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【東アジア女子サッカー選手権2010 なでしこジャパン vs チャイニーズタイペイ女子代表】プレビュー:若手起用で新たな可能性を見出すか!?(10.02.10)

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2月11日(木)東アジア女子サッカー選手権2010 なでしこジャパン vs チャイニーズタイペイ女子代表(15:15KICK OFF/国立)
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中国を相手に2-0で勝利をおさめた初戦から中4日、11日になでしこジャパンはチャイニーズ・タイペイとの第2戦を迎える。

中国戦では、佐々木則夫監督はさまざまな試みを詰め込んでいた。まず、これまで安定した守備で左サイドを任されていた矢野喬子を右サイドに起用することで、思い切ったオーバーラップを武器にする鮫島彩を左サイドバックに据えて、二人を同時にピッチで機能させるチャレンジを行った。矢野と一つポジションが上がった近賀ゆかりのフィット感が増していくことが条件ではあるが有効なパターンの一つになる可能性はある。そしてアジアカップに向けて重要になってくるのが澤穂希とボランチを組む相方探しだ。中国戦では調子を上げてきていた宇津木瑠美を起用。「澤さんと自分のバランスを考えながら常にプレーしていました」という宇津木は佐々木監督のもと、前回のU-20女子ワールドカップでボランチ、センターバックなど要となるポジションをこなしてすでに佐々木監督の信頼は厚い。チームメイトでもある澤との相性が悪いはずもなく、及第点の動きを見せていた。また、途中出場ながら岩渕真奈もトップに入れて、中国の守備陣営にぶつからせている。同等の力関係を持つ中国戦でのチャレンジは、自分たちのミスによる攻撃やプレスの精細は欠いたものの、確実に結果は残した。

次の対戦相手は予選2位のチャイニーズ・タイペイ。北朝鮮が出場を辞退したため、急遽出場となり、今大会が東アジア選手権初出場となる。全体的に小柄ながらもここ数年で組織力を身につけてきたチームだ。初戦では、韓国を相手に前半の途中に集中力が切れて立て続けに3失点したものの、その後は持ち直し、後半は失点を1に抑えた。攻撃ではオーストラリアのWリーグで活躍するシュー・オー・ツェンを中心に繰り出されるカウンター攻撃には、日本は注意しなければならない。中盤でも意識統一されたプレスをかけ続けるチャイニーズ・タイペイ。パスサッカーを身上にする日本も、引いてしまわれては、容易にこじ開けることはできない。この遅攻におけるリズムとコンビネーションに関してはチリ遠征でも課題として上がったところだ。どのように組み立て、そして切り崩していくのかに注目したい。

日本は初戦で一定のチャレンジで手ごたえを掴んだこともあり、中一日で韓国との最終戦を戦わなければならないことを考えると、このチャイニーズ・タイペイ戦は若手を起用することが予想される。岩渕をはじめ、前線でターゲットとなる動きに定評のある高瀬愛実、突破力の木龍七瀬、ボランチで高い能力を見せた菅澤優衣香など、チャンスのある選手は多い。おそらく、佐々木監督は最大限に若手を起用してくるだろう。アジアカップに向けて最後のアピールとなるかもしれないこに舞台でどんなプレーを見せるのだろうか?

以上
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