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【J1:第2節 新潟 vs 磐田】レポート:追いつかれた新潟と、捕らえた磐田。セットプレーの攻防で勝点1を分け合う(10.03.14)

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3月13日(土) 2010 J1リーグ戦 第2節
新潟 1 - 1 磐田 (14:03/東北電ス/28,423人)
得点者:54' 大島秀夫(新潟)、78' 那須大亮(磐田)
スカパー!再放送 Ch308 3/18(木)08:00〜(解説:鈴木淳、実況:下田恒幸)
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新潟と磐田は1-1で引き分けた。新潟は後半9分、MF河原和寿のコーナーキックをFW大島秀夫がヘディングで押し込んで先制。磐田は後半33分、DF駒野友一のコーナーキックにMF那須大亮が合わせて追いついた。
ともに今季初の勝点を手にした。ただ、受け止め方は違っていた。「最後に追いついて勝点1を取れたことはよかった」。磐田・柳下正明監督はアウェイでの勝点ゲットを評価した。一方、新潟・黒崎久志監督は「勝点3を取れたと思う」。今季監督に就任し、初のホーム戦。白星をつかみ損ねたことに悔しさをにじませた。

新潟の先制点は理想的だった。ペースをつかみたい後半の立ち上がりに、2トップの一角の大島が決めた。河原の、左コーナーキックの速いボールをニアで捕らえてバッグヘッド。「勢いを持って、相手のところに飛び込もうと思っていた」。DFの間に割って入るように体を入れると、正確に流し込んだ。
開幕の川崎F戦、そしてこの試合と安定したポストプレーを披露した。そこに加わった今季初得点。個人的には上り調子にある。ただ、「ゴール前での攻撃の迫力がなかった」とチーム全体の攻撃には反省点を挙げた。

得点した直後の5分間、新潟はポゼッションで圧倒した。三門雄大のミドルシュート、曹永哲の突破、こぼれ球を拾っての攻撃。だが、ここで追加点を奪えなかったことが響いた。サイドチェンジが少なく、単調に同じサイドから攻めるパターンでは、磐田の最後の壁を破れなかった。
不運も重なった。後半30分、GK黒河貴矢がゴール前で味方と接触し右目の上を負傷。東口順昭と交代した。その3分後、磐田の左コーナーキックから那須にゴールを許す。「追いつかれて、精神的にダメージがあった」。内田潤は失点後に動揺したままゲームに入ってしまったことを悔やんだ。

今季のホーム開幕戦は、つかんだ勢いを保ちきれずに終わった。「ネガティブになる必要はない。いい形はあった。それを続ける」。キャプテンの本間勲が言うように、先制点を奪い、主導権を握ったイメージを表現し続けることが今季初勝利に結びつく。
一方、磐田のセットプレーは貴重な勝点につながった。後半33分、駒野の左コーナーキック。低い弾道のボールを、ニアに走った那須が足の裏で流し込んだ。「タイミングは合っていた。イメージ通り」と、してやったり。
開始前から降り続く雨と、水を含んだピッチ。本来のつなぐスタイルではなく、ロングボールを入れながら新潟のゴール前に迫った。自陣でボールを奪った時はカウンター。リードされても、それを繰り返し続けたことが終盤に入って効いてきた。得点の前の時間帯は、中盤でセカンドボールを拾い、チャンスを重ねていた。
なにより「連敗はしたくなかった」(駒野)というチームの意識が強かった。この試合で前田遼一が故障から復帰し、90分間ピッチに立った。勝点1の付加価値は高かった。

新潟は攻撃面で実力の一端と、課題が同時に現われた。磐田はアウェイで追いついて勝点を手にしたことで、勢いのきっかけをつかんだ。
開幕2戦目で経験したドローの中には、どちらにとっても今後の戦いに影響する要素が含まれていた。

以上

2010.03.14 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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