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【J2:第3節 徳島 vs 千葉】プレビュー:その成長は本物か!?千葉と激突する今節は徳島にとってそれが問われる大事な一戦。(10.03.21)

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3月21日(日)J2 第3節 徳島 vs 千葉(13:00KICK OFF/鳴門大塚チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch181 12:50〜(解説:田渕龍二、実況:榎本真也 、リポーター:分林里佳)
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今週のトレーニングに励むチームから伝わってきたのは充実感と明るさ。しかもそれらは過去にないほどの強さだったと言えよう。ただ、それもそのはず。徳島はJ加入以来初の開幕2連勝という好結果に加え、いずれの戦いでも今季自分たちが追求する攻撃的スタイルを発揮出来たのだから。実際前節終了後には自分たちの出来に人一倍厳しい眼を持つ倉貫一毅もが「全体のスピードが去年よりもあり、ゴールに向かって行けている」と確かな手応えをコメントとして残している。

しかし、だからと言って選手たちに緩んだ部分などは微塵も感じられない。それどころかボールを追うひとりひとりの動きは非常に引き締まっており、さらに美濃部直彦監督の指示を聞く眼差しは以前にも増して鋭いものだ。そう─誰もが分かっている。チームの成長が本物かどうか、それを真に問われるのがこの第3節であることを。
徳島は今週末、昇格候補筆頭の千葉をホームに迎える。

その今節の戦いを徳島側から考えればポイントとなってくるのはおそらくこの2つ。攻撃において素早く幅を作れるかと、守備の際のコンパクトさを90分保てるか、ではないか。
まず前者についてだが、やはり千葉のプレスは早く厳しい。それだけにボールを奪っても狭い局面での繋ぎに時間をかけてしまってはその餌食となり、組み立ての前段階で潰されてしまう。だからこそ徳島には早いタイミングの幅広い展開が必要となろう。それによって千葉に詰め所を絞らせず、また連動性の出しにくい距離も持たせて彼らのプレスを機能不全に陥れることが求められる。そこでキーマンとなってくるのは中盤の4人。青山隼と濱田武には広い視野と迅速な判断でのボールの散らしが求められるし、柿谷曜一朗や倉貫は先手を取る動き出しでワイドに開きそれを引き出さなくてはならない。そしてその上でチームの積み上げているSBが参加する形を作れれば、徳島はきっと勝機を切り開く効果的な攻めが出来るだろう。

またもうひとつのポイントである守備の際のコンパクトさに関して言えば、さすがに千葉は見付けたスペースを突くのが上手く、グループでも個人でもそこを有効に使ってくる。事実、前節では鳥栖が見せてしまった間延びから一気に流れを奪われ勝負を決められてしまっていた。そのことを踏まえると徳島もコンパクトさを失った時には千葉に致命傷を負わされかねない。確かに90分間それをキープするのはタフな作業であるが、それでも選手たちはDFリーダー三木隆司を中心にコミュニケーションを取り合っていい距離を保ち続け、危険な空間を作らないようにしなくては。

対して千葉とすれば当然その逆で、厳しいプレスによって高い位置でボールを奪い、深井正樹や前節2得点を挙げた米倉恒貴のスピードを活かして得点を狙いたいはず。さらには徳島が過去2戦で覗かせた後半途中のペースダウンを今節でも見せようものなら、そこにもすかさずつけ入りたいところだろう。そうして2連勝という結果を掴み、1年でのJ1返り咲きに向かう勢いの初速をここで一気に上げたいに違いない。

まだリーグは始まったばかり。これから迎えるどの試合も同等の重みがあるものだ。しかし今節の一戦が両者の序盤戦に大きく影響するのはきっと間違いなく、特に徳島は「組織力はもちろん個の力も相当高い(美濃部監督)」千葉相手にクラブ初の3連勝ともなる勝利を挙げられたなら、自分たちの成長をしっかり確認出来ることで進化へのさらなる歩みを進められるであろう。
いずれにしても注目度の高いこのカード。決して見逃せない。

以上

2010.03.19 Reported by 松下英樹
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