3月27日(土)J1 第4節 湘南 vs 新潟(13:00KICK OFF/平塚)
スカパー!生中継 Ch180 12:50〜(解説:前田秀樹、実況:下田恒幸、リポーター:児玉美保)
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山形との開幕戦を1−1のドローで終えて以降、続く横浜FM、広島との対戦に敗れ、湘南のJ1復帰初勝利はお預けとなっている。開幕前の怪我から待望の復帰を果たした田村雄三は、「自分にとってはJ1デビュー戦でしたが、全然動けなかったし、もっとやらなければいけないと感じた」と、反省とともに前節を振り返った。決めるべき勝負所を逃さない、あるいはミスが決定的な場面に直結するJ1の厳しさを湘南の守備の要は肌で感じている。
しかし、受け止めているのはネガティブな要素ばかりではない。
「みんなでプレッシャーをかければ、相手に回させず、慌てさせることもできた。また僕らにもビッグチャンスはあったので、1−3というスコアほど内容に差を感じてはいない。まだ勝点1ですが、落ち込んではいません。みんな地に足が着いています。ひとつ勝てば何かが変わるはず」
事実、前節の広島戦で先に流れを呼び込み、決定機をつくり出したのは湘南のほうだった。チャンスを逃したことを嘆くのではなく、敵の守備網を崩した事実を誇ればいい。機をひとつ逸したのなら、次、さらにその次へと前を向いて走ればいい。それが湘南のサッカーだ。J2と比べチャンスの数が限られようとも、培ってきた姿勢は曲がらない。
ひとつ勝ちたいという思いは、今節平塚に乗り込む新潟とて同様だろう。開幕戦では川崎Fに敗れ、ホーム磐田戦、アウェイG大阪戦と、ここ2試合を引き分けている。2分1敗で勝点2と、こちらも3試合を終えて勝利がない。
ただ前節は、スコアレスドローにも手応えを覚えるに十分な内容を見せた。怪我から復帰したマルシオ・リシャルデスはゲームをコントロールし、自ら枠を狙い、ラストプレーまでG大阪ゴールを脅かした。曹永哲がスピードを生かせば、大島秀夫や矢野貴章はセットプレーを含めゴール前で強さを発揮した。無失点を支えたリーグ戦初先発のGK東口順昭の好守も見逃せない。敵地ながら、リズムはむしろ彼らの掌中にあった。
新潟のサイド攻撃とセットプレーは、一方の湘南のクロス対応とあわせてひとつのポイントとなろう。かたや攻守の切り替えを磨いてきた湘南にとっては、着実なディフェンスがチャンスに通じる。鋭い攻撃で新潟の堅守をかいくぐり、フィニッシュまでやり遂げたい。
もはや言うまでもなく、反町康治監督をはじめ寺川能人や野澤洋輔にとって今節は古巣との対決となる。「楽しみ」と野澤は口にし、チームメイトもまたその思いを汲み取っている。
ふたたび田村が言う。
「監督も、テラさん(寺川)もノジさん(野澤)も燃えていると思うし、なにより1勝すればチームは変わるはず。まずは勝点3が欲しい。そのための新潟戦だと思っています」
横浜FM戦と広島戦の反省を踏まえ、今週のトレーニングでは対人の守備にフォーカスしたが、ほかはつねと変わらず攻撃に目を向けてきた。「停滞したときに次なる力がなければならない」と、反町監督は一戦を見据える。
「新潟はオーソドックスなチーム。だからこそマルシオや曹ら個の力が出る。我々にとって、自分たちの現在地を確かめるには大事な試合だ」
これまで同様、目の前の一戦に勝つことにのみ集中する。勝利こそがそれぞれの感慨を深めてくれるに違いない。
以上
2010.03.26 Reported by 隈元大吾
J’s GOALニュース
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