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【東アジア女子サッカー選手権2010 なでしこジャパン vs 中国女子代表】プレビュー:連覇へ向けて東アジア女子サッカー選手権いよいよ開幕!(10.02.05)

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2月6日(土)東アジア女子サッカー選手権2010 なでしこジャパン vs 中国女子代表(15:30KICK OFF/味スタ)
TV放送:15:20〜フジテレビ系で生中継
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東アジアの頂点を決める東アジア女子サッカー選手権がいよいよ明日から開幕する。この大会はシードの3チームに、予選(5チーム参加)を勝ち抜いた1チームを加えた計4チームによって頂点が争われるもので、2年に一度行われる。女子が始まったのは2005年からで今年で3回目の開催となる。前回大会では日本が優勝し、日本女子サッカー史上初となるタイトルを獲った記念すべき大会でもある。

アジアの女子サッカーは強豪が東アジアに終結している。世界ランクではアジア勢のトップを行く北朝鮮、アジアのサッカーを最初に世界でアピールした中国、若い力が着々と実を結びつつある韓国、そして日本。世界大会への切符をかけてこれまでに幾度となく対戦してきた相手である。今大会では、直前に北朝鮮が出場辞退を表明し、予選2位のチャイニーズ・タイペイが繰り上げ出場となった。「北朝鮮と戦えないのは残念」と宮間あやも思わず口にしたのには大きな理由がある。この東アジア選手権は5月に中国で行われるAFC女子アジアカップの前哨戦となる貴重な大会だからだ。アジアカップは来年ドイツで行われるFIFA女子ワールドカップの予選を兼ねており、上位3チームにその出場権が与えられる。事実上、東アジアの強豪にオーストラリアを加えた5カ国による出場権争奪戦になることが予想される。そのアジアカップで対戦する相手とこの時期に公式大会で顔を合わせるというのはお互いに願ってもない機会となるわけだ。それだけに現在アジアの女王に君臨する北朝鮮との対戦が流れたことは残念ではあるが、チーム力を固める時期にある今、これだけの連戦を地元で開催できることは何にも変えがたい経験の場となるはずだ。

日本の初戦の相手は中国。いきなりの大物との対決だ。最近の対戦は北京五輪準々決勝。このときは日本が2-0で快勝している。中国が今回招集した選手たちはとにかく若い。「若すぎるかもしれない」と中国のシャン・ルイファ監督も自ら発言するほど、思いきった若手の起用を行った。もともとアジアでも屈指のフィジカルを持つ中国。そこに技術面でのトレーニングを積んだ。さらにブラジルやスペインなどに積極的に遠征を行い、実践で国際試合の経験も重ねてきた中国。その中でもキラリと光るのはトップのハン・ドゥアン、そして怪我から復帰したマー・シャオシューの二人。日本にとっては要注意選手だ。連携プレーだけでなく、個の打開力を持ち合わせるこの二人は日本の脅威となるに違いない。

しかし、日本も1月に行ったチリ遠征から今大会の直前合宿までのおよそ3週間にも及ぶキャンプを経てきている。これは北京オリンピック以来の長期キャンプだ。特にチリ遠征では、大会に参加しながらも2部トレーニングを敢行し、抜擢された若手選手になでしこイズムの刷り込みを徹底して行った。アメリカのWPSで磨きをかけてきた澤穂希、宮間らを中心に、彼女たちのいない日本で女子サッカーを引っ張ってきた大野忍や岩清水梓、矢野喬子といった北京五輪を経験してきている選手たちとの融合を図りながらチーム作りを行ってきた。また、今大会直前キャンプからは昨年のAFC U-19女子アジア選手権でMVPに選出された岩渕真奈も初招集され、なでしこデビューに期待が集まっている。「岩渕だけでなく、有力な若い選手がまだまだいます。期待してください」とは佐々木則夫監督だ。対中国としては、セットプレーなどの対応に時間を割いたという佐々木監督。最低限の分析はしたものの、基本的には選手たち自身での判断でプレーさせるというアプローチはチリ遠征から統一されている。チリではその“自身の判断”はシステムにまで及んでいた。少しのヒントを与えて、まずは選手たちに判断させる。「今の段階はこれでいいと思っています」という佐々木監督の狙いに選手たちはどう応えるのかという点にも注目したい。

北京五輪後、国内合宿をはじめ、ヨーロッパ遠征や親善試合などを行ってきたなでしこジャパンだが、“これが世界を獲る新チームだ”として初めてヴェールを脱ぐのがこの東アジア選手権だ。アジアカップを控えたこの時期に、お互いすべての手の内を見せる訳にはいかないが、ベース力、チーム力でも現段階の実力を把握することは十分できるはず。地元開催で大会連覇を狙うなでしこジャパン。国際大会で活躍する姿を国内で披露する機会が極端に少ないなでしこジャパンだけに、この舞台で無様な戦いを見せるわけにはいかない。そんなプレッシャーもある中で、中国を相手にどのような試合運びを見せるのか。そして、新たなヒロインは誕生するのか。なでしこジャパンの初戦は明日6日(土)、15時30分に味の素スタジアムでキックオフを迎える。

以上

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■東アジアサッカー選手権2010 決勝大会/東アジア女子サッカー選手権2010 決勝大会
2月6日(土)味の素スタジアム
15:30 なでしこジャパン vs 中国女子代表
19:15 SAMURAI BLUE vs 中国代表

2月7日(日)国立競技場
16:30 韓国女子代表 vs チャイニーズ・タイペイ女子代表
19:15 韓国代表 vs 香港代表

2月10日(水)味の素スタジアム
16:30 中国女子代表 vs 韓国女子代表
19:15 中国代表 vs 韓国代表

2月11日(木・祝)国立競技場
15:15 なでしこジャパン vs チャイニーズ・タイペイ女子代表
19:15 SAMURAI BLUE vs 香港代表

2月13日(土)味の素スタジアム
12:30 チャイニーズ・タイペイ女子代表 vs 中国女子代表
15:10 なでしこジャパン vs 韓国女子代表

2月14日(日)国立競技場
16:30 香港代表 vs 中国代表
19:15 SAMURAI BLUE vs 韓国代表

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