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【J1:第3節 山形 vs 浦和】プレビュー:37番目のホーム開幕戦。山形が今季初勝利をかけ、浦和を迎え撃つ!(10.03.21)

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3月21日(日)J1 第3節 山形 vs 浦和(13:00KICK OFF/NDスタチケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch180 12:50〜(解説:越智隼人、実況:小出匡志、リポーター:成田ひみこ)
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Jリーグ37クラブの大トリを飾り、山形がホーム開幕戦を迎える。乗り込んでくるのは浦和。すでにチケットは完売。またとないホーム開幕カードだ。昨年は第2節で名古屋を迎えての雪中試合となった天候が気になるが、今年は予想気温はやや高めで試合中の降雪はないものの、雨と強風がゲームに少なからぬ影響を与えそうだ。

ここまで1分け1敗。ホーム開幕戦で今季初勝利が欲しい山形は、開幕戦のオウンゴール以外、得点がない。昨年リーグ戦最後の4試合を無得点で終え、補強によって攻撃力アップをはかっているところだが、新戦力による大きな上積みはここまで見られていない状態だ。その攻撃が機能しきれないなか、ここまでの2試合とも前半の早い時間帯に先制点を許し、厳しい展開を強いられている。1試合を通して見れば手応えを感じる部分もあるが、キャプテンの宮沢克行は「『もうちょっとなんだけど』というところもあるし、『まだ全然うまくいってない』と感じる時間帯もある」とコンスタントに意思疎通ができないもどかしさを表現する。

最大のカギとなるのはフォワードと周囲の噛み合わせだ。フォワードにどのタイミングでボールを当て、周囲がどこまで的確なサポートを実現するか。それは、フォワードがどのようにボールを引き出し、サポートの状況を的確に判断できるかという問題でもある。今週行われた5日間のトレーニングのうち、3日間を攻撃練習に充てたが、そのほぼすべての時間をビルドアップ関連に費やし、攻撃時のイメージの共有はかなりの程度進んでいる。浦和の前線からのプレッシャーは厳しいが、ひとつ山を越しスペースが多い敵陣までボールを運ぶことができればシュートチャンスは確実にやってくる。前線の起点として期待された長谷川悠が前節で負傷したことは山形にとっては痛いが、昨年、浦和から2ゴールを挙げている古橋達弥が中盤からトップに戻り田代有三とコンビを組む。互いにスペースへ飛び出せるタイプで運動量も申し分ない。狙いどおりにボールつなぎ、厚みのある攻撃を実現したい。

開幕戦で鹿島にわずか5分で失点を喫し黒星スタートとなった浦和は、前節、5万人を集めた埼玉スタジアム2002で、19分にポンテのPKで挙げた1点を守り今季初勝利を挙げた。対戦相手、F東京の森重真人の退場で前半の最後と後半45分は数的に有利な状況で戦ったが、むしろ後半は攻めあぐねて追加点を奪えず、前半に6本を記録したシュート数も 3本にとどまっている。「向こうが1人少ない中で中途半端に追いかけて、後ろは押し上げなくて、中がポッカリ空くからラインが下がっての悪循環になっていた」と柏木陽介は共通意識のズレを指摘する。それでも、フォルカー・フィンケ監督は「後半に関して言えば、改善しなくてはいけないところはたくさんあります。しかし今日の試合が悪い試合だったとは一切考えていません」と勝利の意味を強調した。

F東京戦では、攻撃陣では今季初先発の田中達也がそのスピードを存分に発揮し、エジミウソンとともに前に向かう迫力を見せた。また、運動量とキープ力がある柏木が加わったことで前線はさらに活性化している。ポンテを含む4人のイマジネーションがフィットしたときには、ワンタッチパスが数本続いたあとにフィニッシュという華麗な形も見せている。田中やポンテが中央で絡む分、両サイドバックの攻撃参加も積極的で、F東京戦では宇賀神友弥の思い切りのいい突破がPKと先制点をもたらした。後半途中で平川忠亮が負傷したが、代わって17歳の岡本拓也がピッチに立つなどフレッシュな選手を恐れずに起用するのもフィンケ采配の特徴だ。

言うまでもなく、立ち上がりの時間帯はこの試合の大きなポイントのひとつ。浦和はハイプレッシャーで相手を一気に潰しにかかるが、山形がそれをかいくぐって敵陣にボールを運べるか。裏を返せば、試合終盤もそれとは逆転した見どころと言える。粘り強さで終盤にじわじわと攻勢を強める山形が、運動量が落ちる浦和のゴールにどれだけ迫れるか。浦和は選手交代を含めて攻撃の迫力をできる限り引っぱりたいところだ。

また、浦和は相手のサイドの起点に対し、思いきり横にスライドしてプレスをかけてくるのが守備の特徴のひとつ。サイドに起点をつくるケースが多い山形は、コントロールミスや連動の遅れでプレーに時間がかかるとたちまち狭いゾーンに囲い込まれてしまうため、早めに抜け出すか、相手を引きつけておいてフリーの選手へのパスで決定機をつくりたい。

山形にとって、昨年は2戦2敗のこのカード。ここで今季初勝利を挙げることができれば、今後への大きな弾みとなる。

以上

2010.03.20 Reported by 佐藤円
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