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【J1:第3節 清水 vs 神戸】プレビュー:両チームとも、今季目指すサッカーをどれだけ貫けるかがポイントになる一戦。清水はホームで連勝し、開幕ダッシュにつなげられるか(10.03.19)

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3月20日(土)J1 第3節 清水 vs 神戸(13:00KICK OFF/アウスタチケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch182 12:50〜(解説:澤登正朗、実況:田中雄介、リポーター:真鍋摩緒)
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ホーム2連戦の清水と今季初アウェイの神戸。前節では、清水がホームで内容でも結果でも手応えのある勝利(山形に3-0)ができたのに対して、神戸はホームで納得のいかない敗戦(広島に1-2)。対照的な状況にある両チームが、アウスタでどんな戦いを見せるのか。始まってみなければわからない要素もいくつかあって、非常に見どころの多いゲームになりそうだ。

ただ、ホームの清水にとっては、結果が何よりも重要な一戦。この後、川崎F、横浜FMという難敵とのアウェイゲームが続くこともあって、ここで勝点3が取れるかどうかは、リーグ序盤戦の流れを大きく左右する可能性が高いからだ。もちろん、ここでホーム2連勝を飾れば、スタートダッシュに向けてチームの勢いは大いに加速されるはずだ。
新システムの手応えも、まだ未成熟な部分は多いが、試合ごとに進化が見られ、まずまず順調と言える。ただ今回は、エースの岡崎慎司が前節で前歯を痛めて先発を見送る可能性が高く、DFラインにも入れかえがある見込みだ。
岡崎の代役には、3年目の大前元紀が入る可能性が高く、それが実現すればリーグ戦初先発。まだトップでの試合経験は少ないが、今季はキャンプから大いにアピールし、プレシーズンマッチの新潟戦(2月28日)でも、先発で起用されて持ち味を発揮。本人も、今季は「自信を持ってプレーできている」と語り、開幕の広島戦では交代出場で土壇場の同点ゴール(リーグ戦初ゴール)を決めた。高校ナンバー1ストライカーとして注目された逸材が、いよいよ本領を発揮しそうな気配が漂い始めている。それだけに、このチャンスでどれだけ良い働きができるかどうかは、本人にとってもチームにとっても本当に大きな意味を持つだろう。

DFラインに関しては、ここまで左サイドバックを務めていた児玉新がセンターバックに移り、攻撃力の高い太田宏介が左サイドバックに入る可能性が高くなっている。神戸の2トップは、高さはないが裏をとる動きに長けているため、その対応という意味では、ボスナーよりも児玉のほうが安定しているという長谷川健太監督の判断があったようだ。また太田も、指揮官にとってはできるだけ使っておきたい選手の1人なので、この機会に大いにアピールしてほしいところだ。
その他は、何かトラブルさえなければメンバーの変更はなさそうで、右サイドからの攻撃に関しては、小野伸二や藤本淳吾を中心にかなりコンビネーションも高まり、計算も立てやすい。それだけに、顔ぶれが変わる左サイドがどれだけ機能するかという点が、大きな注目点となる。

一方、神戸のほうは、前節の広島戦でエースの大久保嘉人が後半の45分間プレーし、完全復帰が近づいている。場合によってはこの試合で先発出場する可能性もあり、神戸サポーターにとっては、彼がどれだけ長くプレーできるかというのが、もっとも楽しみな部分だろう。あとは、開幕の京都戦でやれたバランスの良いサッカーを取り戻せるかどうか。もちろん、広島戦の反省もあるので、その点はかなり修正してくるはずだ。
今季の神戸は、昨年までよりDFラインを高く保って、積極的に高い位置からの守備を行なっている。少なくともホームの2試合では、けっして「引いて守りを固める」というイメージのチームではなかった。それをアウェイでも貫徹できるかという点は、大きな見どころのひとつとなる。

それに対して清水は、DFラインの裏をとるのがもっともうまい岡崎を欠くのは残念なところ。その中でどれだけ相手の裏を突いた攻撃ができるかどうか。その意味でも、大前にかかる期待は大きい。また、ヨンセンにハイボールを当て、そのセカンドボールを拾うことができれば、神戸もラインを下げざるを得なくなる。その意味では、ヨンセンへのサポートという部分も重要になってくるだろう。
ただし、単純に裏を狙って大きく蹴るだけでは、神戸の守備は崩せない。中盤で細かくボールをつなぐことや、前線にクサビのパスを入れていくことは、わずかなミスから神戸が得意とするカウンターを食らうことにもつながる。だが、それでも強気のパスを通して、相手を引きつけていかなければ、神戸の守備組織に綻びを与えることはできない。それができるかどうかという部分も、この試合の大きな注目点となる。
カウンターの恐さにひるむことなく、どれだけ自分たちのサッカーを貫けるかどうか。清水にとっては、今季の試金石となる戦いでもある。

以上

2010.03.19 Reported by 前島芳雄
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