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【J1:第34節 清水 vs 名古屋】プレビュー:互いに意地を見せたい最終節の東海決戦。清水はホームで連敗を止め、今季の集大成を見せられるか(09.12.04)

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12月5日(土)J1 第34節 清水 vs 名古屋(15:30KICK OFF/アウスタ
スカパー!生中継 Ch177 15:20〜(解説:三浦泰年、実況:桑原学、リポーター:真鍋摩緒)
勝敗予想ゲーム | 皆の投稿で作るスタジアム情報
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リーグ戦上位クラブ 直近4節の試合結果
第30節第31節第32節第33節第34節
清水●1-2 F東京●0-5●0-2 G大阪●0-2 横浜FM名古屋
※J1リーグ戦は賞金が授与される上位7位以内に位置するクラブの試合結果を掲載しています。
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 第28節の時点で首位に立ちながら、その後大きく失速してしまった清水と、AFCチャンピオンズリーグでは今季のJクラブ最高のベスト4に進んだものの、Jリーグでは低迷した名古屋。その2チームが最後にプライドをかけて戦う東海決戦。この後、天皇杯準決勝で戦う可能性もある両チームだけに、中位対決とはいえ、注目すべき要素が多い戦いとなる。

 とくにホーム・アウスタでリーグ最終戦を迎える清水にとっては、何がなんでも自分たちの意地を見せなければいけないゲームだ。10年ぶりに首位に立った直後の5連敗は、長谷川体勢でのワースト記録。しかも、それが優勝争いのもっとも大事な時期だっただけに、サポーターの失望も大きい。それだけに、連敗したままリーグ戦を終えることだけは許されない。
 さらに、まだ4位でフィニッシュする可能性はわずかながら残されており、そうなればACL出場の可能性もわずかに高まる。もちろんACLという意味では、天皇杯でも本気でタイトルを取りにいくだけに、それに向けてチーム状態を上向きにするためにも、ここで何としてもひとつ勝っておきたいところだ。
 「今年の集大成を見せたい」と岡崎慎司が言うように、清水にとっては、順位うんぬん以上に自分たちの意地を見せたい、見せなければいけない一戦だ。

 ただ、今年のベストパフォーマンスを見せるというのは、現在のチーム状態からすると難しい面もある。蓄積した疲労の影響がチーム全体に出ており、伊東輝悦、ヨンセンらのベテラン組はベンチスタートが多くなって、調子を落としている選手も多い。とくにセンターバックの岩下敬輔は、ここまで右足首の捻挫が完治しないままプレーしていたが、今週の練習で左足首も捻挫してしまい、最終戦の出場は困難となった。代わりに平岡康裕が先発することになりそうだが、本来の姿とは異なるDFラインで、名古屋の強力FW陣に対処しなければならない。
 それでも、チームの底上げができていることを示し、苦しい中でも勝ちきる力があることを証明できれば、この1年でチームとして成長したことの裏づけとなる。それは当然、今季の集大成を見せることにもつながる。
 その意味では、長身FW・長沢駿の成長は大きなプラス。攻撃では、後方からのパスに積極的に顔を出し、長い手足を生かしながらボールをキープして基点となり、クロスに対しても高さという武器を発揮。守備でも、チームコンセプトに忠実なチェイシングでパスコースを制限し、後方の選手をよく助けている。11月14日の天皇杯4回戦(甲府戦)ではプロ初ゴールを決め、前節・横浜FM戦ではリーグ戦初先発。この試合でも先発起用される可能性が高く、「大勢の日本平のファンの前で点を取りたい」と言う長沢は、貪欲にリーグ戦初ゴールを目指すはずだ。
 ゲームを作る役目を担う兵働昭弘の復調も明るい材料だ。横浜FM戦では、彼らしい惜しみない動きとミスの少ないプレーが戻り、ボールによく絡んでいたことにより、チームとしても攻撃の流れが非常に良くなった。この試合でさらに彼の調子が上がってくれば、清水らしい攻撃が見られるシーンも多くなるはずだ。
 前線からプレッシャーをかけ、高い位置でボールを奪ってファストブレイクというシーンも増えてきたので、それをさらに増やし、自分たちの流れを作っていく。序盤からそうした展開に持ちこめるかどうかという点は、清水サポーターにとっては大きな見どころとなるだろう。

 一方、名古屋も、勝てば順位で清水を逆転し、数字上では最高で5位に上がる可能性もある。また、2年連続のACL出場を果たすために、天皇杯で優勝したいという思いは、清水同様非常に強い。さらに、ストイコビッチ監督が就任してから、清水には3戦全勝と相性も良い。
 チームにフィットしてきたブルザノビッチを出場停止で欠くのは痛いが、攻撃の駒は豊富に揃っている。前節で結果を出した3トップ気味の布陣で、攻撃的に戦ってくる可能性も十分にあるだろう。
 その際に、ケネディの高さを清水のDF陣がどれだけ抑えられるかというのは、大きなポイントになる。組織できっちり守れていたとしても、単純なクロスから単純に高さで決められてしまえば元も子もない。地元清水商高出身のDF・平岡康裕にとっては、大きなプレッシャーがかかるゲームではあるが、自分の力をアピールする大きなチャンスでもある。
 セットプレーでも名古屋が高さで上回っており、ここも清水としては踏ん張りどころ。非常に難しい戦いになることは間違いないだろうが、清水としては本当に『男を見せる』べき正念場だ。

以上

2009.12.04 Reported by 前島芳雄
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