3月20日(土) 2010 J2リーグ戦 第3節
富山 1 - 3 大分 (13:05/富山/10,726人)
得点者:20' 森島康仁(大分)、24' キムボギョン(大分)、58' チェジョンハン(大分)、68' 朝日大輔(富山)
スカパー!再放送 Ch181 3/22(月)05:00〜(解説:安井孝志、実況:牧内直哉、リポーター:豊田麻衣)
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富山は昨季J1の大分に3ゴールを許し、格上の決定力をみせつけられた。目指すべきレベルを肌で感じた経験を次節に生かしたい。1万726人の観衆がJリーグ2年目のホーム開幕戦に集まった。過去最多の入場者数で、クラブとしてまた一歩前へ進んだ。ファンの期待に応えようとする気持ちがまだ果たせぬ今季初勝利への原動力になるはずだ。
強風の元で試合はスタート。風上の大分がロングフィードを織り込みながら強いグラウンダーのパスを正確に通して徐々にペースをつかんだ。皇甫官監督は「中盤でプレッシャーをかけ、ボールを奪ってチャンスを作る」ことを重視してMF菊地直哉を今季初めてDFからボランチに上げて起用。攻守の要ができたチームは、ショートパスをつないで前進しようとする富山を中盤のアグレッシブな守りで阻止し、カウンターから好機を作った。
大分の先制点は20分。中盤でボールを奪ってから素早くつなぎ、FW森島康仁がドリブルで左サイドから切り込んで角度のないところから二アに蹴り込んだ。昨年4月19日以来のゴールを挙げた森島は「シュートしか考えていなかった。振り抜くことだけを考えていた」と振り返る。一方、防ごうとしてシュートに右手を弾かれた富山のGK中川雄二は「(ゴール前に入ってきていた)中央の選手に気をとられ過ぎて対応が遅れた」と話した。
常にゴールを狙うという強い意識が直後の24分にも得点につながる。MFキム・ボギョンがミドルシュートで3戦連続の今季4点目を挙げてリードを広げた。相手のDFに当たってゴールインしており、富山の楚輪博監督は「前半の2失点はアンラッキーだった」と言う。しかし、「シュートを打つからこそラッキー、アンラッキーも生まれる。そういう勝負どころを分かっているのがJ1にいたチーム」と続け、レベルの差を表現した。
富山は後半、楚輪監督が「次の1点が勝負」と奮起を促し、MF木本敬介を投入。パスワークのテンポが良くなり、チャンスを作ってスタンドを沸かせるようになった。だが、後半13分に0−3となるダメ押し点を許す。大分は右サイドのFKからFWチェ・ジョンハンが頭で今季初ゴールを決めた。
富山は同23分に木本、FW石田英之とつなぎ、MF朝日大輔がクラブ通算50点目を決める。オフサイドにはなったが同42分、朝日のクロスにFW黒部光昭が合わせてゴールネットを揺らすなど終了までひるまず攻めたが、開幕2連敗となった。
大分はツートップが得点し、皇甫監督は「我々にとって力になる」と喜ぶ。オフは経営面の話題が先行しがちだったが、2連勝を果たして実力でJ2での存在感を示し始めている。菊池は「勝ち続けることで緊張感も持続する」と話した。
富山は2戦5失点だが、楚輪監督は「失点はしたが守りは崩されていない」と悲観していない。今季のテーマに掲げる得点力アップには一定の成果が認められている。初勝利を目指し、生みの苦しみは続く。監督会見で「これからも、さらにたくさんの声援でチームを後押ししてください」とサポーターにメッセージを送った。
以上
2010.03.21 Reported by 赤壁逸朗
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