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【J1:第3節 G大阪 vs 新潟】レポート:『白星』が欲しい両者の対決は、スコアレスドロー。攻撃の課題は次節に持ち越す。(10.03.21)

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3月20日(土) 2010 J1リーグ戦 第3節
G大阪 0 - 0 新潟 (16:03/万博/16,813人)
スカパー!再放送 Ch185 3/21(日)23:00〜(解説:長谷川治久、実況:寺西裕一、リポーター:竹島麻里子)
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快晴の万博記念競技場。ぽかぽか陽気に誘われて試合前からスタジアム周辺は多くの人で賑わいをみせる。キックオフは16時3分。連休もあってか、新潟サポーターも多数詰めかけた中で戦いの幕があける。

ガンバ大阪はMF佐々木勇人が今季初先発。15日に行われたステップアップリーグでもキレをみせていたとはいえ、18日の非公開練習で負傷した右肩の亜脱臼が心配されたが「自分にとってはチャンスでもあるので。出来れば出たいし、出るからにはチームの力になる仕事をしたい」という本人の気持ちの強さもあってだろう。右MFを預かる。システムは4-2-3-1。FWルーカスを1トップに据え、MF遠藤保仁はボランチではなく2列目の真ん中にポジションをとる。
対する新潟もGK東口順昭と、ケガあけのMFマルシオ リシャルデスが今季初先発。攻撃の軸がピッチに戻って来たことで、前節の課題とされた攻撃面にどのような変化が生まれるのか、期待がかかる。

今季未だ白星のない両者の対決ということもあってか、立ち上がりから『堅い』展開。メンバーをかえ、システムを変えて攻撃の糸口を見出そうとしたG大阪だったが、相変わらず攻撃の連動性がみられず、なかなかフィニッシュまで持ち込めない状況が続く。

「一人でゲームを決められる選手は前線に何人もいるので常に注意はしていましたが、今はまだ序盤戦ということもあってか、今日に関しては組織的な怖さは感じなかった」とは新潟DF永田充の試合後のコメントだが、まさにその通りで、前線にボールが入っても、2人目、3人目の動きが少なく、キープしている間に相手DFに囲まれボールを奪われたり、セカンドボールを簡単に新潟に奪われてしまったり。新潟DFを脅かすような攻撃がみられない。そうした状況に手を打つべく、西野監督が早々に動き37分、右肩を気にしてプレーしていたせいか、今ひとつアグレッシブな動きが見られなかったMF佐々木に代えてFWチョ ジェジンを投入。FWチョを1トップに、FWルーカスを右のMFに動かして攻撃に変化を見出そうとする。一方、新潟は守備意識も高く、ボールを奪ってからの速攻にも勢いを見せる。19分にはスタートからキレのある動きをみせていた右MFのMF?永哲のクロスにあわせてMFマルシオ リシャルデスがシュートを放つもこれはバーを叩いてゴールにはならず。結局、前半はシュート1本に終わったが、それでも徹底的にG大阪の右サイドを突いた攻撃は勢いを感じるものだった。

スコアレスで迎えた後半。G大阪は開始早々の6分にMF橋本英郎からの縦へのパスがうまくFWチョ ジェジンのもとに入り、ようやく決定的な形を作り出すが、FWチョの左足のシュートは新潟DFにあたってゴールラインを割る。だが、その後もMF安田理大の思い切りのいいミドルシュートがGKに弾かれるなど、フィニッシュで終わる攻撃が見え始めたこともあり、やや攻撃が勢いづく。そんな中、MFルーカスが左膝を痛めて途中交代。代わって古巣対決に意欲を燃やしていたFWペドロジュニオールがピッチに立つ。だがプレーは精彩を欠き、足元でボールを受けようとしすぎるせいか、前線に突っかけても簡単に新潟DFに弾き返されるばかり。それもあってわずか24分でFW平井将生と途中交代となり嫌な雰囲気が漂うが、そのFW平井がスピードを活かして新潟DFの裏のスペースを突くようになったことで、再び攻撃にリズムを見出し始める。80分にはMF遠藤、FWチョジェジンを絡めた『らしい』連携から、最後は右サイドから走り込んだDF加地亮が豪快なミドルシュートを放つが、これはバーに嫌われてしまう。

対する新潟の後半は、仕掛けの回数こそ相変わらず、さほど多くはないものの集中力の感じられる守備から、機を見た効果的な攻め上がりが目立つ。76分にMF?に代わって今季初めてピッチに立ったMFミシェウも「ミシェウをいれることでテンポの違う攻撃をしたかった。」という黒崎久志監督の期待に応えるかのようにゴールへの意欲が感じられるパフォーマンスでアピール。試合終盤にはそのMFミシェウが思い切りのいいシュートを放つが、残念ながらサイドネット。更に3分間のロスタイムに入ってから放たれたFWマルシオ リシャルデスのシュートもバーを叩き、ゴールネットを揺らすことはできず、その直後に試合終了のホイッスル。共に『攻撃』に課題を残すチーム同士の対決は“スコアレス”の結果が物語るように、課題を次節に持ち越す中で終了した。

以上

2010.03.21 Reported by 高村美砂
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