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スカパー!生中継 Ch184 13:50〜(解説:増田忠俊、実況:後庵継丸、リポーター:岡村麻衣)
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「開幕戦を迎えることができたのは、支えてくれた多くの方のおかげ。選手はピッチでプレーできる喜びを感じている。あとは結果を出すだけ」。開幕戦で柏に1−2で敗れた皇甫官監督に悲壮感はなかった。それは選手も同じで「結果は残念だったが、キャンプでやってきたことをゲームに出せた」(宮沢正史)と悔しさより、手応えを感じていた。クラブの経営危機、主力の大量流出などネガティブな話題が多かった今オフを乗り越え、大分がホームでリスタートを切る。
今週の練習では、守備から攻撃の切り替えの早さにポイントを置き、選手間の意識統一を図った。守備面では前線からプレッシャーを掛け、パスの出所を制限し、2列目、3列目の選手が挟み込む形をつくった。皇甫官監督は何度もプレーを止め、選手にポジションやボールの動きを細かく指示。選手も積極的に意見を交わし、コミュニケーションを図った。今季は、ポポヴィッチ前監督が目指したパスサッカーを継続しながら、ボールに対してアグレッシブにアプローチし、奪ったボールをダイレクトにトップに当てる縦に早いスタイルを目指している。柏戦では、両サイドのキム・ボギョン、東慶悟が思い切って前へ仕掛けていく形はできていた。あとは前線で起点をつくり、いかに良い状況でサイドにボールを回せるかという部分がポイントとなる。ただ、「チャンスはつくっていたが、決めるべきところで決めていれば」と菊地直哉の言葉の通り、最後の決定力という課題は残る。この部分は個の能力に委ねるしかないため、フィニッシャーのチェ・ジョンハンや森島康仁の奮起に期待したい。
対する岐阜は、倉田安治監督が目指すゾーンディフェンスが浸透している。開幕戦では前線からの守備でリズムを掴み、躍動した。PKを外しトーンダウンしたところで失点したが、後半途中に出場した嶋田正吾が攻撃に勢いをもたらし、開幕戦を逆転勝利で飾り幸先の良いスタートを切った。平均年齢は23・6歳と若いチームの脆さが出たが、結果を出したことで自信が深まりつつある。「走るサッカー」に勢いが加算されることだろう。「みんなが手を抜かず、しっかりブロックをつくっている。勢いのあるチームなだけに、先制点を奪われると相手を乗せてしまう。逆にウチが先制すればホームの利があるので勢いに乗れる」とは皇甫官監督。先制点がこの試合のカギを握りそうだ。
今季から試合数が少なくなったJ2で、上位を目指すには連敗は致命傷となる。開幕してわずか2試合目ではあるが、1年でのJ1復帰を目指す大分にとって明日は負けられない戦いとなる。
以上
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2010.03.13 Reported by 柚野真也