3月14日(日)J2 第2節 北九州 vs 徳島(13:00KICK OFF/本城)
スカパー!生中継 Ch181 12:50〜(解説:小野信義、実況:田中友英、リポーター:麻倉ももこ)
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開幕第2戦は、開幕戦と同じくらいに重みのある試合になる。徳島は勝てば連勝でさらに勢いづくことができるし、ホーム開幕戦となる北九州はJ2初得点、初勝利を狙って否が応でも熱が入る。開幕戦の呪縛はほぐれ、サイドに散らしたい徳島と、ピンポイントで好機を作りたい北九州のプレースタイルの違いも明らかに出てくるだろう。北九州で初めてプロサッカーの試合を観るという観客にも楽しみな試合になりそうだ。
北九州は開幕戦、硬さが取れず0−2で敗戦。劣勢の後半は池元友樹や宮川大輔を出して攻撃を厚くしたが、ベンチ入りメンバーを抑えたため、右サイドの日高智樹やボランチの桑原裕義を組み替えるなど苦しいゲームコントロールを強いられた。与那城ジョージ監督のコンパクトなサッカーを表現するためには中盤の安定が不可欠。ホーム戦ではベンチ入りの枠を一杯に使い、組み替えではなく単なる交替で劣勢挽回を図りたい。
手応えもあった。後半はボールが繋がるようになり、中盤からロングボールを入れたり、セットプレーで見せ場を作るなど北九州らしさも見えた。
課題は中盤のボール回しはできてもフィニッシュまで繋がらなかった点。昨季まで横浜FCでプレーしていた池元は「シュートが不足している。次は量産したい」、宮川は「形にこだわりすぎた。点を取らないと勝てない」とFW陣は軒並み反省する。開幕戦ではボールを持ちすぎて打てるべき時に打てなかったためチャンスを逃した。与那城監督も「FWは自分から顔を出し、シュートを打つ」ことが大事だと話しており、今節ではシュートにこだわった攻撃的なサッカーが見られそうだ。
ここに来てケガや調整遅れの選手も目立ち始め、特にタチコ、伊藤琢矢、片野寛理らDFに偏っている。開幕戦ではDFは冨士祐樹、長野聡、川鍋良祐、河端和哉の布陣で臨み、ミスからではあったものの2失点を喫した。与那城監督は「今のDF4人は期待できるし、(別メニューの)選手ももうすぐ戻ってくる」と悲観せず、今節も「自分たちのサッカーをやるだけ」と前を向いている。
徳島は草津と対戦した開幕戦で、PK献上の大ピンチもありながらGK日野優の好セーブにより1−0で勝利。開幕ダッシュを目指し勢いに乗る。今節も両サイドの平島崇と輪湖直樹を走らせて好機を作り、柿谷曜一朗らFWに素早く繋げて得点を奪うスタイルで、北九州のディフェンスを翻弄したい。美濃部直彦監督も与那城監督と同様に「自分たちのサッカーをしていきたい」と話しており、開幕の緊張がほぐれる第2戦では持ち味をいっそう引き出して得点を呼び込みたいところ。
試合は中盤から一気に前へと展開する北九州と、サイドへと展開する徳島との攻撃の違いが如実に表れるだろう。北九州はサイドを使われる攻撃はあまり得意ではないため、最終ラインまでずるずると運ばれると徳島に分がある。北九州としてはサイドに広げられる前の早い段階で有効なプレスをかけなければならないだろう。徳島は前戦からのプレスをかいくぐってボールを繋ぐことができれば、チャンスメークは難しくない。
徳島が押し気味に試合を運ぶ時間帯が多そうだが、注意したいのは北九州のセットプレーやロングボール。精度の高い佐野裕哉からのFKを身体能力の高い宮川が押し込むという流れは容易に想像できるだけに、不用意なファールは命取りになるかもしれない。
今節を楽しみに待つ選手がいる。徳島から北九州に移籍した大島康明と冨士祐樹だ。大島は「絶対に負けたくない相手。美濃部監督のサッカーも分かるし、もちろん徳島も自分のサッカーを知っているだろう。やりにくい面もあるし、やりやすい面もある」と話す。冨士も「見返してやりたいという気持ちもある」と古巣との対戦に燃える。
連勝か、初勝利か。気持ちを切らさずに最後までゴールを狙って戦えるかどうかが最後は勝敗を分ける。それぞれの思惑がぶつかり、目が離せない試合になりそうだ。
以上
2010.03.12 Reported by 上田真之介
J’s GOALニュース
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