3月7日(日)J2 第1節 鳥栖 vs 札幌(15:00KICK OFF/ベアスタ)
スカパー!生中継 Ch181 14:50〜(解説:サカクラゲン、実況:君崎滋、リポーター:ヨンヘ)
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開幕戦だからワクワクするのか、ワクワクさせるのが開幕戦なのか…。長くJ2を担当しているが、ワクワクしてしょうがない。その開幕戦が、今年もやってきた。読者諸兄も同じくワクワクしているに違いない。どんなサッカーを見せてくれるのか、誰がファーストゴールを決めるのか…、興味は尽きない。トレーニングマッチで見せたシュートミスも、失点も頭の隅に追いやってしまって、素直に今季のJリーグを見て楽しみたい。
11名の新加入選手を迎えて、全く新しいチームに鳥栖はなった。松本育夫監督が、4年ぶりに現場に戻ってきた。尹晶煥(ユン・ジョンファン)もヘッドコーチとして、ベストアメニティスタジアムに姿を見せる。昨季までの鳥栖のイメージを、今季の鳥栖で見つけることは容易ではない。それだけ、鳥栖の陣容は様変わりをしてしまった。それでも、目指すところは変わらない。悲願の『J1昇格』を成すべく、1月中旬からのキャンプでチームを作ってきた。
異例とも言える早朝練習や3部練習も、新加入選手が多いためにチームを作るためには“必然”だったのかもしれない。紅白戦で2タッチ以内の制約をつけたり、パス回し練習が多かったのも、“つなぐ”技術を上げることが目的であったのではなく、“連帯感”を持たせるためのものだった。その結果として、『ボールも人も“動かす”』ことができるようになった。
今季の鳥栖のキーワードは、『連帯感』なのである。
その『連帯感』を実践する戦士も準備が整った。
「求められていることはゴール。周りと連動してゴールに絡みたい」とFW豊田陽平は語ってくれた。
「両サイドDFが攻撃参加するのは今季の特徴。残った相手に対してボランチと声を掛け合ってゴールを守る」とCB飯尾和也も静かに語ってくれた。
「逆サイドの動きを見ながら、積極的にゴール前に入っていく」とMF野崎陽介は闘志を燃やす。
ポジション別にその目指すところは違っていても、語彙の中に出てくる共通点は『連帯感』。新加入選手が増えても、『連帯感』さえもって戦うことができれば、今季の鳥栖は要注意な存在である。
対する札幌も、2月中旬から熊本でキャンプを続けて調整を行った。これだけ長い合宿を行うと『連帯感』に問題があろうはずがない。昨季、若手を積極的に登用したこともあり、チームとしての土台はできている。そこに今季は即戦力の補強を行った。大きな違いは、2トップにしたことだろう。FWに近藤祐介が加わったことで、キリノの裏に飛び出しに加え、前線での“タメ”ができるようになった。中盤からの分厚い攻撃も加えた破壊力で今季を戦うに違いない。
あえて、不安な要素を挙げるとすれば、ケガ人が多くでたDF陣ではなかろうか。しかし、キャンプ序盤から対応できたことで、さほど心配することではなさそうだ。いずれにせよ、石崎信弘監督の目指すアグレッシブなサッカーを見せてくれるに違いない。
今季のJ1昇格を目論む両チーム。昨季は5位・6位とあと一つの“何か”が足りなかった。鳥栖に関わって7年目の松本監督と、昇格請負人として2年目の石崎監督…豊富な経験を持つ両監督が、今季のチームに“何か”を加えているのをご自分の目で確かめていただきたい。2010年度J2第1節鳥栖vs札幌は、3月7日(日)の15時キックオフである。
今年もJリーグが始まる。1993年のリーグ創設時のセレモニーが今でも忘れられない。マイヤー(当時はヴェルディ川崎)のゴールは鮮烈だった。
あれから17年、数々の名場面をJリーグは綴ってきた。今季はどんな名場面が綴られるのだろう。
サポーターやファンは、その歴史の生き証人になることを肝に銘じよう。
それこそが、主役である選手に届く最大の応援メッセージである。
サッカーを見て、語って、一喜一憂できる喜びを噛み締めたい。
サッカーに感謝する。
以上
2010.03.05 Reported by サカクラゲン
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第1節 鳥栖 vs 札幌】プレビュー:開幕ダッシュを目論む新生サガン鳥栖。『ボールも人も動かす』ことができるのか。2年目となる昇格請負人石崎監督率いる札幌を迎え撃つ。(10.03.07)
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