変わる。鹿島の選手たちも「意気込んで来るだろう」と予想していた。右から古橋達弥、左から石川竜也と高い精度のクロスを蹴られる選手もいるため、山形にとっては田代をどう生かすのか、鹿島にとっては田代をいかにして封じるのかがポイントとなるはずだ。
以上
2010.03.26 Reported by 田中滋