12月5日(土)J1 第34節 神戸 vs 磐田(15:30KICK OFF/ホムスタ)
スカパー!生中継 Ch363 15:30〜(解説:相馬直樹、実況:土井敏之、リポーター:新井麻希)
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ともに今季は上位争いに絡めず、不完全燃焼に終わった14位神戸と12位磐田。その両者が、今季の公式戦ラストゲームとして、神戸のホーム、ホームズスタジアム神戸で顔を合わせる。
神戸は前節を終えて、ようやく最低限の目標だったJ1残留を決めた。しかし、自力で勝ってというわけではなく、16位柏が引き分けたことによる他力での結果であり、アウェイでのF東京戦では終了間際の失点で0-1と敗北。なんとも後味の悪い形で、吉報を聞くことになった。これで今季の神戸のアウェイ戦での成績は、2勝3分け12敗。通算では10勝8分け15敗ということから、見ても分かるとおり、敵地で勝てなかったことが、今季の低迷に直結している。
それでも、神戸の今季最後の舞台は得意のホーム。第2節では川崎Fに須藤大輔、松橋章太のゴールで2-1と逆転勝ちした。第7節ではG大阪を茂木弘人の2得点などで3-1と振り切った。好調だった8月、第22節で鹿島には大久保嘉人の0分ゴールで1-0と勝ち切った。第24節浦和にはキックオフからお家芸とも言えるショートカウンターを炸裂させて、吉田孝行の2得点と河本裕之のゴールで3-2と競り勝った。ホムスタではいくつも劇的な試合を見せ、勝利の雄叫びをあげ、神戸讃歌に酔いしれた。その舞台で、2007年、08年ではできなかった最終戦勝利をぜひとも成し遂げて、シーズンを締めくくりたいところだ。
鍵を握るのは、やはり主力となる2人。チームのエースでもある日本代表FW大久保。そしてボランチの韓国代表MF金南一。第32節横浜FM戦では、代表戦帰国後のタイトなスケジュールのなか、途中出場で抜群の存在感を発揮した彼らの力が、今節でも欠かせない。逆に言えば、彼らがチームの生命線であることは確かだ。
思えば前回の対戦、第9節では、0-1とはいえ、シュートを23本も浴びせられるなど敵地で磐田に完膚無きままに叩きのめされた神戸。ただし、そのときには大久保はVfLヴォルフスブルク(ドイツ)に在籍中のため不在で、金は本調子ではなかったためベンチスタートとなり、75分からの途中出場にとどまっていた。あのときとは、監督も代わり、戦術も変わり、大久保と金の看板選手も万全の状態で揃った神戸。2度と同じ過ちを繰り返さないためにも、彼らを中心にチーム一丸となって勝利を、リベンジを目指す。
しかも、磐田との勝点差は2。ここで勝てば、順位を上回ることができる。2度の監督交代など、ふがいないシーズンとなった神戸にとって、せめて最後は順位でも1つでも上げられるよう、来季につなげる戦いをしたいものだ。
対する磐田も、昨シーズンよりは早くJ1残留を決めたとはいえ、今季も11勝7分け15敗と負け越し。ここ5試合では、AFCチャンピオンズリーグに出場していた強豪、鹿島、名古屋には引き分けるも、新潟、浦和、広島に3連敗。自ら上位進出、賞金が出る7位以内への道を閉ざしてしまった。
だがしかし、そのなかで、得点ランキングトップに立つ日本代表FW前田遼一はコンスタントに活躍し、ゴールを量産。前回の神戸戦でも決勝点をあげたストライカーが、得点王を確定させるためにも、今季の有終を自らの得点できっちり決めたい。また、日韓代表対決という意味では、神戸の大久保、金に対して、磐田にはこの前田、そして前半戦のJ1を席巻した韓国代表FWイ グノがいる。2009年シーズンもっとも爆発的な2トップとして、その評価をさらに知らしめるためにも、彼らは神戸守備陣に襲いかかることだろう。
改めていうが、これがこのチームでできる最後の試合となる神戸と磐田。クリムゾンレッドのサポーターにも、サックスブルーのサポーターにも、チームを去りゆく選手、スタッフたちのためにも、白星で幕引きと行きたいところ。上位という目標が叶わなかった今、2009年、お互いにこの試合こそが最も重要となる。
以上
2009.12.04 Reported by 前田敏勝
J’s GOALニュース
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