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【J1:第4節 川崎F vs 清水】プレビュー:依然、ケガ人続出の川崎Fは守備面に課題が。攻守にバランスの取れた首位清水は難しい相手になりそうだ。(10.03.26)

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3月27日(土)J1 第4節 川崎F vs 清水(13:00KICK OFF/等々力チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch181 12:50〜(解説:小野剛、実況:倉敷保雄、リポーター:高木聖佳)
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川崎Fは0−4で大敗したJリーグでの横浜FM戦を、4−0で大勝したAFCチャンピオンズリーグのメルボルン・ビクトリー戦で払拭しており、このまま勢いに乗りたい。しかし、メルボルン戦からは中3日での試合となるため、コンディション面で調整の難しさを抱えている。1週間をきっちりと使えた清水に比べると、その点はハンディになっており、選手のコンディションをどのようにコントロールするのかが、まずは問われている。

そんな川崎Fが直面しているのが、ケガ人の多さである。清水戦を2日後に控えた25日の練習ではフィールドプレーヤーの総数は17名と紅白戦すらできない状況にあった。まだまだ体の動く鬼木達、今野章の両コーチが選手替わりにピッチに立つことも多くなっており、まさに総力戦の状態がつづいている。

体力的に厳しい中、チームには戦術面の改善も求められている。その一環としてチームは横浜FM戦の大敗を分析。ディフェンス陣によるミーティングが行われ、中盤との距離感と、それにともなうラインコントロールについて意見の集約が行われている。

25日の練習に合流した寺田周平は、そのラインコントロールについて「自信を持ってやりたい。ラインを上げるときは上げる。行けないところは行かないというはっきりしたプレーをしたい」と話している。出場機会があるかどうかは「監督が判断すること」としつつも「これまでもベタ休みしていたわけではないので、不安はないです」と機会が与えられればやれそうだとの言葉を残していた。もし仮に寺田が復帰できればチームにとっては大きな力となるのは間違いない。全体練習をこなした翌日の26日にリバウンドが出たり、試合前日に予定されている紅白戦でのパフォーマンスが悪ければベンチ入り自体が見送られることもあるのだろうが、復帰できれば選手選考時の選択肢が増えるという点で大きな意味を持つ事になる。

今節対戦の清水は、3節を消化したJ1で2勝1分の成績を残しており、得失点差で首位に立っている。3試合での5得点に関してはずば抜けて多いという事はないが、特筆すべきは1失点に抑えている守備面であろう。これは最終ラインのみの功績ではなく、トップに入るヨンセンからスタートする組織的かつ攻撃的な守備が功を奏していると見るべきだ。

攻守の切り替えの早さも目立っている。キープレーヤーは新加入の小野伸二。ためを作ることも、ダイレクトで前方にさばくこともできる選手だが、注目すべきは全体をスピードアップさせることのできる決定的な縦パスである。そういう点では攻守の切り替えの速さは警戒すべき点であろう。現場で観戦される方は目の離せない試合展開となりそうである。

ラインコントロールを信条としている川崎Fとしては、清水の早いタイミングでの縦パスとそれによるラインの裏への飛び出しには警戒が必要となる。またヨンセンをターゲットとしたサイドアタックへの対処もポイントとなる。その点について小宮山尊信は「両サイドは向こうも上がってくるタイプのチームですし、主導権を握られないようにしたい」と話していた。そして「ただ、いろいろな展開があると思うので、その都度考えてやりたい」と柔軟な対応について言及もしていた。

いずれにしても攻守において非常にバランスの取れたチームである清水は、守備面で不安が残る川崎Fにとってはかなり難しい相手になりそうだ。試合間隔の短さに加え、この清水戦後に行われるアウェイでのメルボルン戦に向け高畠勉監督は「中3日で大変だと思うが、そういう点でエスパルス戦はポイントになると思いますね」と力を込めていた。リーグ戦でいえば連敗はしたくない状況にあり、さらにACLのグループリーグ生き残りをかけ、メルボルン戦に向けて勢いをつけるという意味でもこの清水戦が持つ意味は大きい。是非とも勝利で試合を終えたいところだ。

ところでこれは試合とは関係ないのだが、一言だけ。清水との関係の深かった大場健司さんが24日に他界された。清水戦や代表戦での再会と、そのひと時のサッカー談義は毎回楽しいものがあった。取材者として、書くべきことを恐れずに書く姿勢には同業者として敬服させられていた。まさに尊敬に値する先輩の訃報に対し、この場を借りて哀悼の念を表したいと思う。

以上

2010.03.26 Reported by 江藤高志
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