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スカパー!生中継 Ch308 13:55〜(解説:福西崇史、実況:八塚浩)
勝敗予想ゲーム27日13時締切! | 皆の投稿で作るスタジアム情報
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2連敗を喫している神戸とは対照的に、横浜FMは2試合続けて大量得点での白星と勢いを見せている。横浜FMの勢いを考えれば、相手に分があると思われがちだが、神戸にとっての『ホームズスタジアム』は、特別な場所。昨年の同スタジアムではリーグ、カップ戦21試合を戦って、黒星を喫したのはわずかに4試合と、驚異的な勝率を誇る聖地だ。実際、選手たちはそのピッチに立つ時「独特なパワーを感じる」という。今節は、その『ホームズスタジアム』での一戦。いつも以上に心強い後押しを感じながら、選手たちはピッチに立つことだろう。
さて、前節の清水戦では序盤から神戸ペースで試合を運びながらシュートチャンスをものに出来ず、逆に終盤にセットプレーから失点したことで黒星を喫した神戸。ただ前線からのプレスを徹底する中で、失点シーン以外は落ち着いて相手の攻撃力に対応できていたことは間違いない。今節対戦する横浜FMは清水以上に攻撃に厚みが感じられる相手だが、前節同様、前線からのプレスを徹底しながら連動した攻守を展開する中で、2試合連続無失点と調子のいい横浜FMの守備ラインを切り裂きたい。
注目はベンチ入りが濃厚なFW都倉賢。昨年のJ2で得点ランク2位を叩き出し、神戸の新たな得点源として獲得されたFW都倉だが、開幕直前の非公開トレーニングマッチ(2月28日vs徳島)戦で右内転筋を痛めて離脱。ただ、それ以前のキャンプを含めた練習試合等では、『高さ』を武器にエリア内での強さを発揮し、三浦俊也監督からも「これまでの神戸にいなかったタイプ」と評価を得ていたことを考えても、ベンチ入りとなれば起用は十分にあるだろう。
「都倉は初めての公式戦だし、まだ100%ではない部分もあるだろうが、今まで同じタイプのFWが多かった中でバリエーションということを考えても彼の存在はポイントの1つになると思う」(三浦監督)
唯一気になるのはゲーム勘、コンビネーションの部分だが、神戸に加入してから約2ヶ月の間に彼のプレースタイルはしっかりと仲間にも伝わっていることを思えば心配はない。出場となれば、本人にとって約1年8ヶ月ぶりとなるJ1の舞台で大暴れしてくれるはずだ。
「練習試合と公式戦はまた違うだろうし、プレスの早さなども違ってくるだろうけど、その中で自分の持ち味をいかしたプレーを出来ればと思います」(FW都倉)
対する横浜FMは先に書いたように、攻撃陣が好調をみせている。その原動力となっているのが、MF中村俊輔だ。彼のJ1復帰戦となった湘南戦では3-0と勝利したものの、加入から間もないこともあり、そこまでのフィット感はなかったが、前節・川崎F戦は明らかに存在感を発揮しており、正確な『パス』や効果的な『ため』を前線に作ることで、チームの大量得点に直結している印象は強い。また、彼に連動しながら、好調のMF狩野健太やFW山瀬功治らが、個人技を最大限に活かしてチームを勢いづけていることも今の横浜FMにとっては最大の強みだろう。
神戸としてはホームゲームといえども、まずはその横浜FMの攻撃を自由にさせないことが求められる。加えて、決定機を確実にゴールへと結びつけること。その上で結果を引き寄せたい。
「相手は調子がいいけど自信を持って戦いたい。横浜FMが今、どういうサッカーをしているのか分からないけど、ここ数試合の得点力を思えばこそ、組織として固めて、ブロックを作り、一人ひとりが役割を徹底してやっていくことが大事。横浜FMは個々の選手が巧いし、1人でもさぼると間違いなくそこを突かれる。また先制点を獲る中でここ2試合は勢いに乗っている感じもあるので、そうさせないよう、うちが先に先制点を獲りたい」(FW大久保嘉人)
「横浜FMは中村、山瀬、狩野らがいい状態にある。しっかりマークをしてプレーさせないことが大事。ただサッカーは11人でするものだし他にもいい選手が揃っているので、それぞれをフリーにさせないように気をつけたい」(MFエジミウソン)
以上
2010.03.26 Reported by 高村美砂